BEYONDの旅の記録2023(長野~札幌編)

本当は3月の立川が終わったあたりで上げようと思っていたのだが、気付いたら6月だ。
未来の自分のために記録を残さなければ。

ただそれだけの、とても私的な日記です。

↓これの続きになります。


長野
人間、寝坊に気付いた瞬間の頭の回転ぶりと言ったら、仕事でトラブル対応を迫られた時などとは比にならない。
ちゃんと寝坊した。
起きてスマホで時間を見た瞬間から、電車に乗り込んだその時までの記憶がない。多分歯を磨いて顔を洗って寝癖を直して着替えて家を出たんだと思う。結果的には無事間に合った。
会場であるビッグハットに行くのはプリンスアイスワールド以来4年ぶり。長野のことはほとんど何も知らないけどPIWとBEYONDの記憶だけで長野のことが大好きだ。
この長野公演、カルメン前奏曲の恭廉くんが良すぎて思わず声を発してしまった。「キャー!」とかじゃなくて「ヱ?!」って声が出た。わかる、恭廉くんは常に期待を超えてくるため何が起きるかわかっているつもりでも毎度新鮮に驚くのだ。誰しも待ち合わせをしていて待っていた相手が予定通り現れた矢先に殴りかかってきたら「ヱ?!」って言うと思う。ほぼ同じシチュエーションです。予期せぬ発声にお隣の方もさぞ驚かれたことだろう。私も驚きました。
この日から私の夢は、カルメン前奏曲のあの瞬間を目の前で浴びる席に座ることになった。

山梨
狂いのオタクと愉快な一泊二日の旅だった。
狂いのオタクは学生時代の友人なのだが、趣味が推定60個くらいある。日常生活で耳にしたことのあるコンテンツは大体全て趣味だと思う。中でも主現場の女性アイドルに対する取り組み方は目を見張るものがある。私も比較的真剣に女性アイドルのオタクをやっているつもりだが、この友人の前では「真剣にやってます」とはとても言えない。お強いオタク、一日にしてならずといった感じだ。
さて、そんな狂人がこの度BEYONDにも狂ってしまったということでこんなに嬉しいことはない。
狂いのオタクは前日大阪でアイドルの現場があり、当日の朝に大阪から駆けつけてくれた。フットワーク軽杉田玄白解体新書。
そもそも山梨公演に誘った時も「○日のBEYOND山梨、チケット2枚あるがよかったら一緒にどう?」という誘いに対して「行く、予定確認してないけど」と返事をくれた。少なくとも予定は確認した方が良いだろうが、面白いので一緒に行ってもらうことにした。
BEYONDのオタクと見るBEYONDはかなり楽しい。永遠に感想で殴り合える。バナーも連番できるし。
バナーといえば、山梨は3公演入ったのだが3公演目は各自で取ったチケットなので席が離れた。恭廉くんは大変優しいのでいつも周回でバナーに気付いて気付き仕草をしてくれるのだが、二人仲良く同じバナーを持っていたオタクたちが最後に突然分裂したのは結構奇怪だったのではないだろうか。尚、この友人とはこの後も分裂と結合を繰り返すこととなる。

群馬
公演前日に「えい!」と言ってリセールのチケットを購入した。本当に「えい!」と言ったので信じてほしい。
群馬は以前アイドルのライブで行っており、その時はそれほど遠かった印象がなく、また新宿~高崎は乗り換え不要ということでアクセスが良いような気がしていた。しかし、いざ出発すると新宿~高崎間で尻が壊死してしまった。尻の鈍痛を感じながらも「座っていたいな」という惰性が尻の壊死を招いたので自業自得だ。
更に前橋駅に降り立った瞬間に暴風に見舞われ、私の笑顔は完全に奪われた。学生時代、群馬の大学に進学した友人から「赤城下ろし」という言葉を教えられた。群馬は常に山から風が吹き下ろしているらしい。長い間そのことを忘れていたが、前橋駅のホームで「これか」と確信した。会場に着く頃には赤城下ろしでフリーズドライになっており、正直かなりテンションが下がっていた。「えい!」と叫んでいた威勢の良い女はもういない。スタンドの手すりが微妙に視界に入るしもうやだ~~!

===2時間後===

BEYOND最高。ハイテンション。
当然の結果である。湘南新宿ラインの座席も赤城下ろしもスタンドの手すりもBEYONDの前では無力。
BEYONDを見た者はみな上機嫌である。みんながみんなホクホクとしている終演後の空気感がかなり好きだ。
地球には愛とBEYONDが必要です。

大阪
オタクの朝は早い。5時に起床し、新幹線に乗り込み予定通りラクタブドームに到着した。長野のことがあり、遠征時の起床のキレがやたら良い。それにしてもラクタブドーム、丸いな。
新社会人の頃大阪に住んでいたのもあり、大阪に遠征する時はつい思い出の地を巡りがちだ。今回もマチソワ間で心斎橋~道頓堀を練り歩いた。住んでいた人間にしては観光地すぎるが、実際住んでいた2年間ずっと観光客気分で過ごしていた。土曜は一日中寝て過ごし、日曜の夕方になって焦って道頓堀のあたりをウロウロするというのが定番だった。暇すぎて頭がおかしくなりナンパでもされに行くかと通称ひっかけ橋に繰り出すも一切声が掛からずただ往復して帰宅するだけという日もあった。クリスマスも一人心斎橋のマクドナルドでグラコロを食べた。BEYONDとBEYONDの間に思い出すようなことでもないが、そんな思い出に浸った。
大阪公演では最後に大阪に所縁のあるメンバーとしてレオニーちゃんからのご挨拶があったのだが、肝が据わりすぎており会場中から驚嘆の声が漏れていた。ドームでマイク持って落ち着いて話すどころか笑い取ってるし。レオニーちゃんかっこよすぎ。
さて、大阪公演からグッズにプログラムが加わったのだが、恭廉くんのコメントを拝読し自分の芸術を享受する素養の無さを恥じた。誰だよ幻想の衣装を"ティッシュみたいなやつ"って言ったの、信じらんないよな………………私です。申し訳ありませんでした。

立川
2週に渡り開催された立川公演。1週目私は宮古島にいた。曇天の宮古島でのんびり過ごした。それはもう見事な曇天だった。宮古島を去る日だけ少し晴れた。去る日に晴れるな。
島でインスタを見ていたら、柴田嶺くんさんがバチェラー(とバチェロレッテ)でお馴染みの黄皓氏とローズ氏がBEYONDを見に来てくれました!というストーリーを上げていた。目を疑った。私、恥ずかしいくらいバチェラーシリーズが好きなので…目が覚めたら声が出なくなっていた日(多分仕事のストレス)、半ベソかいて出社したら先輩に「昨日のバチェラー見た?」と聞かれて「見ました!!!」って絶叫したんだよね。声出たわっつって。何の話?
とまぁかなりバチェラーファンなので、柴田くんの交遊関係に大変驚いたというわけだ。
さて、沖縄から帰ってきた日、そのまま立川に行ってソワレを見た。定時運航に圧倒的感謝。で、柴田くんを見た瞬間に脳裏を過った、彼がバチェラーに出演する画が。まぁ浮かぶ浮かぶ。妄想が止まらなかった。同じ症状に見舞われた方はいないだろうか。かなり集中が削がれた印象に残るエピソードである。
ちなみにバチェラーの新シーズンが8月に始まるらしいです。スケジュール的に柴田くんじゃないね?!

日光
夫とBEYONDを見た。私は家庭で常に「いかにBEYONDが素晴らしいショーか」を説くことで、毎月BEYONDを見に行ってますけど異常なのはBEYONDの方で私じゃないです、という演出をしてきた。その結果夫の口から「BEYONDを見てみたい」という言質を得た。しめしめ、百聞は一見に如かずだ。一度見れば異常なのは私ではなくBEYONDの方だと頭と心で理解するだろう。そうなればそれ以降の遠征が心理的にかなり快適になる。
夫は恭廉くんのことを結構知っている。←私が長きにわたり一方的に吹き込んできたため。というわけで恭廉くんのバナーを一緒に持ってもらうことにした。やったね✌️
周回時、夫はバナーを持ってかなりはしゃいでいた。さすがにリアクションせざるを得ない恭廉くんを見て「何か恥ずかしそう…?!」と言っていたが、そりゃそうだろと思った。
帰り道に「確かに恭廉は顔がかっこよかったなぁ」と言い出し、「さては私を顔ファンだと思ってるな????」と強く抗議しそうになったが、実際問題恭廉くんは顔が大層良いので黙った。非凡スケーターの顔まで美しく仕上げてしまったのは神様のイタズラとしか言いようがない。
尚、夫は日頃フィギュアスケートを一切見ないがBEYONDで一番好きなプログラムはバラード第一番だったらしく、真央さんの美しいスケートは理屈抜きで魂に直接届くんだなと確信した。

札幌
何を言ってるかお分かりいただけないと思うが、もともと札幌は行くつもりがなかったのに使い慣れないイープラスの徘徊中にスマホの操作を誤りチケットを購入してしまったので行くことにした。
この日札幌ではONE OK ROCKとジャニーズWESTのライブがあったようで機内はオタクの異種格闘技戦状態だった。みんながみんな満ち足りた表情をしており「わかる、遠征って楽しいよね」と勝手に親近感を抱いた。オタク、遠征したいから遠方のチケットを取るみたいなところがある。私は今回半ば事故だったのだが。
最終的にはBEYONDはいつどこで何度見ても最高なので、「私へ 誤操作してくれてありがとう」という結論に至った。何度見ても新鮮に感動してしまうのって、恭廉くんが常に高みを目指して試行錯誤のうえでベストパフォーマンスをしてくれるからに他ならないんだよな。漠然と「私の弱小海馬のおかげで毎回初見の感想を抱きラッキー」と思っていたのだが、そういうことじゃないんだと札幌でハッとさせられた。多少ないことはないかもしれないが。札幌はBEYOND千秋楽が発表されてから最初の公演地。終わりの始まりを感じて寂しかったが、改めてひとつひとつの公演を大事に目に焼き付けたいと思った次第です。


本日時点で新潟公演まで終えているが、前述の狂いのオタクと愉快な一泊二日旅リターンズとなり内容がまとまらないので、一旦ここまでで上げてしまおうと思う。

新潟を終え、残りはモリコロ宮城立川の3箇所。目に映る全てを脳に刻み込むぜ。

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