見出し画像

”Walk on the Wilde Side” Archiveシリーズ#11 "Imogan Heap/Speak For Yourself"

米国在住中の2005年から10年近く”Walk on the Wild Side”というタイトルで書いていたBlogのArchiveシリーズ第11弾は"Imogan Heap/Speak For Yourself"。最初の投稿は2005年11月18日。

**********************************************************************************

昨日は生暖かかったかと思うと、今日は一気に寒くなった。天気予報の表現は”Brisk、Cooler"。この一ヶ月ぐらい家の暖房の調子が悪くすでに三度も配管工を呼んだが、何とか寒くなる前に修理できたようなので一安心だ。

暖房と言うと、今年は天然ガス代が上昇すると予測されているため、第一回のガス代の請求書が届く前にクリスマス商戦を早めるというのがマーケッティングの常識になっているらしい。請求書を見たら急に財布の紐が締まるということらしいが、そういう見え見えの罠にかかってしまう消費者の方もどうかと思う。

先週のNPR:All Songs Consideredで気になったのは英国の女性ボーカルImogen Heapだ。同サイトで聴ける”Hide and Seek”は古いボコーダー(Voice Coder)を使って彼女がアカペラで聞かせる面白い曲だ。

過去にはシンニード・オコーナーによるプリンスのカバー曲”Nothing Compares 2 U"やYazoo”Only You"など、無機質な音と温かみのある声というコントラストが冴えた名曲は多かった。ただしそれらがテクノ音と人間の情念を表現する肉声のコントラストであったのに対して、今回は肉声そのものをテクノで調整したという点で新しい。ボコーダーという機械が意外と温かみを生んでいる。

元々彼女はクラシック・ピアノの素養があるそうで、その後Popの世界に入った。この曲で高い声はKate Bushを思い起こしたが、実際彼女もKate Bushからの影響を認めているようだ。98年の1stソロアルバム”I Megaphone"では3人のプロデューサーと仕事をしているが、その内の二人はDave Stewart(元Eurythmics)とBjorkを手がけたGuy Sigsworth。

NPRのサイトでこの曲が聴けるほか、次のオフィシャルサイトがある。
Imogen Heap


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?