副業と本業
副業ブームがくるといわれている。
大企業が、副業を解禁し始めているという話だが、今後この流れは加速していくだろう。
いわゆるパラレルワークこそが次世代のスタンダードとなることは間違いない。
だが、現在の本業と副業のあり方というのは大きく変わっていくだろう。
本業とは、雇われる仕事であり、副業とはその合間にやるものという認識があるからだ。
これは、シングルワークから、パラレルワークへの移行期に特有の現象で本来のパラレルワークとはズレていると思う。
本来のパラレルワークとは、自己実現の手段だ。
その観点からすると、本業とは自営やフリーランスであるべきであり、副業にある程度の規模の企業への参加が理想的であると思っている。
私は自営で3年近くになるが、やはり、一人でやることには限界を感じることも多く、組織のパワーをつかわないと達成できないミッションというのは数多く存在する。
そのための手段として、副業としての雇われる仕事の必要性を感じるのである。
そして、この本業と副業の関係は、近い将来もっと一般的になるはずだ。
その過程で組織は一度解体され、その後再構築される。
その頃には、組織や企業といったものは、現在の日本のそれとは大きく異なっているはずだ。
歴史は繰り返される。
我々は常にそのリズムの只中にいうことを忘れてはならない。
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