BEYONDの旅の記録2022

私は記憶力が乏しく、僅かに残った記憶さえも悪気なく改変してしまいがちだ。

最近そのことを自覚したので、BEYONDに狂うこの愛しき日々を記録に残したいと思う。

BEYONDの旅はまだまだ終わらないけど、ひとまず2022年の記録を。

ショーの内容については都度ツイッターで狂い倒してるのでここではショー前後の至って個人的な出来事が中心になると思います。


滋賀
この1ヶ月前にサマーカップで同じ会場に行っていたのだが、その時よりも暑くて瀬田駅で降りた瞬間に「えっ?」と声に出して言ってしまった。なんで8月よりも暑いんですか?
BEYOND初見で1公演のみだったため内容はほとんど消化できなかったのだけど、思い出のある滋賀アイスアリーナでショースケーターの恭廉くんが見れたことがそれはそれはもう嬉しかった。
3年前に恭廉くんが全日本Qを決めた会場。私はFSの演技後点数が出るまで緊張のあまりハンカチをみちみちに握りしめてその一点を見つめていたためハンカチの柄を鮮明に記憶しており、気持ちの悪いオタクなのでそのハンカチを滋賀公演に持って行った。オタクはすぐこういうことをする。
ここからBEYONDに狂う日々が始まるわけです。

青森
八戸駅の近くに泊まったのだが、初めて来たつもりでウキウキしながらローソンに入店したらめちゃくちゃ見覚えがあり三沢国体の時も八戸に泊まったことを思い出した。そんなに前じゃないんだけどな。
私は地方に行くと、その土地のものを食べるのも当然好きなのだが一人でビジネスホテルに立て籠り絶対にベッドから動かない、というのもかなり好きなので平気でコンビニ飯で食事を済ませてしまったりする。その日も平気でカップラーメン食べた。不届き者です。
私、フラット八戸のことが大好きになった。駅近で黒くてかっこいいので。また行きたい。


神奈川
自宅から比較的アクセスがよくそれだけで嬉しい。アクセスがいいところでBEYONDが見れるんですか?ありがとうございます。
意気揚々とバス乗場に向かったらバス待ちの列が永遠に続いていてひっくり返った。無事に会場に着いたと思ったら紙チケットの入場列が42.195kmあり再びひっくり返った。
この日午前回を1階立見で見たところ足腰がぶっ壊れ(私の肉体が虚弱なため)、午後回で椅子に座って感涙した。椅子大好き。でも今後のために立見に耐えられる身体になりたい。
午後回がSS席スクリーン寄りで、アイガットのキャストがアピールしてくれるところでめちゃくちゃ目の前に恭廉くんがいたので身体が硬直して目がバキバキになり一瞬意識が飛んでしまった。よかったね。


京都
めちゃくちゃタイトなスケジュールだったことと夫に黙ってこっそり行ったので万が一新幹線が止まったりしたら人としてオワリだったため緊張感のある旅路だった。
京都アクアリーナは2016年西日本の会場で、この試合がめちゃくちゃ印象に残っている。恭廉くんはもちろん吉野くん湯浅くん優くん須本くん莉子ちゃんなど。泣いたり笑ったりしたこの試合のことを異様によく覚えており思い入れのあるリンクの一つになっている。
そんなリンクでBEYONDを見てハイになり、傘を持っていることを忘れてびしょ濡れになりながら笑顔で帰った。傘あるよ。


江戸川
都内なので余裕こいてたら家からめちゃくちゃ遠かった。途中、人生で一番脅かされたかつての上司が住んでいる最寄り駅を通過した瞬間にBEYONDの楽しさを忘れて怒り狂いかけるという生きてて最も無駄な時間もあった。
この日初めて友達と入り、楽しすぎて頭がおかしくなってしまった。恭廉くんの紙バナーを常時大量所持してることを笑われたが快く一緒に持ってくれて嬉しかった。

江戸川といえばこの一件も思い出深い。今でもアイガット聞くとざわざわする。完全にトラウマです。
そして一緒に行った友達も今無事にBEYONDに狂ってます。おめでとう。

釧路
生きているうちに釧路に行くことがあるとは思わなかった。釧路国体もひよって行けなかったし。BEYONDはまぁ…見たいから行くよね。
人生で一番防寒について真剣に考えた。毎日ヒートテックのことを考え暇さえあればユニクロを徘徊した。お陰で釧路ではヒートテックに包まれた箇所は全く寒くなく、それ以外の外気に晒された箇所(目)は死ぬほど冷えた。氷点下ってこんな感じなんだ。
優くんのお父様の場馴れ感のあるトークに感心し、お隣のご夫婦の「柴田くん、ずっと頑張ってたんだね」という会話にグッと来た。何なら今思い出して新鮮にグッと来てます。地元公演っていいな。
帰りにキャスト一同と同じ便になってしまい動揺のあまり本のしおり(BEYONDグッズ)をどこかに吹っ飛ばし一心不乱に本を読み続け、気付いたら本2周してた。原田マハは最高だよね。


豊橋
いよいよ来たね豊橋公演。言わずと知れた恭廉くんのホームリンク、アクアリーナ豊橋。今思い返してもこの公演が人生のハイライト感ある、私の。(お前の?)
開演前、引退セレモニーの前に手紙を書き上げたお店であの日と同じコーヒーを飲んだ。2年前のその日、私は何ヵ月かけても書けなかった手紙を必死に仕上げていた。必死すぎてどんな感慨だったのか今はもう思い出せないけど、2年後またショースケーターの恭廉くんを見にここに来てるよ、と思ったら何だか微笑ましい。
フィナーレで天井を見上げる恭廉くんを見て「見慣れた天井なんだろうな」と思ったらこちらが幸せになって泣いた。素敵なショースケーターになってくれて本当にありがとう。
豊橋では最後のご挨拶は恭廉くんと実丘ちゃんに任された。その土地にゆかりのあるメンバーからのご挨拶は八戸で岳斗先生、釧路で柴田くんさんと優くん(と優くんのお父様)がしていていずれもスムーズにこなされていたのだが、恭廉くんと実丘ちゃんは他の追随を許さない圧倒的なたどたどしさで会場中が""保護者""の空気で包まれた。微笑ましすぎて涙引いた。
豊橋公演、本当に幸せだったなあ。

2022年、ここで終了。嗚呼楽しかった。

人生にBEYONDがあって嬉しい。そして恭廉くんのスケートを見られることが何より嬉しい。

BEYONDはまだまだ終わらない。終わってもらっては困る。
これから私は「こんなに見たからもうお腹いっぱい!」という境地に達さないと一生の別れに耐えられない。

お腹いっぱいになる日が来るとは到底思えないんですが。

まだまだついて行きますBEYOND。

終わります。

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