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指す将順位戦6th自戦記 第一局(vs瓏善さん)

こんばんは!この度指す将順位戦6thに参加するkkkeiyaです。
実は2thか3thにも一度参加したことがあるのですが、最近将棋活動を再開したのでまた参加する事にしました。
実りの多いものにしたいので、自戦記を書いて行きたいと思います!

初めに

棋力や参加クラス、使用ソフト情報などを書いておきます。

棋歴:高校1年生~今までで、さぼった年月を抜いて約6年
棋力:ウォーズ三段、24二段
参加クラス:A3
その他:相居飛車が苦手な居飛車党。

使用ソフト:水匠3
思考時間:2分
ノード数:10000000
深さ:20
評価値は先手を+として書きます。

【結論】

後の自分のためと、いるかどうかわからない読者のために先に結論を書きますが、今回の大局のポイントは「逆転した瞬間の数手以内にすぐ再逆転されとるやないの!ほんましっかりしいや!」です。

【序盤】先手早石田に対して△4五角を打つ急戦に

瓏善さんの先手早石田を僕が受ける序盤になりました。瓏善さんが早石田をよく指すっぽいことが分かったので一応勉強してきた△4五角を打つ急戦。実戦でも早石田だったのでこの急戦を決行しました。(図1)

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本譜はここから▲5八玉△2七角成▲7四歩△同歩▲5五角△3三桂▲7四飛△9二飛▲3四飛△3二金▲3六飛と進みました。(図2)

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実は一応勉強してきたというのは▲3六飛じゃなくて▲3六歩でした。。早くも経験不足の局面にきて時間をかなり使ってしまいました。。
ちなみに研究題材はアユムさんの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=O8KwDWSzIK8

この研究を背景に本譜に臨んだのですが、ちょっとした違いに苦しみ、指しにくい序盤が長かったです。

例えば、さっそく▲3六飛に対してちょっと疑問手を指した様です。本譜は△5四歩(+1)だったのですが、ソフト最善手は△3五歩(-201)。馬を安定させる方針が良いと言う判断でした。(図3-1、図3-2)

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【中盤①】とんでもない錯覚

時間はダブルスコアくらい差が付きつつも、評価値は互角で進んでいった中盤戦で僕の方にとんでもないミスが出ました。それは▲7九香の局面(図4-1)で△8九飛と打ち込んだところです。(図4-2)

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これ図4-2以下▲7二香成△6七桂成▲4八玉△6九飛成(図5)でこれが先手玉への詰めろになっていると勘違いしていました。

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本譜もその通りに進み、▲7二香成で飛車を取られた時に「あれ?詰めろじゃないの?。。」と思って良く読んでみると全然詰まなくてめちゃくちゃ焦りました。しかし画面越しにハッタリが通ったのか、図5以下▲8六角△7五歩(マジでハッタリ)▲同角△6四金(図6)で好転を感じました。先手玉は角が入れば△4九龍▲同玉△5八金▲3八玉△4九角で詰んでしまうからです。実際▲同角で評価値が+4000→-900と大逆転しています。急にやる気が出てきました!

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【終盤】実践心理

図7以下、▲同角(-1900)△同歩▲5九金△7八龍▲6八歩△7二龍(-400)▲6七歩△4三歩(+300)▲4五桂(図7)と進み、あっさり再逆転しちゃいました。

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実戦心理と、なんか強い人っぽいという理由と、時間がとにかくない(残り3分もないくらい)という背景で△7二龍と指してしまい、更に受けだけの手の△4三歩を指してしまいました。良い流れを感じてはいたのですが、逆に大事に大事にと思いすぎて指してしまったのだと思います。

ここからは先手の攻めが綺麗に決まり、押し切られてしまいました。(投了図)

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【まとめ】

まず序盤は先手から技がかかりやすい局面なので経験の差が出る展開でした。覚悟の上ではありましたが、想像以上に指しにくかったです。

また、中盤では想定局面が詰めろにならないというミスが出たり、ちょっと緻密さが足りないのが反省点ですね。
読み→【想定局面】→読み→【想定局面】という読みのフレーム作りを試している段階で、未成熟なところが出てしまいました。

終盤では、やっと逆転できたその数手以内に再逆転していて、流れの転換を感じたら客観的に盤面の情報を拾いなおす作業が必要だな~~って思いました。

対局自体は、普段はめったに指さない力戦の将棋でめちゃくちゃ楽しかったです。なんか最近急に研究ではなく「腕力をつけたい!」と思っていてこういう将棋を指すのが楽しいです。でも負けると普通に悔しいので、次は本記事を事前に読んで反省を活かして勝ちたいです!

というか自戦記書くのめちゃくちゃ大変やないの。
でも書きながら1つや2つは再発見があったのでこれからも書いて行きたいと思います!
次回もよろしくお願いします!!

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