アガベ 品種紹介(Hiemiflorae節)
このグループの代表はヒエミフローラ・・ではなくポタトラムかイシスメンシスでしょうか。全般に緑色の種類が多い印象ですが、特徴がないと言えばないような。個体差が大きく出る品種もあるのでその辺狙いで育成するのがよろしいのではないでしょうか。全般に寒さには弱く、地植えでの越冬は難しいと思います。上記の写真はハウス内地植えのヒエミフローラです。白っぽさがかっこいいです。
ヒエミフローラhiemiflora
グループ名を代表する品種なので、いつものシードストックさんから種子を入手、イナクイさんと同時期に開始して、ほぼ同じ大きさに成長します。寒さにはあまり強くなく、寒波で痛みます。
コンゲスタcongesta
雰囲気はチアペンシスに似ています。緑でちょっと幅広の葉を展開します。鋸歯は控えめ、トップスピンは直線的で黒っぽいのが多いようです。個体差は少なめ。成長はやや早いですが上記のヒエミフローラ程ではなく、大きさもそこまで大きくなりません。
イシスメンシスisthmensis
ポタトラムと似ている品種です。やや葉が傷みやすい印象があり、丁寧に育成しないとすぐ葉が汚くなります。
意外と育成が難しく、途中で何株も落としてしまいました。管理が悪いだけなのか?
ポタトラムpotatorum
個体差が極めて大きい種類です。育成しているなかでも、すぐ大きくなり緑葉の個体、黄色くて厚ぼったい葉の個体など変異が大きいため選抜してネームドを誕生させる可能性が大です。やや寒さには弱く、露地栽培では相当な痛みがありました。でも芯まで死んでいるわけではないので春になると時間はかかりますが復活することもあります。葉が厚いタイプは特に寒さに弱かったです。
シーマニアナseemanniana
どことなくとらえどころのない種類という印象です。個体差が大きく、札落ちすると品種名が分からなくなります。10株程度ありましたが目立たないのでどこにあるか見つけられず、最新の写真がありません。
アトロビレンス
まだ育成一年程度の個体と追加で半年経過の種類です。発芽率は良く、生育も比較的早いほうです。幼苗の時は緑が鮮やかですが成長に従って深い緑に白っぽい粉を吹いたような色合いになるものが多いです。
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