新生ブリミュ

*2011年8月18日の日記の再掲載です。


*ブリミュとは、ロックミュージカルブリーチの略
2005年にスペースゼロで初演、その後再炎→ブリムン→ライブ01→ノークラ→ALL&ライブ02→フィルムフェスと展開していき、2010年ライブ03で一旦幕を閉じる。
今はなき新宿コマ劇場での公演もあり、当時はチケット競争率が高く発売10分全公演完売もあった。
ミュージカルでは原作で言う「ルキア奪還編」を行い、ライブではミュージカル内の曲を歌ったり、特別ストーリー(吉良、雛森、阿散井の3人が院生時代、市丸副隊長、藍染隊長と初めて対面する話や、教えて修平先生等)を演じた。
今回、原作連載10周年企画として、新キャスト(ルキアだけ前と一緒)で新生ブリミュとして蘇った。
(そういえば、ブリミュやってた当時連載もルキア奪還編全部終わってなくて、藍染役の大口さんは自分が悪役だと知らずに演じていましたね)

さて

素人目線で言いたい放題言ってます。
存分にネタばれ含みます。


ROCK MUSICAL BLEACH見てきました。
8月17日、夜公演です。

行ってから知ったのですが、今日はDVD撮影の日。
平日の夜ということもありお客さんの数は若干少なめ。
A席で21列だったのですが空きがあったので、18列に詰めることとなりました。
年齢層は結構高めで女の人が圧倒的に多い。
俳優さんのファンって人や関係者が多そうな雰囲気でした。

開演15分前くらいにコンの着ぐるみが客席にご挨拶、かわゆい。
そして1部→20分休憩→2部→カーテンコール→ミニライブ→カーテンコール→アフタートークショーという流れでした。
1部&2部はストーリーはオリジナルで、脚本はアニメのブリーチも担当された方です。
ミニライブは劇中に歌った曲の一部をそれぞれ歌って、ちょろっと寸劇してハケる、本当におまけみたいな感じ。
アフタートークは全公演でやっているようで、キャストが出てきて役になりきらず好きにトークって感じでした。

☆全体の感想
・1曲1曲が長くてちょっと残念
もっと1曲を短くして曲数増やした方がよかったのではと思う。
・美術セットが前のミュ同様学芸会
ざびまるとか本当どうした……って感じ。
まだ前のざびまるの方がかっこよかったよ!
・照明より映像での演出が多くなった
前の照明すごく好きだったから、ちょっと物足りない。
全体的に演技力や照明より映像で表現ってのが多くなった気がする。
・ストーリーはオリジナルとしては面白いと思う


☆各キャストごとの感想

・黒崎一護⇒法月康平
演技してまーす!って感じ。
セリフの言い回しが腹から出そう! と必死で自然でない気がする、特に静かにキメるセリフ。
叫ぶセリフやそんなに力を入れなくてもいいセリフの言い方はだいぶ一護っぽいし、これから再演とか(あるとしたら)回数を重ねていけば、だいぶ一護っぽくなるんじゃないかなーって思いました、もっと伸びると思う!
歌はだいぶ上手いけど、ちょくちょくタイミングを外すのでそこが気になる。

・朽木ルキア⇒佐藤美貴
私はチケット代6,000円、みきちゃん一人の為だけに出したからね!
久しぶりの佐藤ルキアは本当かっこよくて美しくて素敵でした。
当時の美声も健在で安定感あって、このカンパニーを支えていたと思います
確かみそz(ry
もう佐藤ルキア見れただけで満足でした、ご馳走様でしたっ!!

・阿散井恋次⇒鯨井康介
テニミュキャストさんのようです(テニミュは初代青学くらいしか知りません)
最初に歌ったのがラップだったからなのか……あれですか、恋次役は歌は残念な方が多いのですk(ごほんごほん
アニメの声と森山恋次がけっこう低い声だったので、凄く若々しいフレッシュな恋次って感じでした。
この恋次で原作のVS一護やったらどうなるのかちょっと見たい。

・日番谷冬獅郎⇒木戸邑弥
こちらもテニミュキャストさんのようですね
演技がだいぶ永山冬獅郎の影響を受けているような気がしましたが、気のせいかしら…?
(これで永やんがやってるヒツ一回も見てないのだったら、相当凄いと思う)
初期の永山冬獅郎よりも日番谷っぽかったです、正直
ただ2部で時々違和感があったので(法月さん同様、セリフ言ってます! って感じ)そこがスムーズにいけばかっこいいシロちゃんって感じ
雛森が出てきた時にこの日番谷がどんな風になるかが楽しみですねー!

・朽木白哉⇒太田基裕
テニミュキャストさんですね!
アフタートークの時と劇中の声が全然違うのに本当驚いた。
本人の声がクールとは若干違う気がするので、よく演技してるなーって感じ
それが時々剥がれてると、すっごい違和感。
長台詞は苦手かなーって感じでした。
一言とか、歌い方はだいぶ兄様っぽいので頑張ってほしい。

・京楽春水⇒石坂勇
何故前回のキャストの時にいて下さらなかったのですか……!
ポスター写真の時からですが、本当役に合ってると思っていました
今日見て本当、そのまんま京楽さん!!
前回のキャスト+石坂春水でやってほしいよ本当!!!
申し分なしです、ご馳走様でした。
ダンディーなおじさまでした!!

・浮竹十四郎⇒西島千博
これはなんかもう……キャスティングミスだと思う
しなやかに踊り回る浮竹さんって……。
原作あんな病弱キャラなのにダメだよ、台詞も棒読みで、あまり上手じゃないと思うし、正直うーんって感じ。
なぜバレエの人を連れてきた……浮竹はバレエってキャラじゃないと思うよ。
ポスター写真はまんま浮竹って期待してた分残念だなぁ……と。
でも歌はよかったと思う。

・遥華(オリジナルキャラ)⇒彩乃かなみ
宝塚出身のようですが……正直ブリミュって感じではない。
声の出し方とか本格的だからこのキャストの中で浮いてた気が。
天使をイメージしてのキャスティングらしいけど、そういう見方ならいいのかなとは思うけど……うーん。
折角ならもっと踊りのシーンを増やした方がキャスティングした意味があるのではと思いました。
すごく、中途半端で残念だったなぁ……ご本人の演技が良すぎて浮くのは悲しいよなぁ……。

・射真(オリジナルキャラ)⇒新納慎也
歌も安定してるし、演技も上手いと思う。
でも斬られる時の声が残念だった。
2部の頭、ちょっとキャラが抜けてたかなーって感じ。
前半いい感じだったから余計残念でした。
しかしアフタートークはよく喋るわ……めっちゃ面白い人でした。
ハルカとの最後の歌、ハルカの歌唱力に負けないいい声だったと思います。


ざっとこんな感じ!
すごく心配だったけど、ルキアと京楽さんと射真とヒツが安定してたからそのキャストがそろってるシーンは安心して見ていられました。
他のキャストさんも回を重ねれば伸びると思うし、成長が楽しみですね
しかし今回はみんな歌上手いよね!
前回は歌大変そうな人多かったから(素人の私でもわかるくらい)安心ですね(これはご本人がネタにしてるのであえて言います)

ブリミュの一つの形として、これもアリなのかなと思いました。