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マイナーな言語の勉強方法

私にとって言語学習ほど楽しい物はありません。
といってもちゃんと勉強するのは今回が初なんですが(笑)
実は私、日常会話程度であればある程度英語が話せるんですが、ちゃんと勉強したわけではなくて、大量に映画を観て、洋楽聴いて、英語しか通じない相手と話して、としてるうちに自然に身につきました。

現在インド人のダーリンがいて、彼の母語であるヒンディー語を勉強し始めたので、そのやり方というか、勉強法を紹介しようと思います。
マイナーな言語の勉強法を探している方のためになればと思います。

まず、マイナーな言語って教材が少ないですよね。
周りを見回すと英語、韓国語、フランス語、スペイン語辺りの教材は大量にありますが、ヒンディー語なんてネットで買わないとない。
一応世界トップ5に入る話者数を誇る言語のはずなんですけどね(インドの人口が多いだけか)。
言語によっては全く教材なし、ということもあり得ます。

私の場合、書籍の教材は一切使っていません。
これはどの言語にも言えることなんですが、言語って「その国の言葉」ですよね。
じゃあ、その国のコンテンツを自分の教材にしちゃったらいいんです。
映画、ドラマ、音楽、本、雑誌、ネット記事、ニュース記事、YouTube動画と私たちは世の中にある溢れんばかりのコンテンツに囲まれて生活しています。
そういうコンテンツから言葉を学べれば実際にネイティブが使っている言い回しを知ることもでき、教科書で勉強したのにいざネイティブと喋ると全然違う...ということが起こりません。

でも知識0の状態から映画観てもちんぷんかんぷんなのは当たり前なので、とりあえず文法の基礎を調べます。
文法用語や細かいことは後々自然に学んでいくので、とりあえず基礎中の基礎、I、He、Sheと主語はどう言うのか、文法的に単語が並ぶ順番はどんな感じなのか、などを学びます。

Googleで調べてもいいし、YouTubeで教えている人も結構たくさんいらっしゃいます。
日本語で検索してあまり情報が得られないときは、英語で検索したらさすが世界共通言語、得られる情報が広がります。

そして基本的な名詞、日常的に使う動詞を調べてノートにメモ。
それらを組み合わせればたくさん例文を作れます。

これはどの言語の学習でもそうなんですが、「知ってる単語なのに聞き取れない」「知ってる単語なのに会話で出てこない」というジレンマが起こり得ますよね。
これはもう音読で解消です。
例えばリンゴがAppleとは知ってても「えっと」とならずにAppleを会話で使えないと意味がありません。
よく「コアイメージを掴む」といいますが、個人的には何度も声に出すだけでだいぶ違います。
仮に覚えてる単語だとしても、しつこいぐらい声に出して読むのを繰り返し、作った例文も何度も何度も音読。
それだけで考えなくても自然に会話で覚えた言葉を使えるようになり、知識を自分のものにできます。

例文を作るときに言い方がわからなければ、その都度調べます。
例えばあるとき「そういえばI thinkってヒンディー語でどう言うんだろう?」って思ったら、ネットで調べてノートにメモる。
たくさん例文を作って、何度も繰り返し音読する。
その繰り返しです。

あとはもうコンテンツに浸って耳を慣らします。
私は映画が大好きなのでヒンディー語の映画を観たり、映画に登場した曲やサウンドトラックを部屋で流したりしています。
映画を観ててときどき「あっここの部分意味わかる!」ってことがちょっとづつ増えてモチベーションになっています。
本当に簡単な単語ひとつでも聞き取れたら、それがわからなかった少し前の自分よりもちょっとだけ知識が増えた、ってことですからね。

私の現在の勉強法はこんな感じです。
私の場合「話せるようになりたい」ので、文法的に正しく勉強したい、スラングなんてもってのほか、という人には向かないと思います。
話せるようになりたければ、基礎を抑えたら練習あるのみ!
私の中学校の頃の英語の先生は「英語学習は国語や数学などの勉強よりも体育などのトレーニングに近い」と言われていました。
どんな言語にも言えることですよね!

長い道のりですが、言語学習を頑張っている皆さん、一緒に頑張りましょう!

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