学童野球コーチのつぶやき部屋 その6

教え方を変えるだけで、ガラッと変わる子供たち


教育の場でも、教え方ひとつで子供たちの変化が期待できると言われてます。自分の考えでは大切なのは、子供たちの個性や特性を理解し
その子に合わせて接していく事だと思ってコーチをしております。
今日は、教え方でガラッと変わった一例を。

サードコーチャーは大事な役割!


これまでも、こう教えてきました。
セカンドからのランナーが、
ホームに行くのかどうか。
ゴーかストップか判断して
大きな声で、大きなジェスチャーで
サードコーチャーをやるように
教えてきました。
実際にその場面でのシートノックで、
ランナー、コーチャーをつけての練習もしてきました。
でも、試合になるとサードコーチャーのやっていることが、もの足りないな、、、。と感じていました。

そんな時、まさにその場面が
こちらの攻撃、
ツーアウト、ランナー2塁。
『外野に飛んだら
    一本でホームまで帰ってこいよ!』
と言われる場面。
打者の打球は右中間へ。
しかし、足に自信のないランナーは三塁手前で
スピードを緩めました。
サードコーチャーの指示も曖昧。
試合展開的にもホームを狙う姿勢を見せてほしい場面でした。

試合後のミーティングで
この場面の話題がでました。
そして、あるコーチからの言葉に私は、
えっ!? と思いました。

『この場面、
  サードコーチャーの仕事は
     ランナーを止めること!』

野球経験のない私は、今まで他のコーチが教えているのを子供たちと聞いて、疑問点は確認してのスタイルでやってきました。
これまで、サードコーチャーに対して、ランナーを止めるのが仕事と教えたことがなかったので驚きがありました。
が、説明を聞いて納得、子供たちにわかりやすいなと思いました。

自分なりに解釈したのは、次のとおりです。
ツーアウトでランナーが2塁にいて外野に打球が飛んだ場合。
◆2塁ランナーは、リード⇒第二リードを
しているので、ホームを狙い3塁を回る勢い、スピードで走る。
打球判断はコーチャーに任せ、信じる。
◆サードコーチャーは、外野手の打球処理を見てホームが無理そうなら、全力でストップする。狙える場合は腕を回す。
簡単に説明すると、この2点です。
自分の発見だった部分、今まで伝えてあげられなかった部分を詫びつつ、この場面での練習です!!

初めは戸惑いながらも、練習した意味としては大成功でした。
◎コーチャーの声、ジェスチャーが大きくなっ     た。
◎ランナーの走塁意識が積極的になった。
◎他のプレーでも、子供間の指示が増えた。

この状況でのプレーは、一試合の中であるかないかの場面ですが、早く見て見たいなと思ってます。

今回の、場面は一例ですが
このように私たちコーチの教え方で、
子供たちがチームがガラッと変れるよう

今週も子供たちをよく見て、
いろいろ感じ取りながら
今週も頑張ってまいります!!

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