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IKIGAIクエスト〜自分らしく生きるための冒険に出かけよう

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今、世界中で注目されている、日本の【IKIGAI(生きがい)】という言葉。【IKIGAIマップ】を使って、「大好きなこと」、「得意なこと」、「社会に求められること」、「稼げること…
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生きがいは複合的&自分らしさを活かすもの〜「生きがい」についての文献を調べてみた(2)

IKIGAIマップとの出逢いをキッカケに、「なぜ世界中で今、IKIGAIという概念が注目されているのだろう?」「そもそも生きがいってなんだろう?」ということに興味を持ち始めました。 膨大なデータを元にした生きがい研究神谷氏の『生きがいについて』を読んだ後に、更に生きがいについての文献を調べていた所、小林氏の『「生きがい」とは何か』にたどり着きました。 本書は精神科医・作家の小林司氏が、1966年の神谷氏の研究から20年以上経ち、『生きがいについて』以降の世界の生きがい研究

「生きがい」は日常にある〜「生きがい」についての文献を調べてみた(1)

日本で最初の生きがいの研究を調べてみたSNSで見つけたIKIGAIマップとの出会いや翻訳をきっかけに「生きがい」という言葉・概念が、日本独自であることを知りました。 「生きがい」という言葉こそありましたが、戦後高度成長期以前には、くわしい考察や研究が行われきたわけではなかったようです。 「生きがい」についての初めての体系だった研究として神谷美恵子氏の『生きがいについて』が1966年に出版されており有名です。 『生きがいについて』は、以降の様々な生きがい研究の出発点になっ

なぜ「IKIGAI」が世界で注目されているのか?

2015年に「Purpose Diagram」の中心の「Purpose of Life(人生の目的)」や「Bliss(至福)」を「生きがい」と訳してみたのですが、2017年に見たPurpose Diagramには、それらの言葉ではなく「IKIGAI」という言葉が使われていることにとても驚きました。 ネットで調べてみると、この図だけでなく日本語の「生きがい(生き甲斐)」という言葉や概念に、海外の方が注目を持っているという記事を見つけたのです。 特に驚いたのは、BBCに掲載さ