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”Artist’s Choice-Music That Matters to Her" by Joni Mitchell(Apple MusicにPlaylist公開中)

昨年(2021年)11月に五十嵐正氏の「ジョニ・ミッチェル アルバム・ガイド&アーカイブス」を買ったのだが、その後スキー・シーズンに突入するとなかなか手に取る時間が無く、そうこうしている内にやっと今になってこの本を開くことができた。

昨年はJoniのArchiveシリーズが2組、”Blue”50周年記念盤、1969年のCarnegie HallのLive盤、Reprise時代のアルバム集と立て続けに発売され改めてジョニが脚光を浴びる年だった。

そして今年の7月にはついにNew Port Folk FestivalにBrandie CarlileのLiveにサプライズ登場。ファンを喜ばせた。

私自身がJoniを聴くようになったのは随分遅く、アルバム”Wild Things Run Fast”が発売された1982年頃だ。その後大学の先輩が持っていた”Shadows and Light”を聴いてすっかりはまった。同アルバムは1979年のライブを収録したもので、バックを務めるのはJaco PastoriusがPat Methenyらに声を掛けて結成された素晴らしいバンド。後にビデオも米国で購入した。

80年代以降も新譜はフォローしていたものの、70年代以前のオリジナル作品に少しずつ手を出したのは2000年に入ってから。2007年にはHerbie Hancockが”The River: The Joni’s Letter"を、同年には”A Tribute to Joni Mitchell”とTribute盤が相次ぎ発売され、特に後者でPrinceがカバーした”A Case of You”には打ちのめされた。

そして2012年頃に”Joni Mitchell the Studio Albums 1968-1979”というBox Setを購入してオリジナル作品をすべて聴くことができた。

2018年にはJoniの75歳を祝うコンサートCD/DVD、”Joni 75:A Birthday Celebration”が発売されたが、2015年に倒れリハビリ中だったJoniはライヴには参加できなかった。その意味でも今年のNewportでの演奏はファンにとって感動的だった。

このように私の場合Joniに変則的な出会いで聴くようになったことから、まだしっかりとJoniの歴史を勉強したことが無く、今回の五十嵐氏の書籍は勉強になる。

さて、本書の最後にも紹介されているが、2005年にStarbucks傘下のHear Musicから”Artist’s Choice"として”Joni Mitchell - Music That Matters to Her”という企画盤が発売されている。このCDにはJoniのお気に入り曲が18曲集められている(自分自身の曲は一曲のみ)。2005年というとまだ私は米国在住中でこのCDを購入し忘れたことを今回想い出した。

ということで今回Apple MusicでこのCDに準拠したPlaylistを作ってみたので、ご興味ある方は是非どうぞ。流石の選曲です。





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