リボーンでセボーン4(ぶらり一人旅編)
パリオリンピックのマスコットって、本当可愛くないよねー。
好きになろうと努力したんだけど、結局買う気も起きないまま。
まだパリにいます。
少し時間があった時に旅に出たのでその話を。
当てもなくフラッと地下鉄に乗った。
自転車担いだ男、黒人家族、中国人、その他わさわさ〜っと乗ってる。東京の地下鉄よりはずっと空いてて快適。もしおれもここで生まれ育っていたら、これが当たり前として生きているんだろうな、としょーもない事を考えながら。
到着するや、出口に大声を張り合ってる黒人集団がいてなんか殺伐としている。シガレット、キャメル、とか叫んでる。たぶん葉っぱの隠語なんだろう。足早に駅を離れる。でも帰りにまたこの駅使うんだよなー。
結構硬くて、口内炎には良くなかったが、味はうまい、ずっしり満足。
パリを一望できる寺院のある丘で一人ぼんやり。
30分くらい一人で佇んでいた。
全然退屈しなかった。
しばらくして下り、さっきの罵声飛び交う駅から地下鉄に乗って帰って来た。
パリ市街も、細かく見ると緩やかな勾配はある。道は毛細血管のように縦横無尽に這っていて、方向感覚を麻痺させる。
こんな小綺麗な街で一人、誰にも気づかれずにひっそり生きるのも悪くない。
残念ながらここからまた激しい旅の始まり。
明日からはまた新しい景色を見に。