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「アジャイル式」健康カイゼンガイド』の出版記念座談会を開催しました!(その2: グラレコ編)

6/22の出版記念座談会のグラレコを Sakurai Maiさんに描いていただきましたので、そちらを元にどんな話をしたかをかいつまんで説明してみます。

アジャイルとヘルスケア、制作秘話

アジャイルとヘルスケアについて、冒頭少しだけお話しました。アジャイルの話を始めると長くなるのでちょっと気をつけました。

自分にあったものを探索するフィードバックループの意味合いを一番に持ってきています。

制作秘話は2人でそれぞれ話しましたが、なにせ文章にまとめるのと、その範囲・ボリュームにたいっへん苦労しました。

自分の20年前の書籍執筆にまつわるトラウマも少し話しました。企画を持っていった書き下ろし本は、企画倒れか共著者に逃げられて苦労した挙げ句、すぐに古くなって絶望する経験があり、書くのをやめていました。

このトラウマを乗り越えただけでも、本書を書いた意味があったんです。

推しポイント

イラストが可愛いのは、著者2人の共通のお気に入り!

2人の推しポイントについても諸々話しました。1〜3章の健康についての話や継続できない理由について是非読んでほしいです。

6章の現状把握も自分の生活を見直す上で参考になると思います。

具体的な、心拍計を使った運動、心拍変動(HRV)を使ったストレスモニタリングは、それぞれ問題意識にピンとくるなら試してみるといいですね。

チーム「自分」を作る

座談会の中で出たコンセプトとしてチーム自分というのが新たに生まれました。

これは、自分を中心として、専門家と協調しながらカイゼンを促進していくチームを作ろう、という意味です。

本書はセルフケアを実施する本人として、自分専門家になることが重要と位置づけています。その上で自分ひとりでは面倒みれないところを助けてもらう支援者とチームを組んで、良い方向へ舵取りできるといいですね。

カイゼン=強迫観念じゃない

後はカイゼンという言葉についての、強迫観念にも触れました。以前にも記事にも書いたのですが、カイゼンは「XXXしなければならない」というよりも「こうしたらどうだろう?」というワクワクや歓びの意識から始めることをオススメします。

そして、改善するというよりも、調和を取り続けるというニュアンスの方が近いです。より調和の取れた状態にしていきましょう。

https://note.com/kkd/n/n9d13cc70da5a?magazine_key=m3b7c70d6de64

食べ物に意識を向けること

最後に福島さんが「もうひとつだけ」と取り上げたのが、食べ物を目を向けることで体調が良くなった話です。

この点は私も同感です。概しては食べ物を、車におけるガソリン、つまりエネルギー源として見がちですが、食べ物はエネルギー源だけでなく、むしろ身体の材料です。私たちは、文字通り食べたものからできています。

食べ物に意識を向けることは、まず最初に考えるべきステップであり、その食べ物がどのようなプロセスで食卓に届いているのか、どのように作られているのか、そういったことに意識を向けたり実践してみると、いろいろな発見・体験があるはずです。

良い牛理論

良い牛理論とは、良い牛が手間ひまかけて育てられているように、自分たちも自分に手間ひまかけて大事にしてあげてはどうか?という話です。

私達は、自分という存在を大事にしているどころか、むしろおざなりにしているのではないでしょうか。

自分の身体や心の声に耳を傾ける習慣をつくってほしいと思います。

アジャイル式は、自分につながって、自分の心身の声を聴いてフィードバックループを回していくこと、に他なりません。

最後に、一枚のまとめグラレコです。

本書が、皆さんのそれぞれのフィードバックループを回す一助になれば幸いです。

皆様のサポートによって、より新たな知識を得て、知識と知識を結びつけ、実践した結果をアウトプットして還元させて頂きます。