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まごう事なき現実

ハーイおれだよ。
昨日は都内のビジネス会合へ参加しました。

久しぶりに会う業界関係者たち。今のおれを形作ってくれた業界。まだまだ、その道の深みはあるし、将来性が期待される業界だった。
だった、というのも、おれは社内ヘッドハントされて今は新しいフィールドで暗中模索ハニーハント中。はーちみーつ食ーべたーいなー。まだ自分の美味しい立ち位置を見出せていないし、今はとにかくがむしゃらに働くしかない。
今回はこれまでの柵もあり、幾つかの具体的な案件に関わっているので、引き継ぎも兼ねての参加だった。

久しぶりの会合はまるで同窓会のよう。
あちこちに現場でお世話になった人、うちのカイシャを去った人、自立して起業した人、などなど。広い会場が知り合いだらけでごった返していた。
ついでに、苦労した鬼ヶ島のメンバーとも久々の再会。
新しい名刺を配る。
「カッパさん最近来てくれないじゃないっすかあ!」
「出世しましたねえ!もう現場来ないんすか?」
「Kappa, you are promoted! Congraturations!」

新しいビジネスの会議にも参加する。
うちの海外チームも参加。
おれは実質もう抜けたので、アドバイザー的な立場で参加したつもりなのだが、誰も言葉を発しようとしない。
英語が出来ないのだ。というより、自信がないから話したがらないのだ。
海外チームも来ると分かっているのに、自己紹介すらしようとしない。
しかしこれは海外の人から見ると、カタコトで挨拶すらも出来ない奴、という大変失礼なイメージになる。
当たり前だよね?
やむなく通訳として参戦。おれの言葉だって発音や言葉選びなど、決して褒められたものではないのだが、言葉を発しないよりはマシ。だってビジネスでしょう。金になってナンボでしょうが。じゃあがむしゃらにやるよねえ?

自分で言うのも何だが、特に英語については、飛び抜けて出来る人が一人いると日本人って話そうとしなくなってしまう。
今回のはカッパが居るからいいや、と。
これは大変勿体無いことで、自分で練習する機会を捨ててしまっているのだ。
こう言う場で、デタラメな英語でも自分の口で話そうとする奴は絶対伸びる。今まで見てきて必ず抜きん出る。
そういう奴がいない場合には、無理やりリード役を立てるのだが、今回のメンバーを見る限り、たぶんこのまま衰退するだろうなと思った。
おれはかつての自分のフィールドをみすみす腐らせるのは惜しいが、面倒見切れないし、おれが居なくなって潰れるなら原因は明らかだ。

暗澹たる気持ちで会場を後にする。
ガイジン部隊とのディナーは時間が折り合わず、今回はキャンセル。
家には夕飯無しと言ってきたので、どうにかして帰ろうと思う。
同僚とも別れ、とりあえず顔が割れてしまう会場から遠ざかりながら考える。
酒か?食事か?

じゃあ、酒→夕飯 にすればええやないか!

ビールと突き出し…
何か変?
メインディッシュ!


結局いつもの感じになりましたとさ。
まぜそばは具沢山で優秀なツマミでした。
早死にしそう。