ロサンゼルス野球観戦記 ③(エンゼルススタジアム観戦1試合目・プレゲームツアー編)
① 準備編はこちら
② 出発~ドジャースタジアム観戦編はこちら
エンゼルススタジアムで観戦に向けて
ドジャースタジアムでの観戦という前座(私個人的には、ドジャースタジアムの方が本番でしたが……)を終え、いよいよエンゼルススタジアムでの観戦です。
対戦相手は、ボルチモア・オリオールズ。私が20年前に初めてメジャーリーグを観戦したチームであり、2023年シーズンは競合揃いの地区で首位を走る(9月29日に地区優勝決定)強豪チームとなっています。私はエンゼルスよりはオリオールズに思い入れがあるので、オリオールズのキャップをかぶっていきました。
試合開催前に球場のオフィシャルショップへ!
試合はいずれもナイトゲーム。せっかくなので試合開始前にエンゼルススタジアムに歩いて向かってみました。
グーグルマップの目測通り、ほぼ15分でした。
大きな帽子が見えてくると、テンション上がります。
ついでに、試合開始前にオープンしているチームストアで買い物をします。
スタジアム正面入り口付近にあるチームストアは、試合開始の約5時間前までオープンしています。試合開始後はものすごく混雑しますので、このチームストアで買い物をしたい方は、写真撮影も兼ねて試合開始前に1度スタジアムを訪れることをお勧めします。
人気があったのはやはり、レプリカジャージー。大谷さんの背番号を張り付けてもらうお客さんが並んでいました。私はもちろんそれは買わずに、友人へのお土産用に安価なシャツと帽子を購入。母親はパーカーやラリーモンキーなどいろいろ購入していました。
日本ではほぼ見かけない商品ばかりなので、見ているだけでも楽しいです。
そういえばこの日ちょうど、ムロツヨシさんと小泉孝太郎さんがロケしてました。スタジアムの前でトークしたり、チームストアで買い物をしたりしてましたよ。
ひとしきり買い物が終わったら、いったんスタジアムを離れ、Uberを使ってWalmartに行きました。
食料品を仕入れるのと、何かトレカ商品がないかなーという両面でした。
だだっ広い店内は迷路のようで、両親とはぐれかけました(笑)。お目当ての一つのトレカは残念ながらMLBものは在庫が少なく、何も買わずじまいでした。
ホテルに戻って一休み。ドジャースタジアムでも体験した「Pregame Tour」参加のため、再び、スタジアムへ向かいます。
Pregame Tour!
ドジャースタジアムでも参加したPregame Tourをエンゼルススタジアムでも開催していたので、参加しました。
試合がある日に行われる「Pregame Tour」は、試合開始の3時間前に始まります。私が観に行く日は18:38スタートだったので、15時45分ごろにスタートでした。値段は一人当たり50$(当日の試合観戦チケットが必須です)。
日本からの観光客が多いこともあり、私が参加した回は「英語」「日本語」のグループに分かれました。それぞれ15人くらいの参加で、思ったほど多くなくてゆったりと参加できました。
メニューは上記のページにも記載されていますが、
ワールドシリーズとMVPトロフィーケース
中央の岩の後ろで記念撮影
エンゼルスのバッティング練習やウォーミングアップの見学
といった感じです。ドジャースと比べ、ツアーではなくても見られるところが多かった印象でした。となると目玉はやはり、打撃練習やウォーミングアップでしょう。
そう、まさにこの瞬間が山場だったのです。
練習風景見学の瞬間に目に入ってきたのは、この方でした。藤浪晋太郎さんです。
おおー、と歓声を上げ、ホームベースの方に目をやるとバッティングケージが。打撃練習をしています。しばらく見ていると……来ました。
大谷翔平さんです。
私の母親のテンションはマックスとなり、黄色い声を上げます。大谷さんは快音を響かせ、ホームランを連発。ガイドさんによると、大谷さんがエンゼルススタジアムで試合前の打撃練習をするのはシーズン2回目とのこと。激レアシーンに立ち合うことができ、私もさすがに興奮します。
ところが……。
え….…。
まじか……。
いや実はこのシーン、スタンドから見ていたんです。練習中に急に大谷さんがベンチに引き上げたので、母親が「あれ、大谷さん下がっちゃった」と発言していたんですね。その時はさほど気にしていなかったのですが、のちにそれが、これだったと判明……。
この瞬間の母親の落胆といったら無かったですね。この瞬間以降、大谷さんは1度も試合に出場しないまま、今シーズンを終えることになりました。来シーズン、大谷さんがエンゼルスのユニホームを着ない可能性がかなり高いことを考えると、大谷さんがエンゼルスの選手として打撃練習をする最後の瞬間だったのかもしれません。その意味では非常に貴重な瞬間を目撃できたわけですが、「試合で観たい!」と思っていた母親からすれば落胆するですし、「大谷さんを見せたい」と思って連れてきた私としても、非常に残念ではありました。
オリオールズの選手にサインをもらう!
Pregame Tourが終わって自席を確認してからは、何とか選手に近づいてサインをもらえないかチャレンジする時間が始まります。日本滞在中に詳しい方(Yuyaさんありがとうございました)にご助言をいただいたうえで、私はオリオールズ側に狙いを定め、1塁側の外野付近最前列に位置取り、選手の動向を追いかけました。すると、1人の選手がスタンドに近寄ってサインをされている様子を目撃。これはチャンス!と向かい、見事にサインをゲットすることができました。
サインをくれたのは、Ryan O'Hearnさん。今年、ロイヤルズから移籍してきた一塁手。打撃好調で打率3割前後をキープし、中軸を担っています。
なお試合開始直前、スーパースターのAdley Rutschmanさんも一瞬、サインされていましたが、残念ながら立ち会うことはできませんでした。この日、彼は休場だったこともあると思います。今思えば、チャレンジすべきだったかなあ、、、と少し後悔しています。
いよいよ試合開始
試合前に「天国から地獄のような気持ち」(母親談)を味わった状態でしたが、気を取り直して観戦です。観戦した場所は、124セクションのV列。本塁~1塁の間くらいにある位置で、肉眼で投手と打者が一望でき、とても見やすい席です。双眼鏡を使うとエンゼルスベンチもよく見え、トラウトさんの姿も目撃できました。
両親のために、ちょっとしたサプライズを用意しておりました。
50$を支払うと、特定のメッセージを電光掲示板に掲載できるサービスがあります。レフトポール・ライトポール近くの掲示板に試合中、繰り返し表示されるものです。両親の還暦祝いも兼ねているので、せっかくなので、と申し込みました。
両親も喜んでくれたので、良かったです。
球場飯!おすすめはヘルメットナチョス
観戦の楽しみの一つ、球場飯。両親はホットドッグを注文し、私はヘルメットナチョス(21$)を購入しました。ドジャースタジアムの倍近い値段ですが、その分、様々な具材がたくさん入っています。肉(チキンがビーフを選べます)▽豆▽アボカドディップ▽トマト▽ハラペーニョ▽チーズ+後添えのサワークリーム。ちなみにお店で入れたいものを選べますので、取り除いてほしいものがあれば選択できます。私を含めてほとんどのお客さんが「All」と言ってはいましたが。野菜も肉も含まれているので、これで晩御飯代わりになります。なお量はめちゃくちゃ多いので、ご注意ください。
食べ終わった後のヘルメットは持ち帰ることができます。もし持ち帰り希望の方は、ビニール袋や汚れをふくためのアルコールティッシュなどを持参するといいですね。
肝心の試合は……!
さて試合はというと、エンゼルスがMoniakさんのタイムリーツーベースヒットで先制するものの、オリオールズが3回に3本のタイムリーヒットであっさり逆転。4回にGrichukさんのホームランで詰め寄りますが、7回に新人王最有力候補のGunnar Hendersonさんによる3ランホームランで追撃。これが決めてとなり、オリオールズが勝利しました。
この日はRutschmanさんは出場しなかったのですが、将来のサイ・ヤング賞候補とも言われるGrayson Rodriruezさんの圧倒的な投球、HendersonさんやWestburgさんのファインプレーも見られて、ものすごく楽しむことができました。
大谷さん不在を嘆きながらも、充実の気持ちで帰路につきました。
おわりに
参考になりましたでしょうか。
次回も引き続きエンゼルス戦観戦の様子とともに、カードショップの訪問記を書きたいと思います。
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