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学校が再開した日に、学校を辞めたと告げられた日

昨日、クメール語のオンラインレッスンが始まる前に、カンボジアの大学生でありクメール語の先生でもある、ブンタエムさんとお話をしていた。

明日から、カンボジアの学校が再開します。

3月頃にコロナでカンボジア全土の学校が休校になってから、ずっとずっと聞きたかった言葉だった。

やっと、住み込みスタッフも学校にいける!

と、嬉しくなった。

今日、Facebookを見ると、たしかに学校に通っている他の州の子供達の様子を見ることができた。

そして、ある住み込みのスタッフにクメール語で

学校が再開しましたか?

って聞いてみた。

しばらくして帰ってきた文字に、言葉を失った。

あや、僕はカンボジアの学校を辞めました。

一番、恐れていた言葉だった。

驚いた。

カンボジアの学校で勉強したくない、と。

だけど、その後に続いた言葉で、落ち着きを取り戻した。

日本語の学校は辞めない。

日本語能力試験に合格したいから。

日本で就職して、日本を知りたい。

日本が大好きだから。

この言葉を聞いて、抑え込んでいた気持ちが溢れてきた。

早く行かなきゃ、と。

いや、行ったところで何になるのか。

これは、彼の課題だ。

彼の課題、選択肢

カンボジアにいる頃の私なら

高校を卒業するまで頑張るのが、あなたのためになるから!!!

って、なんだかんだ言ってたのかもしれない。

だけど、それは、一種の洗脳であり、彼の選択肢を奪うことになる。

カンボジアの学校を卒業すること。

言葉で言えば簡単なのかもしれない。

カンボジアにいる時に、彼の復学支援を行った。

彼はどちらかというと、学校に通うことに不安を持っていた。

18歳の男子が、15歳の学年に入り、授業を受ける。

違う学校に転校して、新しい友達と一緒に勉強する。

私たちがいる間は、楽しそうに通っていた。

中学校卒業前ということもあり、勉強はとても大変そうだった。

目には見えなかった、元々の勉強の遅れに、インターン生が本気で悩んだ時もあった。

振り返ってみれば、彼の人生に介入しすぎたのかもしれない。

彼は、今回新たな選択をした。

彼は、勉強をすることを諦めた。

そう捉えるかもしれない。

いやでも、私はそうではないと思っている。

彼が、本気で極めたいことに出会えた。

と、前向きに捉えることにした。

彼は日本語を学びたいのだ。

クメール語以上に。

それなら、極めて欲しい。

それなりの覚悟をもって、トコトン極めてほしい。

言ったことを絶対に叶えてほしい。

彼が、そこまでの覚悟を持って学校を辞めたと決めたなら

私はそれを応援したい。

日本語を学ぶ環境を。

日本人と働く環境を。

そういう選択をしたからには、全力で取り組んでほしい。

とりあえずは、早くCBBが再開すること祈っています。

わたしも早くYouTube始めよう。

そして、来年にはカンボジアに住めるように、時間を進めて行こう。

頑張れ。

みんな頑張れ。

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