見出し画像

四季報銘柄 6580 ライトアップ

【コード】 6580 【銘柄】ライトアップ 【上場】東証マザーズ

【特色】 中小企業向けに助成金診断やITツールの展開をしています。

【連結事業】クラウドソリューション83%|コンテンツ17%


主要事業は、IT活用の中小企業向け経営コンサルや経営支援ソフト販売。管理などを行っている会社です。


そしてこの会社の注目すべき目標がこちら⇓

全国すべての中小企業を黒字化する

その為に、新しいITサービスを開発、提供する


このようなとても素晴らしい経営理念を掲げております。

とても面白く頼もしい目標ですよね。


まだまだ時価総額も145億円と小さい企業ですが、今後の事業内容からも今後大きく成長する可能性がある企業と私自身も監視をしています。


では、事業内容を詳しく見ていきましょう。

ライトアップが主に3つのサービスを運営しています。

①助成金診断ツール【Jシステム】

・Jシステムを導入した企業がどんな公的支援制度(補助金や助成金など)を  使うことができるかを日々診断している。

②DX化&資金確保コンサル【Jコンサル】

・Jシステムの診断結果から活動依頼やコンサル依頼が来るような仕組みになっている。DX化や資金確保、経営のコンサルが中心。費用は年間36万円

③開発ネットワーク【JDネット】

・コンサルを受けて、資金確保の目途が立ち、IT化に対して意識が上がれば、DX化のサービスを安価で提供していく。


この3つのサービスがライトアップの主力事業になっています。

少し分かりにくい事業内容ですが、簡単に説明するとこんなイメージです。


業績について

画像1

通期業績です。毎年、売上高、営業利益、最終利益、1株益が上がっていますね。※20年3月はコロナの影響もあり利益は下がっていますが、今年はしっかりと回復していきているので問題ないかと思います。

画像2

過去最高も更新してくる予想を出してきたので、株価の上昇も期待できますね。

直近のチャート

画像3

直近のチャートですが、ここ最近は下落トレンドが続いていますね。

長期目線で購入するのであれば、チャンスともいえるタイミングですが、短期で考えている方は、今回の決算で上昇してトレンドが変わるタイミングを待つことをお勧めします。直近高値の3800円付近まで回復してくれたら面白い展開になりそうですね。

続いて財務について見ていきましょう。

画像4

自己資本比率も79%ととても健全です。総資産と利益剰余金も毎年順調に増えていますね。有利子負債は0と素晴らしい財務体質になってます。

画像5

営業利益率、ROE/ROAも20%を超える数字で全く問題ありません。IT企業ということで利益率も高めになっていますね。この辺りは同業他社と比較してみるのも面白いかもしれませんね。

キャッシュフロー

画像6

営業キャッシュフローは毎年+で推移しています。投資と財務に関しても-に違い水準で推移しているので積極的に投資していることが見てわかります。

株主

画像7

ライトアップが大株主が社長の白石さんです。大株主が社長になっている企業は比較的業績が伸びやすいという話もあるので、ここはチェックしておくようにしましょう。

決算について

今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ

8/13に発表した上方修正の理由として、DX ソリューション事業において、第1四半期期の売上高・営業利益が期初の想定を上回って推移しており、第 2 四半期以降も好調を維持できる見通しとなったためとあります。

第1四半期累計期間は、「Jエンジン」領域のコンサルティングや補助金・助成金診断システム「Jシステム」、及び「JDネット」に係る売上がともに堅調に進捗いたしました。また、堅調な売上を背景として、人員数を増加させるとともに販売促進・広告宣伝活動等を強化するなど、より一層の売上・利益の拡大を図るための施策を講じてまいりました。

とあります。しっかりと本業で利益を出して、更に人員や広告などに投資をして売上拡大を目指していると前向きなコメントもありました。また、新規事業(SaaS化)も順調に始めているということなので更に収益媒体を増やしていくことになるのではないでしょうか。

チェンジとの連携なども報告されているのでそのあたりも含めて今後の活躍に期待できる企業ではないかと思います。


今回は以上になります。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?