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損保の政策保有株売却で空売りが膨らむかもしれない

2024年2月10日付の日本経済新聞によれば、金融庁が損害保険大手4社に政策保有株の売却を求めたようです。

損保の株式保有残高は生保ほどではありませんが、機関投資家として相当額を保有しています。
政策保有株の残高は、東京海上は約2.5兆円、三井住友海上は約1.8兆円、損保ジャパンは約1.3兆円、あいおいニッセイ同和損保は約0.8兆円です。
損保大手4社の政策保有株上位には、トヨタ自動車、ホンダ、三菱商事、伊藤忠商事、信越化学工業など時価総額の大きい銘柄が並んでいます。

政策保有株の売却は決算時期になるでしょうから、早くて3月辺りからスタートでしょう。
3月にかけて空売り(信用売残)が膨らむ可能性はあります。

ただし、保有銘柄上位の時価総額は大きく、各社決算も好調です。
損保の政策保有株売却の影響は多少あるものの、株価の上昇を緩めるくらいのインパクトになるのでは、と思います。

個人的には影響はほとんどないと考えていますが、どうなるのでしょうか?
3月の株価に注目したいと思います。

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