Perfect Days

という映画を観た。

毎日を完璧に生きているつもりでも、同じ日常は一つとして存在しない。

我々の日常には不完全なものが多く含まれている。
その不完全がもたらす揺らぎによって、予想しない出来事に見舞われたり、違う世界の人々と出会えたりする。

そんな、なんの変哲もない日常の中に潜む不完全さに、愛おしさを感じられる映画だった。

人は、映画にもならないような平凡な生活に、人生の多くの時間を費やす。
人生の節目や目立った出来事に感情を動かされることはあるが、日常の些細な出来事の中にも感情の揺らぎが存在していて、愛おしく大事なものが沢山ある。
そのことに気づけた人は豊かだと思った。

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