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彼からもらった大きな手紙

カンボジアから帰国して、そろそろ3ヶ月になる。

時間が過ぎるのはあっという間で

カンボジアにいた3ヶ月よりも、日本にいる方が時計が早く進んでいる。

そうする間に、新生活ははじまる。

社会人としても進んでいく。

一緒に過ごしたカンボジアの子供達も、はじめて日本人ゼロのスクールを経験する。

そして、私たち地球人はコロナウイルスという見えない敵に苦しめられている。

心も、体も。

祈りの中で、いつも心の中に彼らがいて、彼らのおかれている状況を思う。

今、どんな気持ちで家にいるんだろうか。

学校に復学して、毎日通う。

日本人から、日本語を学ぶ。

そんなひとつの目標みたいな状況が、今はない。

目標を失った中、彼らはどう過ごすのか。

この状況をどうにかできないか。

考えても、考えても、自分にはどうしようもできない。

それがとてももどかしくて、悔しくて。

本当はすぐそばにいたいと思ってしまう。

あんなに、悩んでたのに、離れてしまうとここまで過保護な親代わり。

やっぱり日本の子供たちも好きだけど

カンボジアにいる住み込みスタッフは何百倍も好き。

好き。

7人全員含めて。

そう、7人。

7人から6人へ。

わたしが帰国した後に、ショッキングな出来事があったことは、いつかのnoteで話した。

彼のことを思い出すと、いつも手元にある

大きな大きな手紙を思い出す。

久しぶりに引っ張り出して読むことにした。

訳:僕はアヤが大好き(スロラン)です。
そして、アヤが好き(チョールチャッ)です。
そして、僕はアヤに日本に行って
欲しくないです。
なぜなら、僕はアヤがとても好きだから。
そして、僕はアヤに行って欲しくないです。
【解読不明】アヤ。
アヤ ありがとう

そんな内容でした。

この手紙をくれた数週間後、彼はスクールを離れました。

彼が抱えていた思いは分かりません。

それゆえ、この手紙を見る度に

なんでもっと彼のことを分かり合えなかったかな、と考えることもありました。

カンボジアに行ったら、わたしは真っ先に彼に会いたい。

もちろん、他の住み込みスタッフとも。

次はもう、帰らないよ。

だから安心して、一緒に勉強しよう

と伝えられるように。


こんなところに日本人

最近のマイブームがある。

それは、録画していた

「こんなところに日本人」という番組を観ることである。

しかも、カンボジアが取り上げられた回。

カンボジアの田舎にいる人たちが、どうしてカンボジアに住むことになったのか。

カンボジアでどんなことをしているのか。

それがぎゅっと詰まった番組。

それだけでなく、そこで紹介される人達がとても魅力的なのだ。

それぞれが、いろんな理由で行っている。

だけども、その国への思いはとても強い。

だからこそ、通じるものがある。

というか、強く共感できる。

それが自分の目指す人物像。

と言いたいくらい、この人たちの生き方に賛同する。

この人たちみたいに生きたい。

そう感じる。

この人たちの熱い思いと、自分の中にあるこの国への気持ちが一致した時には、感動して目頭が熱くなってしまう。

いつか、この人たちみたいに。

そんな先輩たちの姿を見ながら、自分が今後カンボジアに行ったときに

どうありたいのか、考える。

それが、最近のわたしのモチベーションの上げ方。

早くコロナ収まったらいいなぁ。

さて、明日からもがんばりますか。

新しい1週間、素敵な1週間になりますように。

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