演者と作家のスペクトル
演者と作家のスペクトル
仮想の一次元スペクトルがあって、片側が「演者(演じる)」もう片側が「作家(作る)」というのをイメージしてみてください。どっちに適性があるかというような話をしようと思います。
「演者(演じる)」というのは、トークをしたり、歌ったり、踊ったり、楽器を演奏したり、演技をしたり、コントをしたり、という演じる表現の適性をここでは指します。
「作家(作る)」は何かというと、文章や物語を書くとか、絵を描く、作曲する、CG、ジオラマ、手芸とか、ものを作る表現のベクトルです。
「演者」と「作家」は「エンターテイナー」と「クリエイター」と言い換えてもいいかもしれません。
今はネットのプラットフォームで自分で作家と演者を両方できるようになってきて、よりこういう考え方が色んな人に当てはまるようになってきたと思うんですよね。
YouTuberをやっている人の多くはどちらかと言うと「演者」寄りに分布していると思うんですよ。ものすごく演者として向いていて上手い方が多いですよね。発声から表情や身振りまで。作家性を持つ人の場合は丁度中間にいるイメージです。
僕もYouTubeで寸劇動画を始めて、やっている最中は楽しいのですが、やっぱり演者は全然向いてないなぁと毎回思います。「作家」ベクトルに極振りしている感じで、もうずっと裏方として脚本を書いたり作曲ばっかりしていたいクチなんです。
特に、編集の際に自分の顔を何時間も見続けることが何気に消費MPが大きい行為のような気がしてきました。
自分の喋っているときの筋肉の動きとか口の動きとか、すごく癖があるなぁと動画を撮るようになって気づいたのですが、演技に熱が入ると表情筋も動いて顔芸気味になりがちな気がします。上の動画の中盤の掛け合いのところなんかどんどん城之内と化していくかと思いました。
実は演者を生身の自分にすること自体も結構迷いました。バーチャルタレントさんのような出方も検討してみましたが、そんな技術も一切なく、一番安上がりな自分で演じる形にしました。
何年先の話になるかは分かりませんが、将来的にもし可能であれば誰か別の演者さんに自分の脚本を演じてもらえたら良いなと密かに思っています。ただ、24時間好きなようにこき使えてる存在は自分自身しかいないわけですから、当面は自分一人で気ままにやっていくつもりです。
余談
部屋がモノ屋敷になっていて狭く殺風景で絵にならないのでどうにかしたいところです。美術に関しては、こうしたいというイメージは強いのですが、実現するスキルがないのでもっと勉強しないといけないですね。
そういえば、最近買ったプラグインでInfiniteシリーズという管楽器のソフトウェア音源が結構使いやすく良い音でおすすめです。
何が良いかというと、
・奏法ごとにパッチを変えなくて良い
・鍵盤で弾くだけで奏法を自動で切り替えてくれる
こういうのは近年のソフトウェア音源ではよく見られるのかもしれませんが、ココ最近あまり音源を買ってこなかったDTMerとしては一気に手持ちのオケ音源が進化したのでかなりテンションが上ります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?