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2021、蓋、第2章

 前回の続きです。第1弾はこちら↓

 前回は、春リーグ終了まで(~8月)を振り返りました。

9月

 春リーグでお粗末な成績を残した私は、悔しさをにじませつつtwitterの蓋垢を作り、三田以外の練習会にも参加することにしました。
 ところが、初めて参加した練習会には、私が動画を見ていた頃の蓋世戦士(チャーノさんやわさびさん)をはじめビッグネームがズラリ…コミュ力も実力もない私にとって、その状況はかなりハードでした。唯一まともに面識があったまーしーさんは縦スライダーの鬼になっているし…。

↑いつかの練習会。
後ろ姿だけで全員誰か分かるという恐ろしさ
(かわしまさんのツイートより引用)

 ※ちなみにこの時、三田部長は蓋世のユニフォームを逆さまに着て「これが蓋雪のユニフォームだ!」などと供述していた気がします。
 ここで懲りずに、練習会に参加し続けた過去の自分を褒めてやりたいですね。ちなみに何回目かの練習会で初めてお会いしたひさきさんに、リンゴジュースを頂きました。美味しかったです。ごちそうさまでした。

 さて、このあたりから、私も自分なりに投球フォームやキャップの弾き方の改善にかかり始めました。この頃までは、親指と中指を添えたまま人差し指で弾く我流の投げ方でしたが、ベーシックな中指弾き投げに矯正しました。

↑beforeと似た方法で変化球を投げるPもいるとか

 以前の弾き方は、高校時代に教室で遊んでいるときに思い付いたものでした。蓋にシュート回転がかかるため、シンカー方向の変化球が容易に投げられるという利点があり、かつてはクラスメートを翻弄してニヤニヤしていたものです。
 しかし、リーグ戦ではそのシンカーを滅多打ちにされ、この弾き方のメリット自体が消えたから、というのが矯正の理由でした。

 他にも試行錯誤を重ねた結果、リーグ戦で柔キャを使っていたことの反動で速球への憧れがあった私は、ウィルキンソンの固キャをスリークォーター気味に放るフォームを取り入れることにしました。

10月

秋リーグ開幕戦

 固キャに転向した私は依然として制球力(がカスだった)に自信が無かったため、秋リーグでの登板はごくわずかになるだろうと思っていました。
 しかし…

「小杉くん、1試合目先発いこう」

キャップ野球TV 五島セイ


!!?!?!?!!?!!!?

 デジャヴか?秋リーグでも開幕投手になってしまいました。しかも、私はここで何を血迷ったのか、使用経験のない薄い柔キャをいきなり実戦投入してしまったのでした。

↑相変わらずガッツポーズがキマらない私

 結果は1.1回5失点。そらそうよ、という印象だったのでそこまで精神的ダメージは強くありませんでしたが、試合は逆転負けしてしまいました。通算防御率が…南無三。ただ、第2試合では公式戦初HRも打つことができ、若干の打撃成長を感じた4時間でした。

↑まぐれと言いつつ、高校同期に自慢する私

 ※秋リーグについて、三田相模はまだ全試合消化できていないので、消化でき次第、気が向いたら別個にまとめることにします。

開幕戦以降

 9月に投球フォームを変更してからというもの、元々悪かった私のコントロールは完全に絶望状態になっていました。そこで、固キャは試合でまだ使えないと判断した私は、先述のとおりリーグ戦で柔キャに浮気するも、大炎上。

 さすがの私も(いよいよ制球を本格的に練習するときだな)と思った矢先、合同練習会で練習試合がありました。相手はEintrachtさん……?Eintrahtさんですよね?

↑敬称略。なんだこの打線は。いじめか?

 固キャを使い、2回9失点。さすがに凹みました。

 ちなみに執筆当日の練習にて、1.2回9失点。もう腹を切ります。

 危機感を強めた私は、バイトのシフトから木曜が外れたことをきっかけに、この頃から毎週目白さんの練習にお邪魔させてもらうことにしました。23日の練習会では、「稲荷さんと対面」というご褒美イベントも。 

 それでも、月末の三田練習では1アウトも取れず4四球で降板するなど、一向にゲームメイク能力が成長しませんでした。部長からは「…交代ッ!!」などと言われてしまう始末。 
 ”投手失格”の足音が、近づいているような気がしていました。

11月(感謝祭直前まで)

 10月に投手としてどん底を味わった私でしたが、またも懲りなかった私は練習量を増やして固キャを投げ込みました。
 すると、11月上旬のとある練習中にうれしい一言が。

「ストレート良くなりましたね!」

チャーノさん

 やったぜ!!!…実を言えばまだまだ課題は山積だったわけですが、投手継続への大きなモチベ回復イベントでした。ありがとうございます。

 中旬には、秋リーグvs生田農工大がありました。会場の地面がアホみたいに滑りやすく、PBを考えると固キャを投げられないと直感した私は、密かに練習していた柔キャを開幕戦以来1ヶ月ぶりに投げることにしました。
 結果はなんと、3回無失点!人生で一番いい投球(暫定)ができました。特に「四球0」という結果は私に無縁のものだったので、かなりうれしかったです。

↑打撃では全く活躍できず、低めギリギリに決められる私

 なお15日は私の誕生日でしたが、たくさんの方からお祝いのリプライを頂きました。ありがとうございました!

 さて、リーグ戦の次の週末には、感謝祭がありました。投手としてようやく試合を作る形を見つけた私は、1試合目の先発をすることに。しかし…

最終章へつづく…








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