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2021、蓋、最終章

 前回の続きです。第2章はこちら↓

 第1章はこちら↓

 さすがに許される長さではありませんね。これを最終章とします。前回は、11月の感謝祭前までを振り返りました。

11月(続き)

感謝祭

 感謝祭は、私の知る限り初めて「三田」単体で出場する大会でした。そこに、助っ人としてくうごさんとつじさんを招聘し、優勝すら狙えるレベルの盤石な布陣で臨んだのでした。そんな中私は1試合目先発を任され、2イニングを完璧に抑えることができました。しかし…
 3回に地獄が待っていました。単打を集められ2死満塁としたところで、フラフラと上がったピッチャーフライを私自ら落球。痛恨の先制点を献上し、そこから合計3点を失いました。
 結局三田は最後まで相手先発を打ち崩せず、3-1でまさかの1回戦敗退。これはかなり堪えました。なにしろ助っ人の登板機会を私が奪ってしまった形だったため、お2人には本当に申し訳なかったです。

 (やはり、大会前日に三田の皆でシンオウ地方を旅したのが良くなかったのでしょうか。)

↑とある三田部員の旅パ(無断転載)。2個目のジム戦で気力を使い切った模様

 ちなみに感謝祭後の練習で、初めてくうごさんに打撃を教わりました。それ以降、練習で顔を合わせるたびに具体的なアドバイスを頂いています。本当にありがたいです。

「大丈夫、まだあと2年あるから」

くうごさん

 また、ここで初めてえむぷれさんにお会いしました。使っている骨伝導イヤホンが一緒だったようで、声をかけて頂きました。深夜に質問のLINEを送っても懇切丁寧に返信してくださる、神のような方です(私が悪い)。

白子蓋ざんまい(12月)

 話を少し戻すと、秋リーグが始まってしばらくした10月末頃に、相模原代表かつEintracht代表であるNiwaくんが声をかけてくれました。

「ざんまいアイトラで出ませんか?」

Niwaくん


 三田で蓋ざんまいに出場しないことが決まり、居場所がなくなった私は、この誘いに乗せてもらうことにしました。人生初大会であるにも関わらず他チームの助っ人で参戦するという無謀。

 迎えた蓋ざんまい1日目。私は五島くん、あいえすくん、Kaiくんと共にKamiさんのお車に乗せていただき、ほぼ1番乗りで会場入りしました。

↑良い天気でした。午後にはその陽光に悩まされるわけですが…

vs キャップリン

 惜しくも緒戦で敗れた後、注目のDリーグ第2戦はvs キャップリン。実は、アイトラの主要メンバーは、感謝祭優勝で一気に知名度を上げたキャップリンさんの打線をかなり警戒していました。そこで、投手で唯一柔キャを使える私が先発を仰せつかることになりました。

 個人的なハイライトは2回表。先制点をもらった私でしたが、極度の緊張からか蓋の弾き方が分からなくなり、頼みの制球が大きく乱れました。

↑2回表。高め要求なのにワンバウンドの逆球を
投げ、捕手のいなばくんに謝る私

 結局四球で出したランナーをPB→二塁打で返されてしまい、あっという間に同点に。こういう投球をしているうちは、勝ち投手にはなれないな…と痛感しました。

 しかし、2回裏にアイトラ打線が覚醒。先頭四球ののち、2番・いなばくんの弾丸HRで勝ち越すと、その後も打線がつながりこの回9得点。私も流れに乗じて1安打することができました。

↑いなばくんのHRシーン。画面外で絶叫していた私

 3回表は、私が1死までとって投手交代の予定でした。ところが、制球が最後まで回復しなかった私は2人のランナーを吐き出し、必死の思いで1死を取ってようやく交代。リリーフのyunくんが見事な投球で火消ししてくれましたが、あのまま投げていたらあと2失点はしていたと思います。すみませんでした。

 結局、1日目のアイトラは1勝1敗、しかも勝ち点の関係でなんと同一リーグ1位通過を果たしました。アイトラは「公式戦初勝利」を目標に掲げていたため、その歓喜の渦の中に私もいることができたのは、とても良い経験でした。チームメイトには感謝しかありません。

↑\パワー!/溢れる集合写真

 個人的にも、目標だった公式戦初勝利を達成し、印象的な大会になりました。加えて、三田前代表であるおかちさん、さこさん、よこっぺさん、Shunrinさんをはじめとする関西の皆さんや、こましゅうさんやシゲさんなど北大の皆さんにご挨拶できたのも、大きな収穫だったと思います。

 ※2日目は先約があり、出場できませんでした。GO JFK(M)の皆さん、優勝おめでとうございました!

おまけ

 ざんまい1日目の夜に帰京した私は、そのまま東京駅からサンライズ瀬戸で高松まで行き、高校同期と共に弾丸日帰り旅行を敢行しました。ここには高松で見た絶景と讃岐うどんを載せ、飯テロを狙うことにします。

↑道中登ったどこかの山頂より
↑釜バターうどん。かなりの絶品

1年を振り返って

 毎年年末になると、清水寺「今年の漢字」が発表されるというイベントがあります。私の場合、2021年の漢字は間違いなく「」だったと思います。まだまだ投打捕すべてにおいて実力不足ですが、4月に比べれば多少成長できたかな、とも感じています。現状は柔キャ軟投派の端くれとして変化球の練習に勤しんでいるものの、いずれは固キャもマトモに投げられるようになりたい、という野望もあったりします。
 何はともあれ、私がこんな文章を書けるようになったのは、ひとえに、新参者の私を暖かく迎え入れてくださったキャッパーの皆様のおかげです。特に、五島くんはじめ三田の人々には感謝してもしきれません。
 1年間、ありがとうございました。

おわりに

 ここまで全部お読みになった方、すごいですね(何様)。正直なところ、3年生になる来年も今の練習ペースを維持できるかは分かりませんが、可能な限り(+モチベが続く限り)キャップ投げは続けていきたいと思っています。来年の目標は、リーグ戦初勝利・初完投と2本目のリンゴジュースということにしておきます。
 それでは、来年もどうぞよろしくお願いします。

2021年12月30日 こすぎ


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