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現世で寄付をしたら、後世でいい事が起こる

スオスダイ!カンボジアの国際協力NGO CBBの長期インターンのយ៉ាម៉ាសុិឋា អាយ៉ាណុです。

カッコつけました、やましたです。
ាがたくさんつく名前だな、と思いクメール語にしてみました。

さて、いよいよ、プチュンバンのお休みに入ります。

先日は、スタッフのプット君とインターン生のさやちゃんと一緒に、近くのお寺に行きました。

なんと、小学校の校庭に大きな滑り台がありました。


そして、その手前を小さいジェットコースター的なトレイン的な、そんなのが爆走していました。

ダーツもあり、トランポリンもあり

本当に校庭?!とびっくりするほど雰囲気がガラリと変わっていました。

さやちゃんと一緒にトランポリンを堪能

日本でトランポリンをやるには年齢制限や体重制限があり、お祭りなどであるバルーン状のトランポリンには入ることができません。

体操選手ではない限りトランポリンなんぞ触れることはありません。

そんな中、校庭に現れたトランポリン。

実に15年ぶりくらいに、思いっきり遊びました。

どうだったかと言いますと
腰が痛い……

飛んで地面についても、足が耐えられず、すぐに転けて足元から崩れ落ちてしまいました。

自分の足腰の弱さと、耐久力のなさに終始大爆笑していました。

汗だくになりながらも、とても楽しい時間を過ごしました。

さて、今日は何を書こうかといいますと

【寄付】について書こうと思います。

プチュンバンに入り、お寺に行くことが増え、寄付について考えることが多くなりました。

寄付の文化

スタディツアーで、よく村のお寺を訪れます。

村のお寺を見ると、みなさん口を揃えて

「村なのにお寺は立派なんだね」

と言います。

果たして、それは一体どうしてなのでしょう。

それはズバリ

村の人の寄付によりお金が集まっているから

です。

少額の寄付が集まって集まって、多額なお金になります。

実際にお寺へ入ってみると、壁や看板によく金額が書いてあります。

先日行ったタングロサンというところにあるお寺には壁に寄付した方の名前と金額が書いてありました。

金額は5ドル、何万リエルと金額は少額ですが
壁を詰めつくすほど、名前が書いてありました。

そんなお金ですが

村の人はどうして、そんなに寄付をするのでしょうか?

中には、生活をするのも精一杯の家庭もあるでしょう。

ですが、それもお構いなく、寄付をしています。

その理由のひとつとして

現世でお寺に寄付をしたら、後世や先祖などに良いことが起きると言い伝えられているからと聞きました。

現世で寄付をすることで、後世での安定を求めているのです。

だから、お寺にたくさん寄付が集まるのです。

それと、最近少し思っていることがあります。

誰かのために何かをすること

カンボジアの人たちは、誰かのために何かをすることに何のためらいもありません。

誰かが怪我した時には、真っ先に薬を持ってきてくれますし

分からないことがあれば、向こうから声をかけてくれます

自分が食べているものを『ニャム?』と言って、くれます。

飲み物でもアイスでもいつのまにか買ってきて
『あげる』と言ってくれます。

いつも与えてもらってばかりなので

たまには、私からも恩返しがしたい!

と、私が買ったものを同じように『ニャム?』

と言って渡すのですが

『No』と言って断られてしまいます。

ほぼ全員に。

不思議です。本当に。

中には「それ嫌いだから」と言う生徒もいますが、私は知ってます

以前それを美味しそうに食べている姿を見たことを。

なぜでしょう。

理由はわかりません。

勝手な推測ですが、カンボジアの人は

『他者のために何かをする』ということは好きですが

『他者から何かをしてもらう』ということを嫌う傾向にある気がします。

あくまでも勝手な推測です。

でも、そうなるとしたら

カンボジアには誰かのために何かができる、ステキな人が多いんだなぁって感じます。

見習いたいです。

日本にいたら、周りの目がどうしても気になり、何もできずにいます。

もし断られたら

怪しい人と思われたら

自分の勘違いだったら

物乞いの方への寄付もそう。

途上国の人に寄付をすると、日本では一部の人から

『お金をあげることは、本当の意味での支援、解決にならない』

『支援漬け、支援慣れになる』

『偽善』

と、時に嫌な言葉を投げつけられます。

そんな言葉や視線に怯え、一歩動けずに後悔することが多いです。

ですが、カンボジアでのこの寄付の考え方が、こんな私の背中を押してくれそうです。
『今、自分がしていることが、後世の私にいいこととして返ってくるかもしれない』

今度からそう考えることにします。

後世の自分への貯金。

来世はいいことがたくさん起きますように。

そして、みんなにもいいことが起こりますように。

そつやって、小さな幸せを積み重ねていこうと思います。

さて、プチュンバンもいよいよ本番に入っていきました。

起立性低血圧の私は朝が苦手。

朝4時頃からの、お坊さんミュージックを聴きながら、無理だ〜と寝てしまうことが多いです。

ですが、1回は行けたらなと思います。

さて、これからCBBは10/1まで休みです。

明日もやることがないので、コンポンチャム州の都市部の方に日帰りの小旅行に行ってみようかと思います。

噂によると

カンボジアの言い伝えの

「求婚をする時は男の人から女の人へ」のもとになったプノンプロッホ(男山)と、プノンスレイ(女山)があるらしいです。

それと、果物のモニュメントが寺中にあるお寺とか。

あとは、日本がつくったキズナ橋というのもあるそうです。

それを観に、ふらふらとひとり旅に出たいと思います。

ではみなさん、よいプチュンバンを!


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