「彼方へ」ソロパートに関する私記


やっほー

『彼方へ』がだいすきでヤッホーイなわたしです、どうもです。
この記事はそんな私がただただ彼方へのヤバさを思うままに書き綴った過去記事をリメイクしたものになります。

前の生息地から記事を引っ張ってくるのはナンセンスだって枕元で神様が囁くので、しょうがなくその意見を採用。でもお気に入りのものだけは許して、神様!!!
焼き増しはなんかヤなのでまたまたいじっています。読みやすくなっているといいな。

ツイートをちょいちょい挿みながらいきます。よろしく~


『彼方へ』

「untitled」Disk1、12曲目(2017年10月18日発売 )

さて、あなたは「untitled」を手に取り、『彼方へ』を聴いたことはありますか?そして「untitled」コンサート円盤はご覧になりましたか?

コンサートも終盤。証明が落ち、ペンライトも制御されて作り出された暗闇。
そんな中、地上から淡く暖かな光が放たれ、始まる『彼方へ』の物語。
表紙を開くときののようなワクワク感と、夜明けの静寂のなかで次々と生き物が活動し始めるような生命力を感じさせるイントロ。
そこに交わる大野さんの宇宙まで高く響き渡るような「Sing forever」。
櫻井さんの山の向こうまで響き渡るような「Evermore」。
そうして、5人の乗ったトロッコは風っ子のソロリレーと共にメインステージへと向かいます。
相葉さんのソロの途中から登場するのはおそらくスネアドラムで、このリズムと響きが、何かに向かって歩き出そうとしている人の背中をそっと押してくれそうです。
続く、サビ、山のソロリレー。そして、トロッコがたどり着いた先のメインステージで物語はクライマックスに。
キラキラと舞う銀テの向こうで、互いを見つめ、少し照れつつ、笑い合いながら「Don't stop music」と歌う姿からは、音楽だけでなく、様々なものに対する情が溢れ出ているようで……

はじまりの5人の位置、その後の動線、照明演出、歌声、表情、ファンの歓声。あの会場のステージを構成する全ての要素が、『彼方へ』自体が持つエネルギーと喧嘩することなくがっちりと合わさって、そのエネルギーを増幅させていました。それはもう、「演出」の二文字で済ませてはならない、このことを何か形にして遺しておかなければならないと、そんな使命に駆られてしまうほどのものでした。


では、それぞれのソロパートについて触れていこうと思います。



松本さん

地平へと続く夢 朝焼けが染まってく
We get a place to be 見果てぬ景色 望む瞳

ラストの「素晴らしいこの世界」の「世界」の音の抜き方がすっごい好き!

甘く温かく、どこか揺らぎのあった歌声に深みが加わり、とってもとっても素敵な歌声になりました。『パレット』で「そんな気持ちの精一杯」と精一杯歌っていた姿や、ラブソーのCメロの音が出ずに顔をしかめていた姿を見ることはほぼなくなりました。少し寂しいのはわがままってやつです。

「きっと夢が叶うところ…」

恐らく、5人の中で一番デビューに対し前向きだった松潤。覚えている限りですが、デビュー前からクリエイティブでいろんなことに積極的でした。
ならば、あのハワイで、フェリーの上で、これからのこと、夢、目標、希望を考えたはずです。きっと、とても貪欲だった16歳で、今も貪欲な37歳。
デビューしてから今までで、松潤はいくつ夢(目標)を叶え(達成し)、いくつ新しい夢(目標)に向かって走り出したんだろうか。
目標地に到達し、次の目標地へ。そうして一歩ずつ確実に進んで成長していき、地平へと目指していく。その地平にはなにがあるのだろうか。そこから何が望めるのだろうか。
肝心のその向かう先の地平は、朝焼けで眩んで見えない。でも、絶対的にその地平は明るくて、眩しいくらい明るい未来が待っている。

「We get a place to be」
行きたい場所にたどり着く、といったニュアンスでしょうか?
たどり着いたいくつもの地から見えた様々な景色は、お潤にはどう映りましたか?そこから何を感じましたか?
ありがたいことに、お潤はそこで得たものを次に活かしてくれる。それは嵐だったり、歌声だったり、コンサートでだったり、後輩でだったり、いろんなところからその努力が伝わってくるのでした。
そして、きっとまだまだこれからも、あの純粋で貪欲な瞳で、更に新しいことを、より魅力的な嵐と自分を見つけるために、ずっと先の地平を望んでいくんだなって、なんとなくそう思います。



相葉さん

誰しもが ただ1つ 名授かった日から
胸を打つ音色 呼応して奏でるフレーズ

さあ大変だ!説明なしでもきっと分かってもらえるはず。あの相葉さんが”命と名前”について歌うのだ。動物と共に生きてきて、動物の番組を持ち、獣医の役を演じた相葉さんが!

わたしたちはただひとつの名前を持ちます。もちろん、あだ名やハンドルネームなど、”=私”の名前はいくつも存在しますよね。でも、”私”の名前はひとつだけ。そしてそれは人間だけでなく、犬も、猫も、ハムスターも同じです。
産まれた瞬間、わたしたちは名前のないただの赤ちゃんです。親から名前を授かり、そこで初めて”私の物語”が始まります。たった1回きりの、"私の物語”です。
ペットショップのケースの中にいる犬は、名前のない(もしくは仮の名前がついている)ただの犬で、家族として迎え入れ、”ポチ”と名前をつけることで、”わたしとポチの物語”が始まります。
”わたしとあなたの物語”は、産まれた日ではなく、出会った日に始まるのです。

”胸打つ音色”は、心臓の拍動でしょう。どっ、どっ、どっ、っていう、あの心臓の音。その拍動は音楽のテンポと同じく、bpmという単位が用いられます。

「どっ、どっ、どっ、どっ、どっ、」
テンポジュースト、音楽がはじまります。

5人の歌声と踊る姿に強く惹かれ、その時に感じた「どっ、どっ、どっ、どっ、どっ、」
そうして私の"私と嵐の物語"は始まりました。



二宮さん

出逢えた悦び 感じ合い
さぁ 世界の最果てまでも響かせそう Wow

ニノミーの歌詞に関しては、「悦び」、ここに尽きるかなと思っています。そして以下のツイートですべて説明しつくした!!よくやった自分

心から湧き上がる出会えてよかったという悦びをあんな素敵な顔で歌うのなら、それだけでいいよ。



櫻井さん

今日の陽が昇るまで 音楽がコトバ以上
真心伝うこと 幾度となく見てきた

お潤のところに載せたツイートでもちょろっと触れています。恐らく、詳しく説明する必要はなくて、櫻井担であれば既に思っていることだろうし、きっと担じゃなくてもなんとなく感じているでしょう。

RAPで、報道番組で、バラエティ番組で、雑誌で、ジャニWebで、櫻井さんはいつでもどこでも、自分の言葉を大切にし、言葉の力を信じています。時には親友のように、またある時には武器のように巧みに扱います。5人の中でいちばん言葉と向き合って、大切にして、責任を持ってきました。
わたしたちはそんな櫻井さんの言葉を享受し、支えられ、励まされてきましたよね。本当に、もう何から何までありがとうございますと何度も伝えたい。

でも、それだけ言葉を大切にしていている櫻井さんでも、言葉では伝わらないことがあるんだと歌うんです。
言葉よりも、音楽が、人の心を動かすこともあるんだと。
それも「今日の陽が昇るまで」、「たまに」ではなく「幾度となく」、音楽にはそんな力あるんだと……。

そして、その事実を、愛おしいものを見るような、まるで「そんなこと、知ってるよ」と、「そんな当たり前のこと、今更騒ぐことじゃないでしょ?」……なーんて、そんなことを言いそうな表情で歌っていて。
その表情の裏には悔しさが隠れているのかもしれない。



大野さん

互いの思いを信じ合い
そう 未来は絶えず変わり続ける ”Because you are…”

ソロパート歌詞の中で、唯一ここだけが引用符と三点リーダーを用いてその先を隠しています。さて、そこに隠されたメッセージは何なのでしょう。

有名なフレーズがあります。

「I love you, because you are you.」

あなたを愛しています。なぜならあなたがあなただから。
直訳したら、こんな感じです。
このフレーズが伝えたいことは、「あなたはあなたのままでいいんだよ」、ということです。どんなあなたでも、わたしはあなたのことが好きだよ、と。

"Because you are…"の”…”には、きっと”you”が入る。

「変わり続ける世界の中で、
 あなたはあなたのままでいいんだよ」

しかも、この言葉を、他の4人ではなく大野さんが伝えてくれるのです。
あの、大野さんが。


あともうひとつ!

デビュー曲、『A・RA・SHI』の有名すぎるフレーズです。

You are my SOUL! SOUL! いつもすぐそばにある

未来は変わり続ける。どんな未来でも、どんな形でも、いつも嵐はすぐそばに、すぐそこに。



『かなたへ』

(ここでリモコンの ❘◂◂ボタンを押す)

"Because you are…"のふたつの案を踏まえた上で、冒頭に戻りましょう。

大野さんの宇宙まで響き渡るような「Sing forever」
櫻井さんの山の向こうまで響き渡るような「Evermore」

ツイートには”ふたりが向かい合って”と書きましたが、ふたりに限った話ではなく。
5人で向かい合ってかもしれないし、嵐とファンが向かい合ってかもしれません。
そんな感じで、『彼方へ』は、だれかと向かい合い、見つめ合いながら、「ずっと歌い続けようね」「ずっとね」と、”夜明けの静寂のなか”で、まるで何かに誓うように、祈るように始まります。

思えば、この曲のタイトル、『彼方へ』
何も考えず、そのまま読めば『かなたへ』

かなた 【彼▽ 方▽ 】
( 代 )
遠称の指示代名詞。
① あるものを越して、話し手から遠く離れた先の方、またはその場所をさす。むこう。あなた。 「海の-の国」 「二万光年の-の星」
② 現在から遠く隔たった過去および未来をさす。 「歴史の-」
<三省堂 大辞林 より引用>

過去から今、今から地平へ
「今までも、これからも音楽は終わらない」、『かなたへ』
ぴったりな曲名です

でも

『あなたへ』とも、読めちゃいます。

あなた 【〈貴方〉・彼▽ 方▽】
( 代 )
① [2] 二人称。 《貴方》
㋐ 「きみ」の軽い尊敬語。やや気がねのある、ある距離を置いて接する場合に同輩または同輩以下の人に対して用いる。普通、目上には使えない。 「 -はどうなさいますか」
㋑ 親しい男女間で相手を呼ぶ語。特に、夫婦間で妻が夫を呼ぶ語。 「 -、ご飯ですよ」 〔相手が女性の場合「貴女」、男性の場合「貴男」とも書く〕
② 三人称。「あの人」の尊敬語。あの方。 《貴方》 「 -は番町さんといふおかただ/洒落本・遊子方言」
<三省堂 大辞林 より引用>

この曲は、「ずっと歌い続けようね」に「ずっとね」と返してくれる、そばにいる「あなたへ」の曲でもありました。

ちょっと考えてみればすぐに思いつくようなことですが、この曲をずっと大切にしたいなと強く思った要素でもあります。



ありがと静~聴!
ひとまず、この記事はこれでおしまいになります!


「音楽は止まらない、物語は終わらない」

言葉で説明するのは難しいけれど、私の中で『彼方へ』と『The Music Never Ends』は、兄弟でも双子でもなく、リメイクでもなく、同じくくりにいるんだろうけど、アプローチというか、方向が違うというか……うーん
とりあえず、同じというよりは、鏡とかいう、そんな関係性です。
いつか言葉で説明できる日が来るといいな。



わたしが好きだった、わたしの好きなメロディーが、ふとした時に急に鳴って
それは日常の中に、胸の中に、カバンの中にあふれていて、いつまでも、いつまでも思い出とともに光り続けていくんだと思います

好きでいさせてくれて、ありがとうございます



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