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愛しの呟きフレディ様

おれの心の友、孤高の職人、呟きフレディ。
冬でもランニングシャツだし、不思議な緊張感を纏っている。見た瞬間に口角が緩んでしまう。喋りはじめはボソボソ呟きで聞き取りづらいが、我々が応えるタイミングは一度しかない。比較的ドライで尖ってるけど、メインはややデロデロのツンデレ癒し系。フレディはいつもストイックでブレ無し。そのクオリティの高さは尊敬に値する。おれたちはそこに座ったが最後、彼の一挙手一動作に身を委ねるしか無いのだから。あんた、漢だよ。好きだねえ。しかし昨年ひっそりとおれの前から消えてしまい、おれは最後の挨拶にも行けなかったんだ。

ハートブレイクが癒え始めた最近、グーグルマップでバーチャル徘徊していると、おれの視界の端に、未踏の地のはずの場所にその名前を見つけてしまったんだ。神はおれにこっそり教えてくれたのだね。どうやら拠点を移して再開したらしい。わおうっ!フレディ様っ!焦らすのも大概にしてくんなまし!
会いたい。めっちゃ会いたい。あの衝撃に。ボソボソと呟くフレディに。おれ、いつでもいいぜ。おれの事なんか覚えていないだろうが、それでもいいの。どうかあのランニング姿で、あの使い古したデポでおれを優しく手玉に転がして欲しいの。おれ、すごく近いうちに会いに行く気がするんだわよ。オーライッ!