茅原実里 一人芝居『ヘルプミー』ざっくりあらすじ振り返り
配信期間が終わってしまったので自分用のとても見づらい文字起こし的なな振り返りです。
■日程
2023年12月22~24日 全6公演
河口湖円形ホール
■あらすじ
■登場人物
(あまがさ)ちえり/演:茅原実里
(しまぶくろ)翔/声:森久保祥太郎
翔の母親/声:高垣彩陽
ナナミ/声:日笠陽子
(たちばな)春斗/声:小野大輔
親分/声:稲田徹
子分、警察官/声:天﨑滉平
■大まかな本編振り返り(公演時間:約60分)
イントロダクションの最後、通りがかった建物(河口湖円形ホール)に身を隠すようにちえりがステージに登場するところからスタートです。「やばいやばい」と言いながら駆け込んできたちえりは場内の電気を点け、見知らぬバッグの中で着信が鳴り響く携帯を取り出し恐る恐る電話に出るちえり。電話パートでは携帯を手に持って会話する部分と携帯を置いてスピーカーモードで会話する部分があります。基本的にスピーカーモードの時に声のキャストが登場します。意を決して見知らぬ電話に出たちえり。まずはスピーカーモードで会話します。電話の主は河口湖署の田中と名乗る謎の男(声:森久保祥太郎さん)で電話主が既に怪し過ぎる声の持ち主で状況も冷静に考えれば警察からの電話とは到底信じられませんが、気が動転しているちえりは電話の主を警察官だと思い込んで状況を説明します。
要約すると、運転には慣れてないがなんとかレンタカーで東京から河口湖まで来たちえりはショッピングセンターベルで予約した花束を受け取るために車を停めて花束を受け取って再び出発した。ところがしばらくすると後ろから男が同じ車に乗って追いかけてくる。しかも後ろから煽られ横付けされ終いには追突されて交差点へ押し出されたりと尋常ではない様子。ちえりはこの男との攻防をカーチョイス(カーチェイス)と言ったり、鍵をかけたままだったりエンジンを切ったかどうかもうろ覚えな様子。クリスマスデートに舞い上がっていた様子が伺えます。このときのみのりん(ちえり)の運転を模した一連の動きは勿論、「カーチョイスですよカーチョイス!」とか「ぎゅーん!」とか「赤信ゴーですよ赤信GO!」がとても可愛いかったです。
なんとか突き放して車を停めて隠れたのち、荷物を確認したら自分の荷物が無くて替わりに安物の小汚いバッグがあったということでした。ちえりはデート用の着替えやグッチのネクタイ(3万円)が無くなったことを嘆く。そして替わりのバッグを眺めていたらなんと停めた車がひとりでに動き出したという。ホラー展開か既に犯人が追いついていたのかと思いきや、「サイドブレーキって何ですか?」というちえり。どうやらエンジンすらも切らずに慌てて逃げ込んだようで無念にもレンタカーは河口湖へダイブしてしまいました。現実の円形ホール前の駐車場から湖畔まではまっすぐ行っても大きめの石碑があるので恐らく円形ホールの庭側に頭突っ込んで停めたと思われますが、そっちもそっちで多少なりとも木が生い茂っていて素直には行きませんがそこに突っ込むのは無粋ですね。実際に何度も公演を繰り返し観劇している中で河口湖の場所やイメージを思い浮かべていました。後半にも登場しますが、デートの待ち合わせ場所やバーやレストランなどもあれこれ思い浮かべていました。※カフェと居酒屋はパンフレットに答えが出ていました。
話を戻して、バッグの中身を確認しようとするちえりとそれを制止して警官を送るからその場から動かないでと指示する電話主。まずはあなたの容貌を教えていただけますかと言うと「結婚したいです!」と力強く宣言するちえり。要望ではなく容貌でした(そりゃそーだ)。チェックのジャケットにオシャレなシャツ、スカーフやお気に入りの靴、そして気合入ったメイク戦略を熱く語るちえり。「私ももう年なんで」と自虐的に笑うちえりから何の情報も得られないと思った電話主は自撮りを送ってくれと依頼。良い写真が撮れずに連写しまくるちえりに「今撮ったやつでいいから」と急かす電話主。たまたま手で目隠ししているタイミングの写真を渡すちえり。その写真の受け渡しも見知らぬ携帯電話の電話アプリの自分という着信履歴を指定しパスコードも把握しているという妖しさ満点の電話主。そして何故かこの件は自分が承ったので以降110番はしないようにと念を押してきます。一応「現場が混乱しますので」という理由はそれっぽく聞こえますが・・・
その場に向かうので動かないでと言われて一安心したのち、デートの待ち合わせをしている春斗へ電話をかけるちえり。この時の春斗は一切声が出てきません。初回ではこの後に誰がどんな配役で登場するのかはまったくもってわからなかったのでこの春斗の声が誰かということはこの時点では疑問に思いませんでした。春斗とちえりの会話は甘々ですが、この時のみのりんの演技の差分は流石です。先ほどまでのテンパっているちえりとは打って変わって恋する乙女モード。待ち合わせのカフェまでどれくらいかかるかわからないが到着が遅れると伝えるちえり。車の渋滞ではなくイベントが渋滞しているような状況でしたが、実際に円形ホールからモデルとなったカフェ(レイクベイク)までは一本道で車で5分とかからない場所です。誕生日プレゼントはレンタカーとともに河口湖に沈んでしまったため後日になると伝え、本当は先にカフェで待っていたかったというちえり。待たせていると気持ちが焦ってもわもわするし相手のことを考えて待つ時間が好きだというちえりは春斗も待たせる派だということで嬉しくなる。お互い待ち合わせ出来なくて来るのがどんどん早くなってそのうち始発でしか待ち合わせできなくなったりすることを想像してはしゃぐちえり。この時の手摺すりすりみのりん可愛い。
カフェの後はどこにいくのか尋ねるちえり。このタイミングで最初の劇伴が流れる。お奨めのレストランに行くと知り劇伴の良い雰囲気の中で「蟹かなぁ?海老かなぁ?」と妄想するちえり。この時の言い方が本当に好き。
「普通誕生日に甲殻類食べないっすよね」と苦笑するちえりはそういうことするのは夫婦ならと口走ったところで「夫婦?」というワードに過剰に反応して妄想爆裂するちえり。この後にも登場するけど緩急極まる心情の急変を見せるみのりんが本当に面白い。その後はバーへ連れて行ってくれるという。このバーもそうですがホテルとバーはモデルが明かされませんでした。劇中では「ここらへんにオシャレなバーがある」としか出てきていませんが恐らくホテル併設のバーだと思っています。※レストランは恐らく「オルソンさんのいちご」かな。
そしてちえりは車で来るって言っておいたけどお酒呑んだら帰れなくなってしまうこと気付き、そこから妄想が炸裂して敬語口調になり「諸々了解しました」と言って会話を締めます。誕生日だしお泊りした方がゆっくりできるしそれはそうだよねと言い聞かすちえり。ついでに自分が今着用している下着も再確認し「これにして良かった」と安堵。お誕生日でレストラン行ってバー行ってホテル・・・プロポーズ!と想像を膨らませるちえり。「嘘でしょ!いや、無い無い無・・・ある?」とこちらに問いかけてくるのですがそのギャップが実に良き。
婚活アプリで出会ってデートだから妄想はプロポーズのその先まで到達。「遂に!この私が!結kk」。冷静に返って父親に電話しようとするも思いとどまり、天国のお母さんへ報告。この報告が公演によって下手側と上手側に変わる公演がありました。その他にも些細なことですが全公演通じて差異はありました。(もちろんアクシデントも)。しかし普通に考えればそれは公演毎に生まれる生の演技だからこその賜物でそれを経験できるのはむしろ嬉しいことですね。
有頂天極まるこのタイミングで再び持ち主不明の携帯電話から着信が鳴ります。とりあえず通話ボタンを押すとそこには「全然意味がわかんないです」というほどに謎の言葉で会話してくる女性からの着信でした。初回の時はこの声が誰だかピンとこないくらいでした。2回目以降はネタバレしているのもあって方言の内容もなんとなく把握できるようになりましたが演じているのがあやひー(高垣彩陽さん)というのが何度聴いても凄いとなりました。
ちえりが声を発したことで電話主は相手が携帯の持ち主でないことを理解します。「あんた誰?」という電話主の問いかけに答えようとするちえりよりも先に「ななみさんや」と早合点する電話主。
ここで新しい劇伴。電話主の母親で沖縄在住ということで沖縄民謡風の劇伴と合わさって沖縄方言が出まくるパワフルお母さん(声:高垣彩陽さん)の登場です。ちえりがななみさんなる人物と勘違いされたまま会話を進めると、電話の持ち主は翔という人物でななみさんを連れて沖縄へ帰るということを知ります。飛行機の着く時間に迎えをよこすから時間を教えてと言われても本人ではないのでわからないちえりだが、うちなー(沖縄)料理やゴーヤチャンプルーが好きかと問われて「好きです(私は)」と答えて会話が弾む二人。らふてーとそーきの違いについてはわからなかったが教えてもらって(伏線)「どっちも好きです!お母さん!」と意気投合して盛り上がる二人。テンション極まって方言全開のお母さんとテンションは同調しているが言ってることが「全然わっかんねー」なちえり。電話を終えてからも「どゆこと?」「誰?」と怪訝なちえり。
そして間髪入れずに別の着信が鳴る。普通に電話に出て「はい、もしもし?」と応対するちえりだが、そこにはドスの効いた脅し文句で怒声をあげる男の声が聴こえてきた。驚くちえりとここでもまた新しい劇伴が挿入されます。今度の電話主は、しまぶくろが盗んだ金を今すぐ持って来いという内容で捲し立てます。驚いたままのちえりはとりあえず通話を強制終了。その後、2度の着信も会話することなく強制終了をかましバッグの中身を改めて確認することに。そこには何と現ナマの束が大量にありました。「ひーふーみーよー」「はーへーほーふーはー・・・」と唖然とした表情で札束を確認するちえり。この時点では明言されませんが5000万円のお金です。札束をバッグに戻すその傍ら赤いキャミソールを見つけて更に唖然とするちえり。
しかし赤い液体とともにパックに入れられた包丁を発見して物凄い野太い声とともに包丁を放り投げるちえり。この声のみのりんカッコ良くて好き。
そして再び着信があり同じように即ギリしようとしたら今度は電話主が「切んなよ、話聞け」と制止。先ほどの電話も含め今度の電話主は極道屋さんの子分(声:天﨑滉平さん)で、電話の持ち主であるしまぶくろなる男にヤクの取引に使う金の金庫番を命じたが金を動かせとは言ってない今日中に戻せば命だけは助けてやるという脅しをかけます。ちなみにこの時のちえりさんの顔がグッズにもなった「困り顔のちえりさんTシャツ」の顔だと思ってます。さっきから人の電話に勝手に出てしまうちえりさんは「今すぐにでもお返しできますけど」と喋ってしまい、子分は電話口の相手がしまぶくろではなくて女性だと知ります。そこから早合点が始まり、電話の相手はまたしてもこの女性がななみだと勘違いしてしまいます。このななみという女性がどんな人物なのかはここでようやくわかってきます。この後、子分が「ななみお嬢さんがおったでー」とふれ回っている途中に電話を交代する形で親分(声:稲田徹さん)が登場します。この親分もドスを効かせつつも親分らしい器の大きさを感じさせる声なのが流石ですね。ちえりが「ななみではありません」と言っているにも関わらず「そんな可愛い声ななみしかおらんわ!」というくらいななみを溺愛している様子。1週間家に帰ってこないからと組員全員で甲府の町を駆け回らせるほどですが、ここで何故彼女がしまぶくろの携帯電話に出ていることを不思議に思います。そしてここから新しい劇伴の挿入とともに組員が極道の娘と組の金を持ち逃げして駆け落ちという壮大な勘違い(実際は正解だったことが後々わかります)が始まります。(当然ですが)必死に否定するちえり。「私飛びません」が可愛い。
成田と羽田と松本と静岡の空港に組員を送る親分をよそに、ちえりは包丁をバッグに戻そうとして拳銃を見つける。観念したような表情で右手に包丁、左手に拳銃を持つちえりは延々捲し立てる親分の通話を両手が塞がっているので顎で強制終了する。
一旦状況を整理するちえり。
極道屋さん側の内容は前述した親分の推測通りで包丁と拳銃をそれに例え、私ことちえりはプロポーズされるかもしれない誕生日デートを花束で例える。待ち合わせ場所に行くためには円形ホールを出なければならないが外には冒頭のヤバい男がいるから警察が来るのを待つ。OK?
警察を待つ間、チェックの上着を脱ぐちえり。このみのりんが本当セクシーの化身です。
冷静を取り戻しつつも警察が来るのを待つちえりだが、場所を伝えてないことに気付き自分の携帯で110番しようとするも電話しないように釘を刺されていたことを思い出し持ち主不明の謎の携帯電話にかかってきた警察官と名乗る相手の番号「自分」に電話をしようとする。
だがそこでついに「自分」という相手先に疑問を持つちえり。この持ち主不明の携帯電話はちえりがいつの間にか所持していたもので円形ホールに逃げ込んだ後、何故いきなり警察からタイミング良くかかってきたのかを疑問に思わずにいたが冷静になったからこそ生まれた疑問がここから一気に氷解され事件の核心に近づくちえり。車で煽ってきたヤバい奴こそがこの電話の持ち主:しまぶくろ翔だと気付き、逃げ出そうとあたふたするちえり。ここから劇伴が挿入され緊張感を急かす雰囲気が加速して行きます。顔を見られてないから大丈夫、車を横付けされた時も顔隠したし大丈夫と言い聞かせるちえりだが、自撮りを送っていたことを思い出して後悔する。しかし手で顔を隠していたことを思い出して再び前向きになるも自分の恰好が目立ち過ぎなことに気付く。「なんでこんな可愛い恰好してきちゃったのよ」※デートだからですよ。
変装するしかないと思い立ち、万が一に備えて着替えを持ってきたことに安堵するちえりだが当然車の中に置いてある。そしてその車であることに気付く。「あたし、車を間違えたんだ」「同じ車種の同じ色の車に間違えて乗った」「ショッピングセンターベルで」。再び変装するしかないと藁にも縋る想いで大金の入ったバッグを漁るちえり。そこで見つけたのは・・・セーラー服(というには露出が激し過ぎる)。既に登場していたキャミソールかと思いきやここで新しい小道具をぶち込んできました。セーラー服を手に「私これでデートに行くの?」「これでプロポーズされるの?」と絶望するちえり。「そんな人生いや」「なんでいっつもこうなるの!」と絶望から憤慨へ。
そんな時に再びしまぶくろ翔の携帯電話に着信が。怒り頂点のちえりはこれまでとは打って変わって強気な態度と怒り口調で電話に出るが、今度も見知らぬ人物からの電話だった(当然と言えば当然だが)。
電話の相手は女性だがガラの悪い感じで怒りMAXのちえりと同じく喧嘩腰の口調で「てめーだれだよ名乗れよ」と突っかかってくる。売り言葉に買い言葉の応酬ですが怒りの感情むき出しのみのりんの演技を観れるのは新鮮なのでとても良きですね。なお、少し口調が「誘宵美九」っぽくなっているのがキュートです。
延々誰ともわからぬ相手と電話越しに喧嘩するかと思いきや、電話の相手がななみだとわかるちえり。初見ではここから和解ルートかなと思ったりもしましたが、怒り限界突破中のちえりはななみと翔だけが知っているはずの情報を自分が知っていることで相手をおちょくります。沖縄にハネムーンに行くことを知っているのは翔さんとお話ししたから、翔くんのお母様とも仲良しですからとマウントを取って煽り散らかすちえり。そんなちえりにブチ切れるななみに逆キレするちえり。私だってハネムーン行きたい、二人で綺麗な沖縄の海で「キャハハハハッ」「ナハハハハッ」とかしたいですよ、何で私の邪魔ばっかりするんですか!と訴えるもななみは当然「知らねーし!」。このななみ(声:日笠陽子)のやんちゃだけど幼さも感じる演技は流石だなと思いました。
最後は電話を翔に換わってと訴えるななみを無視して電話を切るちえり。スッキリしたかのように見えても最後には「意地悪しちゃった・・・」と呟く。
更にバンバン電話がかかってきます。
ちえりが確信に近づいてからついに「自分」から着信が来ます。意を決して電話に出ると相手はちえりの居場所を聴いてきた。近くまで来ているという会話の直後、円形ホールの外に車が入ってきて人が降りる音を耳にするちえり。いよいよテンパったちえりはすぐさま自分の携帯で110番通報してしまいます。
「もしもし警察ですか?」「本当に警察ですか?」
テンパりながらも状況を説明するちえり。ヤバい人に追われている、現金が5000万円ほどある、河口湖に車を沈めてしまった、極道屋さんからヤクの取引に使うという電話がかかってきている、と説明した時点でお前が犯人か?と疑われるちえり。真犯人が円形ホールの外を歩いている足音も聴こえていよいよ追い詰められたちえり。犯人が近くにいるからと小声で話しているのにその後大声で「河口湖の傍の円形ホール!」と怒鳴り散らしたり「すぐそこに犯人がいるんですよぉ」と泣き崩れた直後に「急いでください。では!」と電話を切る感情ジェットコースターが本当に面白いです。
電話が終わって隠れ場所を探すちえり。プレゼントBOXに隠れる様はまさに「頭隠して尻隠さず」でセクシーでした。右往左往している中でふとあることに気付いてしまったちえり。ゆっくりと目線をやるその先には先程まで「自分」からの着信があったしまぶくろ翔の携帯電話。恐る恐る手を伸ばして確認するもまさかの通話中状態のままだった。ついに豹変した電話口の人物:しまぶくろ翔。見つけ次第ぶっ殺すと脅しをかける犯人だがまだちえりの居場所は特定できていない状態。先程ちえりが本物の警察に大声で居場所を喋っていましたが、犯人もはっきりとは聴こえてなかったらしく近くの建物をしらみつぶしに探している様子。
「なんだこの猫の美術館は!」
「なんだよこの旨そうなレストランはよぉ!」
にやりとする場所が出てくる中で、ちえりは「違います!ファミマにいます!」としっかり宣伝します。そして犯人は河口湖円形ホールを見つけてここか!と乗り込もうという直前でちえりは奇策に出ます。
ちえり「キー!キー!」「すみません。猿が五月蠅くて」
「キー!キー!」「コラ猿!まわるな!猿まわしとかするな!」
「猿まわし劇場ってバレるからやめろー!」
犯人「そっちかぁぁぁーー!」
まさに猿知恵(笑)
この隙に逃げ出そうと(ステージから降りようとする素振り)するちえりは犯人が自分だってこんなことしたくないけど恋に落ちてしまったからしょうがないという独白を聴く。それはななみのためだと気付くちえり。犯人は居場所を探し回りながらも本音を語り続ける。孤独で縛られ続けた組長の娘を自由にしてあげたいと思った犯人:翔。その金で翔とななみは自由に空を飛ぶ。沖縄にアパートを借りて毎晩コスプレさせる→セーラー服を無言で取り出すちえり。翔は料理ができてイタリアンとか得意で今朝も自家栽培のトマトをさばいてきた→洗う時間の無かった赤い液体入りの包丁が入った袋を取り出すちえり「トマトだったのね」。
そして・・・
「俺が今、どこにいるかわかるか?」
そしてここからはお笑いムードから一転、サスペンスパートへ。
円形ホール内のメインの灯りが消え、ドアが開く音が場内に鳴り響く。足音とともに円形ホールのステージ裏の階段側(左手方向)の扉の窓からは犯人とおぼしき人物と天上壁面には影が映し出される。翔のバッグを抱え反対側の扉から逃げるちえり。劇伴も追い詰められる緊迫感のある雰囲気になります。追いかけっこの流れとしては想像ですが、ちえりがステージ右手側の扉を出てすぐに正面玄関の音が聴こえて犯人の足音がそちら側へ移動します。その後、右手階段下付近から扉を叩く音が聞こえ犯人が顔を出しますがすぐに引っ込みます。その後、いくつかのドアを叩きながらついにステージ上に犯人が出てきます。全身ウィンドブレーカーとフードで覆っていて顔はわかりません。みのりん本人かどうかは公式な回答がでるまでは不確定です。(サポーター特典のトークで回答が出ているかもですが)
そもそも最初の時点ではみのりんがステージ上にいるときにドアの外には別人が姿を見せているので少なくとも最初の人物は別人です。そのうえでステージ上に出てくる犯人役もみのりんが演じるかどうかですね。唯一の判別方法は熊の鳴り物をスイッチオンするときに見えた手とネイルです。ま、普通に考えればみのりんのステージなので他の人が演じる理由はありませんし恐らくステージに出てきた時の犯人役はみのりん本人でしょう。ファンクラブイベントなどだったら以前ならマネージャーのしーちゃんが演じてもおかしくはありませんが。
ステージ上の犯人はちえりが来ていたチェックのジャケットを発見、これまでのように「自分」宛に発信し着信が聴こえたのを確認して再びドアから出ていきました。その際に、熊の鳴り物のスイッチを入れて放置しましたが、この誰もいない空間で無慈悲に鳴り続けるおもちゃというのが精神的な恐怖を煽りますね。配信で観た時のアングルも劇伴と合わさってグッドです。翔を撒いて再びステージに戻って来たちえり。不気味に鳴り続ける熊のおもちゃを男前ボイスで「怖えーよ」と言ってスイッチをオフします。
直後にちえりの携帯に春斗から着信があります。
今から急いで向かうというちえりにダメになったという春斗。ここからのちえり(みのりん)の失望と強がりで揺れ動きながらも気丈に振る舞う演技は心底胸に刺さります。突然ダメになった理由も誕生日なのにどうしてという問い掛けにも言えないという春斗に、ちえりは精一杯のエールで送り出す。
きっとこれまでに何度もこういうことがあったんだろうなと思うと同時にそのたびに抑え込んでいただろうちえり。しかし今回ばかりはこれまでの一連の出来事もあって遂に感情が爆発してします。
「もういい!」「もう知らない!」「もうどうでもいい!」と怒りをぶちまけながら花束を叩き付けるちえりさんには鬼気迫るものを感じました。みんなに復讐してやると誓い、盗まれた組の金で豪遊してやると(いやに小市民的な)復讐を宣言します。この時の暴れっぷりを表現するのに本来はトランポリンで飛び跳ねまくる予定だったそうです(私が参加した1日目夜公演のサポーター特典アフタートークより)。しかし、公演初日前日夜のゲネプロの時に破壊してしまったとのことなので本番直前で急遽、紙吹雪をまき散らす演出に変更になったというわけです。劇中での円形ホールはクリスマスイブなので子供たちがクリスマス会を開催するために色んな準備がされているという設定で小道具が配置されていました。そのため現場にトランポリンがあっても確かにおかしくはありません。みのりんが跳ね回るくらいの大きさだと結構スペース取ることになると思いますがどこに配置されるはずだったのかは気になりました。本番で壊れるというアクシデントにならなくて良かったですがそれはそれでアリだとは思います。他にも色々アクシデントありましたからね(笑)。ただ、下手したら怪我とかに繋がるかもしれないアクシデントなのでやはり本番に起きなくて良かったのかもしれません。
というわけでトランポリンの代わりに大きく「ゆき」と書かれた箱から花咲かじいさんよろしくまき散らすちえり。復讐の内容も人の金で「服買ってハワイとか行ってやる」「ロイホのステーキ食べてやる」「8Kのテレビ買っちゃうもんね」「凄い自転車買っちゃおう!タイヤが7つくらい付いてるやつー」「ざまーみろ!くそー!」
と暴れ散らしたところで翔の携帯に着信が。どうせまた犯人からだと思い込んでいたちえりは怒り収まらぬまま「もうあんたのお金私がもらうから!」「凄い無駄に使ってやるから!」と怒鳴りつけます。さらに「うまい棒1万本とか買っちゃうから」と言い放ち、翔のバッグに入っていたマシュマロを頬張りながら「あんたは猿まわしでも観て楽しんでなさい!」と口に入りきらないマシュマロと共にぶちまけます。
言いたい放題言って電話を切ろうとしたその瞬間、電話口から聴こえてきたのはまさかの翔のお母さんの声。相変わらずななみさんと電話していると思っている翔のお母さんですが、何だかんだでちえりの方もうまい具合に破綻するような内容にならずに会話が繋がるのが面白いです。
さて、ここで注目すべきは他の公演を観た人なら気付きますが、ちえりさんのベルトが外れてしまっています。最終公演だけ観た人にはこれも演出の一部かと思うくらい旨い具合にこのハプニングが溶け込んでいます。ベルトが外れたタイミングとしては配信を繰り返し見て気づきましたが、怒りをぶちまけて花束を叩き付けた直後にゆきBOXを拾うためにしゃがんだその直後にベルトが外れていることが確認できたので恐らくその時だと思います。みのりん本人がどのタイミングでベルトが外れていることに気付いたかはわかりませんが、配信を観る限りだと翔のお母さんとの最初の会話で水のペットボトルを取り出して一旦冷静になる場面がありますが、その時にベルトが外れていることに気付いて水を飲まずに置き直しているような挙動が見れるのでその時かなと思います。本来の演技がどうだったかを忘れるくらいに自然に会話を進めつつベルトもつけ直すみのりんがキュートでした。
そしてここから翔のお母さんとちえりの会話のやりとりにとても胸が締め付けられました。最初の電話とは打って変わって様子が違うななみ(ちえり)に息子の翔が何か悪い事をやったのかと心配する母。代わりに謝罪し別れていいよと優しく接する母。息子関係なく家に来て一緒にご飯食べようと誘う母。この母性溢れる演技は本当にあやひー凄いなと思いました。
いつも突然会えなくなる。タイミングが来たら話すからと理由も教えてくれない。次はいつ会えるのかな?次ってあるのかな?クリスマスイブで当人の大切な日に会えないのはもうそうゆう関係ではないのかと思い込んでしまうちえり。恋人かどうかもわからない所詮はアプリで出会った関係。結婚なんて夢見た私が馬鹿だった。重くなりたくなくて自分を抑えてたけど・・・私、あの人のこと好きなんです。どうしようもなく好きになっちゃったんです。多分これが最後の恋になるって思ってました。ここからまた劇伴が泣かせにきます。
みのりんの悲恋というか報われない恋というかやりきれない恋というのが楽曲にも多いからなんだけど非常にマッチしているというか。いや、みのりん本人には本当に幸せになってもらいたい。このシリアスからどうやって抜け出すのかと思いきや、真剣な会話中(途中からちえりの一方的な独白ではありましたが)に突然聴こえてきたのは・・・
「グーzzz」
まさかの母爆睡。ちえりが呼びかけても目覚めないくらいに深い眠りについてしまった母。呆れつつもそっと優しく「おやすみなさい」と囁いて電話を切るちえりさん。
電話を切ってからふとおもちゃのピアノに目をやるちえり。このままサクランボの作り方を教わりに実家へ帰ろうか思い悩みながら鍵盤を鳴らしていく。
ここからおもちゃのピアノで弾き語りする歌唱パートです。
余韻もほどほどにけたたましく鳴り響くパトカーのサイレン。どうやらこの円形ホールに集まっているようです。スピーカーから犯人に警告が出されます。この時の警察官は極道屋さんの子分でも登場した天﨑滉平さんです。
落ち込んでいる様子から一変、犯人が捕まりそうな状況にテンション復活し観に行ってみようと思い立ちます。この時の子供っぽい好奇心満開の感情表現が素敵です。
何故か現場を観に行ってみようと言いつつ、コロコロで自分がまき散らした紙吹雪を掃除するちえり。それと同時にちえりの携帯に着信がかかる。コロコロで掃除しつつもその電話に出るちえり。
そしてここで警部(声:小野大輔)が登場。これで声の出演は全員登場しました。警部は電話に出たちえりが通報者か犯人かを伺っていますが、どうやら犯人だと思ったようで犯人の仲間の人数や人質の有無を追求してきます。
警部「仲間は何人いるんだ?」
ちえり「私一人ですけど」
警部「(部下に対して)おい、犯人は一人だ」
一体何のことだか見当もつかないちえりだが、警部曰くタレコミがあったとのこと。「わかさ組の金庫から現金5000万を盗んで逃走。人質を取ってここ(円形ホール)へ逃げ込んだってな」
自分は犯人じゃないと訴えるちえりだが話を聞いてもらえない。今投降すれば刑期は5年くらいで済むという警告にそしたら私完全に結婚できないと嘆くちえり。しまぶくろ翔という人物が犯人だと訴えるもそいつに言われてやった実行犯だと思われてしまう。そんな時に翔の携帯に着信が。「自分」からの着信に嬉々として「来た!犯人ですよ!」と伝えながら犯人の携帯と自分の携帯を密着させて声を繋げるという荒業を行います。
翔はちえりを犯人に仕立て上げようと自らタレコミをしたと報告。盗んだ金はやるが警察にも組にも終われろ!と宣告するが、そんな最中にもちえりは自分と翔の携帯で奮闘中だった。耳と肩で挟んでいた自分の携帯は滑り落ち、それを拾って再び合わせようとするもまた携帯を落としてしまう。千穐楽公演はかなり大人しい感じで落としていましたが他の公演(特に前半)ではそれはもう勢いよく落としていました。そのせいで想定外の面白ハプニングがあり、それ以降大人しくなってしまったように思いました。
そして色々頑張ったちえりですが奮闘空しく警察からはもういいから今すぐこんなことはやめて出てきなさいと言われてしまいます。それでもちえりは自分は犯人じゃないと訴え続けて犯人の証拠を見せつけます。
「まずはお金でしょ!そして血が付いている包丁」「そのように見えるんです」
「セーラー服!こういうの持ってるのって男ですよね。だってこういうの着るのって・・・」「女だ」
そして極め付けにこれだー!と拳銃を取り出す。拳銃を見せつける中で指紋を付けてしまったことに気付きハンカチで拭き取るちえり。そしてお約束の拳銃発砲!初見はマジでビックリしました(笑)。ちえり自身発砲にビビりつつも本物の銃にカッコよさを覚えて上機嫌。からのやっちまったと言わんばかりに言い訳をするちえり。そして当然と言えば当然のごとく、いきなりの発砲音に人質が撃たれたのではと現場が慌ただしくなり劇伴も盛り上げてきます。再び天﨑警官のスピーカー警告。要求があるなら言えと小野D警部。「今すぐここから出たいですー」
今なら優しく逮捕するという警部に絶対嘘じゃんというちえり。そこで思い付いたのは人質成りすまし作戦。警察に人質が(5人)いると伝え、警察は女子供は解放しろというのを逆手に取りまずは女を開放すると宣言するちえり。自分の容貌を伝えてそのまま解放される算段でしたが、人質の安否確認が先だという警察。しかも5人全員の無事が確認できないと強行突破するという事態に。人質全員の声を聞かせろと言われ焦るちえり。
1人目:年老いた感じの女性「こんにちわ。私は無事です」
2人目:誘宵美九風の女性「私は無事ですぅー」
3人目:長門有希風の女性「私も無事」(超小声)
警部「待て!もっと喋らせてくれ。よくわからないじゃないか」
4人目:サマドリ風の子供「僕怖いよ~でもお姉さん優しいから大丈夫だよ~」「あとお姉さんとって綺麗な人なんだよ~」
5人目:5人目!?「らふてーとそーきの違いはしっとっと?らふてーは角煮たい。そーきは骨付いとるばい」
警部「何故博多の人間が沖縄料理の説明をしてるんだ!」
ちえり「うるせー」
突入の準備が出来たと天﨑警官から報告が入り、強行突破のために電源を切ると警告する警部。ついに私は一人しかいないと観念するちえりだがいよいよ電源が落とされてしまった。自分は犯人じゃないし犯人の名前もわかってる。ちょっと車を間違えただけなのにと訴えるももはや好転しそうにない状況に「なんでわかってくれないんですか!」と絶望の慟哭を上げるちえり。
追い詰められたちえりは翔のバッグから拳銃を持ち出し思い詰めたまま飛び出そうとするも踏みとどまる。
「私死ぬんですか」
やりたかったこともやり残したこともいっぱいあると良い「結婚したかったなぁ」と吐露するちえり。自分はいつもちょっと間違えただけなのに大事になって上手くいかない。何もうまくいかない。みんな自分を(都合よく)利用する。自分が馬鹿なのがいけないんだけど。くまのぬいぐるみを(片手には拳銃を持ったまま)抱きかかえつつステージ中央へ戻るちえり。ここからの独白はノンストップでお届けします。
私、大学を卒業したら実家のチェリー畑を継ぎたかった。それが初めての彼氏に東京に残ってくれと言われてちょっと嬉しくて残ったらすぐ捨てられて、それで就活失敗してやりたくない仕事に就いて、職場の上司に口説かれて付き合ったら浮気ばかり。その後付き合った男は皆モラハラ。それでやっとまともな人に好きになってもらえた、もらえそうだったけどその人もやっぱり嘘付きだった。嫌われるのが怖くて踏み込んだ話ができなかったけど家も仕事も教えてくれない、本気で相手にしてもらえてない、ちゃんと向き合えてもらえてないの!バカだよなぁ。こんなに好きになっちゃって。
(劇伴挿入)みのりんも泣きの演技がガチになってます。
なんでこんなに好きになっちゃったんだろう。優しいんだよなあの人。思い浮かべただけで泣けてくる。手の繋ぎ方とか、歩く速さとか、私のくだらない話を聞いてるときのまなざしとか。こんなことになるならもっとちゃんとお話ししておけばよかった。好きって気持ちちゃんと伝えておけばよかった。その人、今日誕生日なんです。面白いですよねクリスマスイブに誕生日なんて。イエス・キリストかっつーの!だったら助けてくれっつーの!今日は人生で最高の日になるはずだったのに。もしかしたらプロポーズしてくれるかもしれないってちょっと期待しちゃってた。
「あの・・・」
ダサいよなー私。その人カフェで待ち合わせしてて、私がちょっと遅刻してたら用事があるって帰っちゃったんです。そりゃそうですよねこんなに待たせてたら100年の恋も冷めますよね。
「あの!もしかして・・・あまがさちえりさん?」
ここでようやくパズルが繋がりました。まぁ多くの人が目途は付いていたかもしれませんが、まさに待ち合わせ人である春斗さんの声が前半で出てこなかったのは全てはこのためです。まさかの展開にちえりも驚愕します。
ここからは(警察の特殊回線を通じての)ちえりと春斗の雪解けの時間です。
デートをドタキャンしたのは警察の仕事柄突然の出動要請があるためで、ちゃんとお付き合いするまでは家も仕事も明かせないという制約があったためでした。次々と明かされる事実に「えぇー!」と驚くことしかできないちえり。ドタキャンしたのも円形ホールに立てこもり犯が居るから急行してくれと要請があったためで、丁度犯人が円形ホールに乗り込んだけどちえりを見つけられずに撤退と同時にタレコミをした、その直後にデートがダメになった連絡が来ていますね。お互いに初見で気付けなかったのが悔しいという二人。ちえりはともかく、春斗は普段接しているちえちとはまるで違う一面だったからではなかろうか(笑)。
事件の終わりと解散を告げる春斗。その時、事件を解決すべく犯人の名前と証拠品があることを春斗に告げるちえり
「あの・・・春斗さん」
「立花警部!・・・かっこいい」
余談ですがこの時のちえりの敬礼が愛おしいですね。
春斗もちえりから立花警部と呼ばれることに慣れてないのかとまどいながらも犯人の名前とか後で教えるというちえりにレストランでゆっくりとお話しを聴きたいと告げる。予約時間は過ぎてしまったけど近くに旨いお店はいっぱいあるとのことで、ちえりは春斗が普段行っているお店が良いと言い、居酒屋(桜坂)とかですよと遠慮しつつもそういうのが良いんですと告げるちえり。良い雰囲気のままエンディングかと思いきや、「あ!」と素っ頓狂な声とともにあることを思い出したちえり。この落差のあるみのりんの声大好きです。河口湖に車が1台沈んでいるので引き上げてくれと告げるちえりと何があったんです?と戸惑う春斗。後で説明します、いや今から説明しますと駆け出すちえりを引き留めひとつの質問をする春斗。
「あなたはどうして、僕が今日プロポーズするってわかったんですか?」
この日一番の驚きに固まりながらも嬉しさを爆発させるちえりの言葉で幕を閉じます。
「よろこんでお受けします!」
完。
■最後に
今年も素晴らしい一人芝居を演じてくださいました。
昨年のメリーも素晴らしかったですが、今年もまた違った素晴らしさがありました。
そしてメリーはミノリズムでプレミアム公開なのでアーカイブとして残っていますが、ヘルプミーは配信チケットでアーカイブ期間が限定されているため期日を過ぎれば視聴できなくなってしまいます。
今回は千穐楽が配信映像となったことに加え、特に声の出演で他の事務所との絡みもあり、後日プレミアム配信などの無期限で無料公開したままにするには色々ハードルがあったのでしょう。でも本当に今回はみのりんの縁深いキャスト陣が二つ返事で参戦してくれたことに感謝です。
サポーター特典のアフタートークで話していたのですが、もしも5000万円(綺麗なお金である前提)あったらということで貯金以外では今回の演劇の演出効果が豪華になったり声の出演を音声収録ではなく舞台袖の生声にできるなどのお話しがありました。それはそれで他の出演者はきっとめちゃくちゃアドリブ入れてくるでしょうね(笑)。
来年も開催されるかはわかりませんが、夏だけでなく冬の河口湖も恒例になってくれると嬉しいので来年の開催も期待しています。稽古が大変なのでミノリズムや他の出演とかが制限されてしまうのはもったいないとは思いますが。ライブも勿論期待しますが、それとはまた違った色んな表情が本当に近い距離で感じられるのは河口湖円形ホールでの一人芝居ならではだと現地参戦したからこそ改めて実感することができました。そしてサポーター特典で終演直後のみのりんに会えるのは唯一無二の時間です。次回も一つでも多くの公演でサポーター特典が当選できるように・・・お金貯めておこう(笑)
ということで続きはこの先で。
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