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ゆるい地方にツッコミながら働く

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・ローカルで働く中で感じる課題やケースワーク紹介 ・井上健吾の仕事紹介をゆるく、時にツッコミを入れながら綴る ・週1配信 今どきのローカルワークに興味がある方向けです。地域づく…
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#ジブン株式会社マガジン

田舎のマイルドヤンキー経営者

 仕事でとある中小企業さんを訪問した時のこと。初めての訪問で少し緊張しつつ、アポ時間に到着。入口は薄暗く人の気配が無かったけど、ガラス越しにソファに座ってスマホ片手に手招きする人の姿が…。  「あ、この方が今日のお客さんか」と気づいて、建物の中に入る。「失礼します!今日はよろしくお願いします」と伝えても無反応。特に招き入れる様子もなく、先方はソファに座ったままスマホを見ている。  「ん?あんまり歓迎されていない?」と感じながら、名刺交換。といっても先方からの名刺はなし。う

行政に持って欲しいキャンセルボタン

 予期せぬことが起こる人生。個人事業をやったり、会社で事業をやったりして、計画は立てるけど計画通りにいくなんてことはほとんどありません。立てる意味はあるけど、変わる前提で動かないと首が回らなくなって、計画そのものが倒れたり無価値なものになってしまいます。  行政予算をとって仕事をすることが多く、これもしっかりとした計画を立てて、それを元に承認をされ、事業が開始します。計画はきっちり年度末にチェックされ、目標を満たしていれば満額予算がおりる。だけど、ほとんどが計画通りにいかず

二極化は止まらない。「町内会-コミュニティからみる日本近代-」を読んで

 仕事で自治会との関わりも多く、住んでいる集落での村役なども勤めたことで、考えさせられることが多かったので、読んでみた本。かなりマニアックな内容で、思っていたより社会運動の話が多いので読む人は選びそうですが、個人的には気付きや学びがしっかりあった1冊でした。  中身は買って読んでくださいなので、以下雑感です。 自治会が存在する理由  集落の伝統的な行事やお困り事をまとめる役、くらいの認識であった自治会や町内会(呼び方は自治会の方が馴染みあるので以後、自治会)。本の中では

その地域に残るものは何か。

 地域活性化を目指すといってもそう簡単じゃない。少子高齢化によるマンパワー不足はどこも深刻だし、一部のやる気ある層が頑張っても目に見える成果を感じにくい地域活性化。  ある地域に仕事で関わり始めて今年で3年目。行政事業なので今年がラストイヤーとなる3年目でもある。伴走支援と言いながら、ガッツリ主体を握って動かしているPJTもあり、迷いモヤモヤしながらも進み続けていれば、それなりに情も湧いてきました。  地域資源を見出して、事業化し、稼げるようにしよう!そうすれば経済も回る