楽しいマタニティライフどこ?
去年のクリスマスに妊娠が分かり、年明けには双子と分かり、つわりに苦しみ仕事を2ヶ月丸々休み、仕事復帰して怒涛の3月1ヶ月間を走り抜け、、、、
4月からまた仕事休んで入院、退院、入院、現在に至ります。
いや、4月からもバリバリ働く予定でした。産休は双子は14週前から取れるので5月の下旬からなんです。本当は。なのになぜわたしは今病院のベッドの上にいるんだろう?もはや悲しみもなーんにもないのだけど、一応今の気持ちを残しておこうと思います。
まず転院先の割と大きな病院に1ヶ月半ほど通いました。実は転院前に双子が発覚した時から、『2人の大きさに少し差がある』とは言われていました。そして詳しく診てみないと分からないけど胎盤を共有してるMDツインの場合、双胎間輸血症候群(TTTS)という症状になってしまう場合がある、ということもなんとなく聞きました。でもそのときのわたしは双子だったことの驚きとつわりの苦しさでそれどころじゃありませんでした。お母さん代わりに聞いといてくれよ、ってくらい精神、肉体共に疲弊でした。
そして大きな病院でもつわりと闘いながら通い、つわりがようやく落ち着いた頃、先生からこう言われました。
「あのね、これから大事な話をするね。
赤ちゃん2人に大きさに差があることはいつも伝えてきたんだけど、正直僕は小さい子がこのままダメになっちゃうんじゃないかと思ってた。でもここまで差がありつつも2人とも成長してきたんだよね。だから、ここまできたら真剣に考えなくちゃいけない。あ、もちろん今までも真剣に考えてたんだけど、、、産まれた赤ちゃんに万が一のことがあったときこの病院では診れません。だからNICUのある病院に転院してもらいます。」
ん??????
突然の宣告で、頭真っ白でした。もちろんその病院で産む!って思ってたし、慣れてきたとこだったからショックもあった。でもそれ以上に、双子ちゃんたちは大丈夫なのか?という気持ちも暴走しました。
そして設備の整った大学病院に転院が決まりました。
初受診は3月30日。仕事は有給をもらいました。
そしてすぐに
「う〜ん、、早めに入院したほうがいいね」
頭の中がぐちゃぐちゃでした。。。。
だって明後日から新年度で、、今日だって新年度の準備しなきゃいけないところを有給もらって、、てか1月2月丸々休んで迷惑かけて、、5月下旬から産休入るし、、この1ヶ月半でできることたくさんやってこうと思ってたのに、、、
1日の猶予をもらい、4月1日から入院することになりました。
3月31日
職場の先生たちに報告して申し訳ないと伝え、支えてもらった感謝も伝えて、、子どもたちにも元気な赤ちゃん産むためにお休みするね、と伝えて、、保護者にも早めの産休に入ることになったと伝えて、、先生たちにたくさん温かい言葉かけてもらったし、保護者の方にも先生頑張ってね!って応援してもらっちゃって、、、まだまだ産まれないんだけどなあ。わたしは何を頑張るんだろう。まだ働きたいんだけどなあ。って寂しさが込み上げて。
でも泣いてる場合じゃないってことはわかってるから、割り切っていざ入院。
入院してすぐに説明されました。旦那も呼んで。
・双胎間輸血症候群(TTTS)疑いであり、羊水深度や血流異常がないかをこれから診て行くこと。
・もし条件が揃えばレーザー治療が可能であるが、この病院では設備がないので、大阪の病院に行ってもらうこと。
・レーザー治療の適用は妊娠26週までなので、それを越えてから進行が見られた場合には帝王切開で赤ちゃんを出して治療する可能性もあること。
・とりあえず毎日様子を見て落ち着いていれば一旦退院。通院に切り替えてまた進行が見られれば入院になること。
ざっとこんな感じでした。
まだ実感がなさすぎて『へぇ〜』って感じで聞いてた(ダメ親)
そしてもう一つ、妊娠糖尿病と診断されました。
入院初日から糖尿食。毎食前後と眠前の1日7回の血糖測定。
あ〜、わたしあんなにつわりがつらかったのに、結局は体重10k落ちて、まだ戻ってないのに、、、つわり終わってから暴飲暴食してたからかな?だから赤ちゃんTTTSになったのかな?本当にダメな親だ。せっかく2人も来てくれたのに申し訳なさすぎる。
最初はそう思いました。
でもいろいろ調べてるうちにそんな考えもなくなりました。もともと父方は糖尿の家系だし、妊娠糖尿病は遺伝的な要素も大きいらしいし、双子だし。TTTSとは関係ない(はず)よねー!
メンタル強めなんで立ち直り早かったです。
血糖値はやはり高かったため1日の食事を6回に分ける分割食もスタート。味薄いのはもともと嫌いじゃないから耐えられるんだけど、なんせ入院前に食べてた量から比べたらめちゃくちゃ少なくて、お腹すいてどうしようもなかったです。しんどかった。
そして4月10日。退院!
退院して外の空気が吸えること、自由に動けることがすごーく幸せだったのですが、、、
ただひとつつらかったこと。食事。
病院にいたら出されたもの食べるだけでよかったのに、家だといろいろ考えなきゃいけない。退院前に栄養指導を受けたときに思わず聞きました。「なにならいっぱい食べてもいいんですか?」と。野菜やお肉、お魚はいいよーと言われました。炭水化物、芋類、果物、あと意外と野菜ジュースとかも糖質高いから気をつけてと忠告。だから家ではごはんは125gを守り、野菜やタンパク質を多めにとってお腹を満たしました。で、間食ではカロリーと糖質と相談しながら食べて、、、
こんな生活ぜーんぜん楽しくない。。。
まだベビー用品買うには早いし、てか無事に2人とも産まれるかも分かんないし、基本的には安静に過ごしてねって言われてるから出かけるのも控えたいし
あれ?マタニティライフってこんなん?
そんなこんなで10日間、食事と格闘しているうちに、
「明日から入院。小さい子、苦しくなってきてるみたい。もしかしたら近いうちに大阪行ってもらうかも」
再入院を言い渡されました。
その場で先生にいろいろ聞きました。
「大阪行ったらどれくらい入院?」
『2週間くらいだと思う』
「こっち戻ってきてもまた入院?」
『それは治療の結果次第。この間治療してきた方は残念ながら1人ダメだったから、今は外来で診てる。2人とも大丈夫だったら入院は継続』
そっか、治療しても2人とも助かる保証なんてないんだ。
切羽詰まってやっと現実突きつけられた感じがして、帰りの車で運転しながら大泣きしました。妊娠してから初めて泣きました。今までどんなにつわりつらくても泣かなかったし、転院なったときも入院なったときも泣かなかったけど、もしかしたら助からないかもしれないと思って涙が止まらなくなりました。退院してから安静にしてたつもりだったけど、ダメだったかな、苦しい思いさせて本当にごめんね、と赤ちゃんに申し訳なくて、いろいろ考えてまた泣きました。
でもやっぱり泣いてる暇なんてない。
(メンタル強め立ち直り早め)
一通り泣いてから「よし、もう泣かない」と決めて入院。毎日朝イチに診察してもらいお腹のモニターもとってもらい、そして血糖値が高かったためインスリンも始まりました。最初はインスリンに抵抗ありましたが、赤ちゃんに栄養を届けるために、インスリン打ってきちんと食べることが大事と割り切って腹に打ちまくってます。
入院して何日か目に「MFICUに入りましょう」と言われ、「なにそれ?」となったのですが、簡単に言えば妊婦の集中治療室で、半個室でほぼマンツーで丁寧に診てもらえる的な感じでした。ただ2週間しか入れないのでもう卒業して一般病棟に戻ってきましたが。
とにかく毎日異常がないか診てもらっていて、それ以外はどう暇を潰すかを考えながら過ごしています。だいぶ慣れました。
幸い入院してからTTTSの進行は見られず、ギリギリを保っています。
現在25w3d。
5月20日で26週を迎えます。
レーザー治療の対象ではなくなるので、大阪には行かなくてよくなるのですが、もしそれ以降進行したら、緊急帝王切開。
赤ちゃんは2人とも500gを超えているので一応出しても大丈夫みたいです。ただ、小さい方はギリ500gというところ。1週間での成長の差も出てきて、大きい子が100g以上増えているのに対して小さい子はあまり増えてないようです。大丈夫かな。
早く産まれることでのリスクも大きいです。障害が残ってしまうかもしれないし、途中でダメになってしまうかも。だからなるべくお腹で育てたいのだけど、、、こればっかりはわたしにはどうしようもなくて、なにもできないから悔しいです。
入院生活も長くなってきて、毎日インスタで美味しそうなスイーツやグルメを見ては、産んだらいっぱい食べよう!と意欲を高めてます。
どう転んでも夏には産んでる!退院してる!
あと長くても2ヶ月ちょっと!(のはず!)
だから今はツインズの成長をみて喜びつつ安堵しつつ、元気に産まれてくることを願いながら過ごしています。
わーとっても長くなっちゃった。
一年後に見たら、笑い話になってたらいいな。
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