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Lyrics

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#砂

僕の好きな小説家が 僕のかけらを指差して 僕とおんなじだと言って 僕の全てを蝕んだ 頭がイカれたフリをして 辺りの好奇な目を惹き あたかも異能者のごとく 新しき時代の到来を説く 過去の遺志を改竄して 未来に石を投げつける ありのままの言葉を捨て ありとあらゆる辞書を引き ありもしない思想を練り ありふれた結末を添える 意味をたどれど 声はしない 浅い息継ぎだけがする 黒い鳥が舞う波打ち際 渚の果てで嘔吐した 砂に染み入る疚しさに 何処かへ消え去りたくても 引き換えに