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スメハラと本能

スメハラ=スメルハラスメントを耳にされた
事があるかと思います。
スメハラとは、 臭いに関して周囲の人に不快感を与える行為 。
最近は様々なハラスメントが社会問題。
その中で、不快感を覚える要素の1つの
悪臭に悩む人が受けるスメハラもハラスメント
の一種として指摘されています。

私は通勤で電車利用しますが、よく匂いに
悩むことがあります。
ひと昔前は柔軟剤のキツイ匂いが話題になって
いました。
私が電車で悩む匂いは、終電で出会ういわゆる
中年男性の酒酔いの匂いと加齢臭が混じった
匂いが鼻にツンと差し込むと、
頭痛と吐き気がするくらいの時も。
また気温が暑くなると汗と体臭にも苦しみます

車内が混んでいなければ、当然ですが、
隣の車両に行きます。しかし、私の乗る始発も
終電もまぁまぁ混んでおり、人をかき分け隣の
車両に行くのは現実的でありません。
なので、私はなるべくドアに近い場所を確保し
停車時の空気の循環を祈り、浅い呼吸をします

私自身が匂いに過敏なのかもしれません。
自分が匂いが気になるので、自分の匂いには
特に気をつけています。
仕事柄、香水不可ですし、更に年中汗だくに
なる為、帰宅前にはロッカーにて
汗拭きシートで身体を拭いてから帰途に。

「香り」と言っても「良い香り」もあれば
「悪いニオイ・悪臭」など種類は多種多様。
また人によっても好みは様々。同じ香りでも
好ましいと思う人もいれば悪臭と思う人も。

香りは目に見えないし触れるものでもなく、
なぜ感情に強く働きかけるのか調べてみました

「プルースト効果」=特定の香りによって、
それに結び付く記憶や感情を呼び起こす現象

フランスの作家マルセル・プルーストが著書
「失われた時を求めて」という小説で、
主人公がマドレーヌを紅茶に浸したときに、
その香りで幼少時代を思い出した場面があり、
その描写がもとで名付けられました。

「人間の感情の75%は「におい」によって引き起こされる」という説もあるくらい、
人間の感情と香りは非常に密接な関係。
その理由は、
五感(視覚・嗅覚・味覚・聴覚・触覚)は
それぞれ刺激を受けると 
論理的思考や言語機能を支配している
「大脳新皮質」を通し
「大脳辺縁系」という人間の本能や感情の
支配する部分に情報が届く仕組み。
ところが、
「嗅覚」だけは大脳辺縁系に直接情報が届く。
つまり におい・香りだけが直接本能に繋がる

よく耳にする匂い問題。
自分は関係ない、
と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、人の本能で無意識に感じてしまう嗅覚
自分が気持ち良く穏やかな気分となる香水も
他人からは むせる程嫌かもしれません。
また、汗やアルコール摂取後も、
自分では分からない為、匂いが立ち昇りやすい
高温の時は要注意。
公共の場で他人と関わる場所を介するなら
何らか対応を出来るような、スマートな人で
いたいです。

毎日仕事に家事に育児、勉強、介護など忙しい
日々を過ごす人が多い現在。
私も含め、ストレス解消やリフレッシュに
香り・アロマを取り入れる方も多いでしょう。
香りは第一に自分が1人で楽しむこと、
他人がいる場では、ほのかに香るくらいで
楽しめたら、と思います。

今日も1日が始まります。
自分の機嫌を取り
気持ち良い1日を過ごします。

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