腰のヘルニアになり手術をした話③

ここでは腰のヘルニアって手術するの?や、医者の選び方の自論、入院費用について思いつく内容を書いていこうと思います。


①ヘルニアって手術しないとなの?

まず、原則として自然に治る病気ではあります。これは自分の免疫がはみ出たヘルニアを異物と判断して消化して消えていくそうです(ネット知識)
ある程度大きさがあれば自然に消える可能性が高い方とは言われましたが、私の場合は残念ながら大きすぎ(と理学療法士さんに言われました…あのサイズは消えるのが難しい、って)で無理だったようで2ヶ月経ってもそのままの大きさでした。また、ヘルニアが出た位置はL5S1で足先からふくらはぎに筋力低下と知覚麻痺が見られました。最初にかかった整形外科の常勤医師からは問題視されなかったものの、脊椎外科医(後の主治医・執刀医)からは手術を選択する状態との診断でした。
その際に今後の見通しや手術を受ける・受けない場合のメリット・デメリットの提示もあり、その上で手術を選択しました。
私の場合、手術を受けるメリットは悪くても現状維持で、手術せず放置して悪化した場合の両足に症状が出たり排泄障害が防げる(手術が成功の場合)、デメリットは手術なので失敗の可能性もゼロではないこと(これはどの手術にも言えますね)でした。

まず、診察をする医者に関してですが、残念ながら医者だからと言っても必ずしも万能ではなく、各々得意分野(部位)などもあると思いますし、知識のアップデートや臨床数(経験値)で診察の結果が変わることは多々あると思います。実際、私は過去に街の皮膚科で判断が出来なかった発疹の原因を大学病院で突き止めてもらった事がありますし、その際に別の部位の良性腫瘍も一緒に見つけてもらいました。
以上の事から、診断に疑問があったりしたら別の医者に診て貰う事は決して悪い事ではないと思っています。少しでも気になる事があればセカンドオピニオンなども積極的に利用してください。


②手術って怖いけどどんな医者に頼めばいいの?

これに関しては、手術するかどうか誰にして貰うかは最終的には自分の判断になるものの、その「判断を下すために必要」な判断材料を揃える必要があります。
私の場合、もし手術をするなら転院が必要でしたので、その転院先のHPやらで主治医のことを調べたり、整形外科医なのでそれに関する学会の認定する資格なども見ました。私が受けた手術は内視鏡下椎間板摘出術でしたので、整形外科学会と脊椎脊髄学会などの学会の認定する資格を調べ主治医が取得・認定されているものを確認をしました。(主治医から手術をするなら内視鏡で行う、と最初の診察の際にあらかじめ言われていました)
また、かなり幸運だったのが周囲の協力があり知人の紹介で過去に転院先で主治医の手術を受けた方の話を伺うことができたので、それも決め手の一つでした。その方がなぜ主治医ににお願いしたのかの経緯や術後の状態などですね。

もちろん、その方が成功したから自分も間違いなく成功するわけではありませんが、少しでも良い材料や逆に悪い材料を集めて判断をしその結果に納得するための情報の母数を増やす努力は必要かな、と思います。命に関わるような病気ではありませんが、脊椎と神経への手術ですので多少なりとリスクは孕んでいます。その上でむしろ他の医師・病院を選択するのもアリだと思います。



③で、いくらかかるの…

入院手術と聞くと真っ先にお金の心配もでますよね。
あくまで私の場合なので、参考程度にですが術前検査はMRIが2箇所にレントゲンCTに心エコーや血液検査などさまざまあったので大体1.5万円弱。(検査内容や部位は病院によるので参考までに)
コルセットも一旦全額(つまり10割負担)で支払い、後日保険組合へ7割分の返金申請を行うパターンだったので、入院前に10割分の3.5万円を装具屋さんに支払いました。(私は腰で3.5万でしたが入院時同室だった方は足で、5万から種類によっては10万超えになったりするらしいと聞きました)
入院費用は入院時に限度額適用認定証を出して高額療養費制度を使用したので、その上限まで(これは収入により変化します)と差額ベッド代と入院食代(1食460円と国で決まってます)でした。それと入院着とタオルはレンタルを利用したのでそれが6000円くらい。事前に必要なものに不足があればそれを買い揃えるための出費もあると思います。私は総額で3〜4000円程度だったかな?100均メインで使い捨てでもOKな気持ちで買い揃えました。

ただし自分が加入している保険で入院給付金なども受け取れますので、人によってはプラス収支にはなるかなーと思います。
大事なのが保険の営業さんなどに受けられる保証を事前に聞いておく事。給付金請求に必要な書類がある場合は入院時に病院に依頼をするとスムーズだったりもしますので、手術の術式が決まったら相談するといいと思います。
また、年間の医療費に関しては確定申告時に医療費控除も受けられますが、このタイミングでプラス収支でも年間での着地がマイナス10万円以上になる可能性も全然ありますから領収書類は大切に取っておきましょう。

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