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カンボジアに思いを馳せて。

二月にnoteを書かなかったことが悔やまれる。

あっという間に3月になった。

この時期になると、1年前のことを思い出す。

去年は、ちょうど今の職場に就職が決まったころだった。

大学生の時のアルバイトの時でも、インターン終わった後でも、のほほーんと帰国後ライフを送っている時でも、頭の片隅にはあった。

放デイでの就職。

1年間、正職員としてなんとかやってきた。

これからも子ども達との関わりを続けたいし、見届けたい。

そんな思いがある。

そういやカンボジアでも同じことを感じたな。

同じ思いでもその思いの強さは、海の向こうのあの国の方が勝ってるんだよなぁ、とつくづく思う。

カンボジアロスが最近は落ち着いてきたが、ふとしたことで、強くなったり弱くなったり。

そんな不安定な生活を送っております。

さて、本題に入りましょう。

カンボジアを語る会

去年、コロナが広がり、世の中はオンラインでの交流が流行ってきた。

いろんな方とオンラインでのやり取りをする中で、あるプロジェクトが始まった。

カンボジアで活動していた若者を集めて、カンボジアのことを発信するオンラインイベントをしよう!と。

それがきっかけで、私は同じ時期にカンボジアでインターンや留学をしていた同世代の子たちと出会った。

そして、それぞれの活動をシェアしたり、カンボジアでのことを話し合い、仲を深めていった。

第一弾は無事に成功。だけど、私たちがカンボジアを語るには物足りない。

そこで、先日、第二弾が開かれた。

今度はイベント形式じゃなくて、ただカンボジアのことをみんなで語る会。

この前のテーマは、写真で振り返るカンボジア

写真を見ながら、それぞれのカンボジアでの思い出を語る会。

私の選んだ写真

どうしてひっくりかえってんだい?

まぁ置いといて。後で編集しよう。。

わたしが、この写真から思い出すこと。

あれは、ある9月の日。

プチュンバン(カンボジアのお盆)で村で暇をしてた。

せっかくコンポンチャムにいるから、市内の方に行ってみよう。

そう考えたりもした。

けど、お金のなさと、知らない街で一人で行動することへのビビりと、単なる面倒くささがあり、ゴロゴロする毎日だった。

おなじく、村にステイしてた日本人インターン生がその日に自転車で当時一緒に住んでいた住み込みスタッフの家まで行こう!と計画をしていた。

ゴロゴロしても面白くないので、わたしもいく!と仲間に入れてもらい……

みんなでおにぎりを握って、ピクニックに行くことになった。

住み込みスタッフの家まで10キロ以上ある。

実を言うと、その何日か前にもアテもなくただまっすぐ自転車を漕いでいってその辺まで行っていたのだ。

だから、今回も余裕だと思った。

いざ、出発。

お寺の門をくぐり、市場を通り抜け、ひたすら真っ直ぐな道を通る。

そこから景色は、一気に開けてくる。

とてつもなく広い田んぼ。

ぽつんぽつんとある木。

遠くに見える、チュンプレイ山。

壮大な色に心を奪われながら、わたしたちは自転車を漕ぎ続けた。

私たちには目的がもうひとつあった。

それは、私の夢ではなくて、一人の日本人インターン生の夢。

広い景色の中、ぽつんと立っている木の下でみんなでおにぎりを食べたい。

漕いでいくと、なんと。

あった。

そして、いただきます。


おにぎりの画像だけ逆さになるのやめてほしいわ

おにぎり隊。(勝手に名付けた)

わたしこの日が一番楽しかったかもしれない。

いや、楽しかった思い出はたくさんあるのだけど

この瞬間が一番「カンボジアにいるんだなぁ」という幸せを噛みしめたかもしれない。

こんな瞬間は二度とこないかもしれない。

みんなでカンボジアで自転車を漕いで、同じ木の下でおにぎりを食べる。

でも、またいつか、一緒に行けたらいいな、と夢をみている。

変わっていくもの

わたしがカンボジアから帰国して2年が経った。

だんだんと、昔話になっていっているのを感じる。

それでもまだ、カンボジアでの出来事はひとつひとつが鮮明に残っている。

いろんなことを思い出せる。

それほど、私の経験した9ヶ月間は、24年間の中で最も濃かったんだと思う。

もうすぐ25歳になろうとしてる。

あの時一緒に活動していた長期のインターン生は、大学を卒業して4月から就職する。

それぞれの場所で、それぞれの生活が始まる。

また、就職に向けて就職活動をはじめるインターン生もいる。

これもまた、次なる人生に向けての大きな1歩になる。

インターン生活の中で、一番長く、一緒に住んでいた現地スタッフは今月結婚式を挙げた。

わたしがカンボジアに来てから、いろんなことを教えてくれた。

最初は、仕事サボるし、言葉分からないし、サンダル取るし、ゲームばっかりやるしで、不満ばっかりだったけど

いざと言う時には頼りになるし、通訳もしてくれたし、住み込みスタッフに対しても時に優しく時に厳しく接して仲介役になってくれた。

彼には日本人インターン生みんな振り回されて大変だったこともあったけども、それでも大切な仲間のひとり。

結婚おめでとう。

お幸せに。

2人の結婚生活が幸多きものになりますように。

こうして、2年の間でもどんどん変わっていく。

現地の状況も、変わっていく。

悲しいこともあった。

スタッフ達の今の姿に残念だなって思うこともあった。

それでも残された希望はまだまだたくさんある。

その希望が尽きることがない限りは、わたしも影ながら支えて行けるように頑張りたい。

今年はカンボジア、行けたらいいな。

おやすみなさいまし



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