他人の悩みに寛容になろう
久しぶりに以前の職場の同僚からLINEが。
私が既読をつけた時間がAM2:05。
元同僚はお盆休みでのんびりしていたらしく
直ぐ返信が。
「こんな時間まで働いてたの?」
と。
私は
「少し前に帰宅してお風呂入ってでたばかり」
と返した。
元同僚は聞いて欲しいことがあるとのことで、
私は翌日仕事であるものの、なかなか話も出来ないし
30分位なら、と前提で話をすることに。
元同僚は前職にて事務正社員として働いている。
私と同じ年の彼女。
前職ではいわゆる ″ 肩叩き ″(=退職勧奨)の
雰囲気が漂っていて、居づらいのだと。
市場で言えばレッドオーシャン事業の医療業界。
雇用側は
若い人に高い給与でなんとか入職して欲しい。
一方で、
今まで年功序列で給与がそれなりに上がって
現在に至る同僚と近い年齢で同職は多い。
職場側は就業規則の変更をし一定年齢での
給与格下げ・社員から契約社員へなどを設置。
元同僚は
「あからさまな肩叩きで気分が悪い!」
「あんなに都合よく働かせておいて」と前置きし
「今まで散々身を粉にして働いての仕打ち!」
と。
黙って話を聴いていた私。
「kururiさんなら分かるでしょ」
と愚痴とプライベートの悩みへと続く。
前職に長く身を置いていた私は
彼女の言い分も十分理解できるし、
一方で、退職して俯瞰して考えてみる。
前職の事務仕事は、年齢に関わらず出来る上
経験値が上がれば成果が出る、とかではない。
ある一定の事をPCを使って作業をする、
誰かでなければ、という仕事ではなく
誰でも良く、入社すぐの若い事務員が
長く働いてようやく得た給与よりも高いことは
心情的に気分が良くないのは分かるものの
現実的には当然だと思う。
私は、やりたいことがあったことが第1にあり
その職場で今後も長く働き続けたい思いがあるか
等を鑑み、
ゼロからのチャレンジでも私を受入れてくれた
現在の職場に採用が決まったから、
前職の退職に至る。
何も考えずに、非常に忙しく大変であったけれど
毎日の業務をこなしていれば給与をいただけた。
歳を重ねて、退職する選択をした私を
元同僚は ″ 無謀すぎる ″
" 考え直したほうがよい ″
″ 戻りたくなってもkururiさんの席はないよ ″
とアドバイスをくれていたことが記憶にある。
元同僚の彼女の話は40分以上に亘った。
「明日も仕事だからそろそろ・・・」
と私が言うと
「話を聞いてくれてありがとうね」
「今の私の立場をわかってもらえる人って
なかなかいないからさ」
と彼女が話した。
最後の彼女の言葉は
「kururiさんみたいにさ、思いきれないんだよね
年を考えたら、もぅ転職先がみつからないしさ
今と同じ給与が欲しいからさ~、
我慢するしかないってわかってるんだよね」
彼女は私にアドバイスを求めていないことは
最初から分かっていた私。
だから、ずっと彼女の話に耳を傾け
話を遮ることはしていなかったのだ。
電話を切るときに
「人生100年時代だし、幾つになっても
今日が1番若いんだから自分を大切にして
健康に気をつけて笑って過ごそうよ」
と私は言った。
「そうしたいわ~」
と彼女が言って、電話は切れたのです。
他人の悩みに寛容になろう
上から目線で言っているのではなく、
人それぞれ、置かれた環境・考え方も違う。
悩みを自分に語る相手に対して
自分の常識や偏った考えをアドバイスとして
述べることは簡単。
相手の思いや悩みは 黙って聴く。
相手は私に話しているうちに、
思考の整理がついてきて、
最後には自分なりの結論がみえたり
今は結論は出せない、と
自己理解に至るのでは。
彼女との電話を切った後、
カフェインレスコーヒーとアイスをいただき
今の自分を見つめ直していました。
人生に後悔はしたくなく、思い切って転職し
今の私がいる。
今日も私は赤ちゃんに満面の笑みをもらって、
笑顔で仕事が出来る筈。
今日も1日が始まりました。
自分の機嫌を取り
気持ち良い1日を過ごします。
#ジブン株式会社マガジン
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?