非常勤、非正規雇用というネーミング
最近、午前中は、とある通信高校の非常勤講師、午後は自ら経営する学習塾の運営というダブルワークをエンジョイしている。
その中で気づいたことは、非常勤講師という呼び方だ。
言葉を使っている当人に悪気はないのかもしれないが、使われるこちらからするといい気がしない。
言葉というものは言霊という言葉があるように、文字や音それ自体にも自然と意味を帯びてくる。
そういったことに敏感になると、この言葉に邪悪なエネルギーを感じざるを得ない。
非常勤とは、常勤ではないというニュアンスがあるし、
非正規雇用に至っては、あなたは正当ではないというニュアンスを暗示している。
この時代、はっきりいって、ナンセンスだし、こういった言葉がはびこっている日本は完全に時代遅れであるということを強く感じる。否定されるということは、ネガティヴなイメージを彷彿とさせる。
働きかたに正しさなんてない。ましてやこの時代正社員が正しいなんてことはとっくに終わっているはずだ。
しかし、この言葉が平然と使われる現状をなんとかしない限り、根本の解決はまだまだ先なんだと感じる。
少なくても、こういった言葉を、次世代の子供達には使って欲しくはない。
教育に携わる身としては、こういう細かな言葉遣いにも気をつけないといけないなと思う。子供ほど言葉に敏感であり、浴びる言葉がその後の価値観に影響を与えるからだ。
脳の食事は言葉である。そのことにもっと気をつけるべきだし、気をつけて行こうと思う。
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