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おもしろきこともなき世をおもしろく、すみなしものは心なりけり

スオスダイ!カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしています、やましたです!

なっがいタイトルで申し訳ないです。

これは、幕末の志士、長州藩士、高杉晋作の言葉です。

おもしろきこともなき世をおもしろく
すみなしものは心なりけり
面白いと思えることのない世の中を面白く。
それを決めるのは自分の心もち次第

という意味らしいです。

山口県民のわたしとしては、高杉晋作は吉田松陰の門下生なので、とても親近感のある人物です。

それもあり、今回は高杉晋作の言葉を使って、カンボジアでの私のチャレンジをお話します。

冷蔵庫のないカンボジア、アイスが食べたいやました

カンボジアは、暑い日が続きます。
雨季で少し涼しくなっているとしても、やっぱり暑いです。

そんな日に、食べたいのが冷たいもの。

ですが、辺りを見回しても、近くの売店に行っても、市場に行ってもアイスクリームとやらを見ることはできません。

アイスクリームの移動販売はたまに見かけますが、目の前の道路を追いつけないスピードで通り過ぎ、まだ買うことができていません。

大きな市場の付近まで行って、コンビニで買って帰るという選択肢もありますが、なんせここには冷蔵庫がない!!!

そんなこんなで、諦めかけていたアイスクリーム。

そんな時、ふと小さい頃のことを思い出しました。

(そういえば、昔、塩と氷を使って転がして作るアイスクリームを作ったな………)

と。

急いでケータイで作り方を調べると、村ですぐに作れそうでした。

調べたものはすぐに実行したくなるのが、わたし。

今日の朝、市場で材料を買い、ひとりでレッツクッキング!

CBB特製、豆乳アイスクリームの作り方

【材料】
・塩(適当)
・氷(適当)
・豆乳(チョコレート味)

・ビニール袋二枚重ね
・熱通しのいい入れ物(今回は炊飯器の釜)

【作り方】
1.二枚重ねにしたビニール袋に、豆乳を入れます

2.炊飯器の釜の中に、氷と塩を入れ、混ぜる

3.その中にビニール袋を入れ、冷やす

凍傷注意⚠️

4.氷をかけまくる

5.固まったらできあがり

とても簡単。

はじめ、ボトルに入れたまましていたので、かたまり具合はあまりよくなかったのですが、シャーベット状になってて、とても美味しくいただきました!

他のインターン生にもおすそ分けし、美味しい!

のお言葉をいただきました😊

今回はおためしで作ったので、ひとりで作りましたが、次回は他のインターン生も誘い、みんなで何かできたらいいなと思います。

また、他にもイベントなどで、子供と一緒に作るのもありかな、と思います!

作り方も、しっかり固まるように、瓶を使ってみたり、もっと転がしてみたり。

試行錯誤しながら、もっと美味しいものが作れるよう、研究したいです。

心の持ち次第

村での生活は、日本に比べると不便なことばかりです。

停電もありますし、断水もありますし、ある日突然、ものが壊れ、使えなくなることがあります。

そんな時、日本だとどう思うでしょうか?

電気を使えない不便さ、暗いことへの恐怖、どうしようもできないという理不尽さ。

そんな気持ちが少なくとも芽生えると思います。

水が使えないことでも同じです。

ものが壊れると、すぐ新しいものを買おうと思います。

カンボジアで、3ヵ月過ごしてみて、少しずつですがそんなことに寛容になってきたな、と実感します。

停電しても、あー、停電か……と。

断水しても、あー、水使えないな、と。

炊飯器が壊れても、あー、鍋で美味しいご飯が食べれるかな、と。

その生活をどう捉えるのかは、その人の心の持ち次第だと思います。

カンボジアの人たちを見ていたら、本当にそう思います。

『オッパニャハー』(問題ない)

の一言で、その生活になんの問題もなくなります。

開かないスーツケースを、包丁でこじ開けたり。

断水しているから、貯めた水を使ったり。

ブレーキの効かない自転車を乗り続けたり。

生徒達を見ていてもそうです。

何も書いていない白い紙と、折り紙を使い、こんなにも素敵なものを作り出す能力。

何も無いところから、何かを作り出す能力は、カンボジア人の素晴らしい才能だと思います。

それを見習い、わたしもこれから先、ものを大切に頑張っていきたいとおもいます。

目指せ、カンボジアのわくわくさん。

クリエイティブやました。

おもしろきこともなき世をおもしろく。

すみなしものは心なりけり。

高杉晋作の、名言を胸に、カンボジア生活をもっと楽しくしていきたいと思います!

サバーイの心、大切に。

おわり



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