いつか言われたあの言葉に、何ヶ月か経って再び返事をしてみる
タイトル長いし
ご無沙汰しております
やましたでございます
さて、毎日暇な日々を妹たちと共に過ごしております
本当は月末まで働く予定だったホテルの厨房のバイトも、早めに切り上げようと10日で辞める予定でした。
が。
ところがどっこい
観光業、大打撃です、ニューウイルスコロナ。
相次ぐキャンセルと、クラスターを防ぐために、団体客の昼の宴会の予約の中止要請があり
なんと、厨房、仕事がなくなってしまいました。
ということで、先週水曜日に急遽ラストバイトを迎えて
それからというものの、1月に帰国した直後のようにニート生活に逆戻りしています。
21日に引越しをするので、そこからは新しい職場にアルバイトとして入るので、まだマシになると思います。
あとちょっとの辛抱。
それまでに何かできないかなぁ、と感じております。
さて、今日のnoteのタイトルは
いつか言われたあの言葉に、何ヶ月か経って再び返事をしてみる
カンボジアにいる時、シェムリアップに何度か行きました。
10月、私がサポートメンバーとして所属している団体の一員が、シェムリアップに現地視察にきました。
その際のお手伝いとして、シェムリアップに滞在していました。
その時の、宿での出来事。
詳しくは、その際に書いたhttps://note.com/kk211/n/n7e6c4fb7b6daをご覧ください。
単刀直入に言うと
『カンボジアで日本語を教えても無駄、くだらない』
と、知らない人から言われたのです。
その時に、気分的には自己解決してたので、もう引きずってはないのですが
ふと、そう言われたこともあったな、と思い出したため、今日再びその言葉に対して思ったことをまとめようと思います。
先程紹介したnoteは、言われた直後にカフェローリーポーリーというお洒落なカフェでプリンを食べながら書いたため、感情的な面がほとんどですが
今日は山口県の実家の温かいこたつの中で、インターンを終えた後、客観的に振り返ってみましょう。
結論からいうと
やっぱり無駄じゃない。
ですよね。
9ヶ月もいて、教えていて無駄、だとは思いません。
我々の目標は、生徒を技能実習生として送り出すことではありません。
生徒に必ずしも日本に行ってもらう、という目的でもありません。
では、我々はインターンをする中で、カンボジアの子供達に何ができたのか。
それは
選択肢を提示すること
一言でいえば、これに限ると思います。
人生には様々な選択肢があります。
そして、その選択肢のどちらかを選ぶことで、人生が左右されることがあります。
私の人生最大の選択肢といえば
小学校6年生の時に、市の日中友好プログラムの中で、訪中したこと。
この時、中国に行く🇨🇳という選択をしたことにより、海外に出ることの素晴らしさや、世界の貧困問題というものに出会いました。
行かない、という選択肢をしたら、そのままなんの取り柄もないただの田舎の中学生になり、違う道を歩んでいたかもしれません。
それがなければ、高校生でカンボジアに行くという選択をすることも、大学で福祉を学ぶという選択も、タンザニアに行くということも、カンボジアでインターンをするという選択も全部なかったかもしれません。
思えば、人生そうなるように、見えない誰かが「こっちだよ〜」って引っ張ってくれてたのかもしれません。
そんな選択肢の数々を過ぎて、今の私がいます。
さて、話を戻しましょう。
ある日、自分の村に日本語の学校ができたら。
ある日、そこに、日本人が住み始めたら。
ある日、日本人が突然家にやってきて、一緒に学ぼうと言ってきたら。
あなたが外国人ならどういう選択をするでしょうか。
そこで、勉強すると選択したたくさんの生徒がいます。
また、日本人と一緒に住み、学校に復学して、高校卒業を目指す、住み込みスタッフの子供達がいます。
そこから彼らが中学生になり、高校生になり、大学生になり、いつかは日本に来たり、プノンペンで働いたり、と可能性が無限に広がっています。
実際に、大学まで行き、日本語を学び卒業した生徒がいます。
日本語学校に行った生徒もいます。
プノンペンに出て、働いている生徒もいます。
日本語を勉強するという選択肢。
それを、スクールができてからずっと、日本人が継承してきた唯一の物だと思います。
首都じゃなく、田舎の村で行なっているのはいろんな意味を持つと思っています。
田舎独特の文化もあり、慣習もあり、価値観があります。
働ける歳になったら、家業を手伝うために学校をやめること。
18歳になったら、多くの人たちが工場に働きに行くこと。
タイに出稼ぎに行くこと。
18歳過ぎたら、女の子は早くから結婚すること。
そんな少ない選択肢の中に、勉強することという選択肢が入ることで、その人の人生はより豊かなものになるのではないでしょうか。
ですが、これはひとつの選択肢であるため、強制力は持っていません。
中には、途中でやめてしまう子もいます。
せっかく何ヶ月か一緒に学んだのに、私が帰国してからスクールを離れてしまった子もいます。
そんなことがあった時には、とてもショックですが、それも彼らの選択。
それは尊重すべきことなのかもしれません。
わたしはこのカンボジアでのインターンで、たくさんの選択肢に出会いました。
その中から、ただひとつ思うのは
スクールに来てくれてありがとう
ということです。
最後に住み込みのみんなに伝えた一言。
អរគុណដែលបានមកCBB.
オークンダエルーバーンモークCBB。
CBBに来てくれてありがとう。
ただ、その選択肢を選んでくれただけで
私たちが、カンボジアでしてきたことが無駄じゃないと思えます。
これが、私がカンボジアでしてきたことだ
と、胸を張って言えます。
この気持ち、いろんなところでも活かせていけたらいいな。
さて、今日は次なるインターン生候補の方との面談。
次につなげる。
今後はバトンタッチの気持ちで、臨めたらと思います。
では、良い1日を。
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