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四季報銘柄 7685 バイセル


【コード】7685 

【銘柄】バイセル 【上場】東証マザーズ

【特色】着物など高額品の買取を展開。傘下にオークション展開のタイムレス

【連結事業】ネット型リユース 100%


バイセルの主要事業は、日本全国対応の買取サービスからEC、催事など多様な販売サービスまでを一貫して行う総合リユースサービスです。
買取事業は着物・切手など高価格帯商材を中心にサービスを展開しています。

要するに、不要になったものを買い取って、必要な人に届けるというサービスを行っている会社ということですね。

特徴としては、日本全国に約250人の査定員が在籍。お客様からの問い合わせを受けるコールセンターとの連携を通じて、対応の速さを売りにしています。さらに店舗を持たず、出張買取を主としているため、一度に多くのご要望に対応できるという特徴もありますね。

現代は、フリマアプリやオークションの拡大でリユース品(中古品)を売買しやすい背景から市場規模はますます拡大していくと予想されます。また店舗を持たないなどして低コストでの運営もできるということで業績、成長に期待できる企業の1つかと思います。

それでは、業績について見ていきましょう。


業績について

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通期業績です。

売上、営業利益、最終益、1株益ともに毎年順調に伸びてきています。

特に2021年12月の予想数字は、大幅な伸びが予想されています。

素晴らしい業績予想かと思います。

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過去最高の数字も大きく上回ってくる予想となっております。


次に直近のチャートです。

直近チャートについて

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直近の日足チャートになります。

長い上昇トレンドから一旦、一ヶ月ほど下落してから8月に入り少し反発。現在は、ヨコヨコの持ち合い相場が続く展開になっております。

現在は、相場も安定せず、マザーズ指数も年初来安値をつけていたりと上値が重たい展開が続いていますので、短期筋の方は6/28につけた4,980円付近まで反発するのを待つのが賢明かと思います。または75日【赤線】が意識されているのでそこで反発すると予想するのも一つの手かもしれませんね。


続きて財務を見てまいりましょう。


財務について

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財務で確認じこじこるべきポイントは4つです。

〇自己資本比率 36%

〇総資産 毎年増えている。

〇利益剰余金 毎年増えている。約16億

〇有利子負債  約33億円

※利益剰余金=貯金、有利子負債=借金

現在は、負債額が貯金額を上回っていますが、先行投資(広告宣伝)も積極定期に行っている段階ですので、今後の動きに注目しましょう。


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ROE/ROAも非常に高い数字を出してきています。海外投資家はこの2つの指標を大切にする傾向があります。※投資家のお金をどれだけ有効に活用して収益を上げたのかを表す指標になりますが、10%以上あれば問題ないとされています。


キャッシュフローについて


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営業CFが+で推移。積極的に投資もしながらお金も持っているということなので良いキャッシュフローの流れができていると思います。

積極的に投資をしている姿勢が見えますね。


決算について


今期経常を42%上方修正・最高益予想を上乗せ


主要事業である出張訪問買取サービス「バイセル」は、買取量の増加及び toC 販売比率の向上により、出張訪問あたり変動利益が大幅に改善した。
さらに、ブランドバッグを中心とした年間約 200,000 点を取り扱う古物オークション「TIMELESSAUCTION」や百貨店の常設店舗や催事にて買取を行う総合買取サロン「タイムレス」を展開する株式会社タイムレスを 2020 年 10 月に子会社化し、時計・ジュエリー・ルースを取り扱うWEBオークションの開始や百貨店での常設店及び催事買取の強化を図ってまいりましたが、当初想定よりも早期にこれらのシナジー効果を生み出すことができた。

以上の理由から上方修正を出されたようです。

コロナウイルスが拡大して富裕層が海外へ旅行へいけない事が背景にあり、高級ブランド品が飛ぶように売れているようなので、その追い風もありブランド品を取り扱う【タイムレスオークション】事業が順調に推移しているのかもしれませんね。

バイセルの上場も2019年ということで、まだまだ伸びしろがある企業だと思います。今後も注目していきたい企業の1つを紹介させていただきました。

今回は以上になります。

ありがとうございました。

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