めめ

自分の内にだけおいてあるモヤを言葉にして外に出してみたら、どのくらいわかってもらえたり…

めめ

自分の内にだけおいてあるモヤを言葉にして外に出してみたら、どのくらいわかってもらえたり、意味があったりするのか知りたくて来てみました。 恋愛、コスメ、わずかに子育てが守備範囲です。

マガジン

  • エッセイの吹き寄せ

    自分目線で書いた記事の寄せ集めです。記憶を掘り起こしたもの、現時点での解釈など。自分の現在地を確認したり振り返りに使えるかもしれないと思いまとめました。

  • 小説のまねごとの吹き寄せ

    ちょぼちょぼと書いた、空想のオハナシたちをひとくくりにしてみました。 思いつきで書きだしてできあがった物、こんなの書きたいと思って書いてみた物などなど。現実に疲れた時に書き留める傾向にあるようです。

  • 写真集

    肉眼で見て、はっとしたものをスマホで撮ったものたちの吹き寄せです。

最近の記事

一旦逃げろ!ワーママ①

雇用形態問わず、所謂ワーママがもっと精神的・肉体的にお楽であって良いのに・・という想いからなかなか手に入れるのが難しい「時間」というものをいかにして捕まえて培養して自分のものにしていくのか。 テクニックというより、少し抽象的ですがマインドセットを話してみようかとこんな文章を書いていきます。 まず、私の場合の話で恐縮ではありますが、ご一読いただければうれしいです。 大阪市内で日々9:00~17:00の勤務時間で正社員として会社に勤めています。 その「会社」というのが24時間3

    • カルテットって。

      去年だったか、おととしだったか。 アマプラであてもなく彷徨ってたときに あー、これ放送してるとき妹がおもしろいって言ってたから見なかったやつ。って思い出して。あんまり期待せずに見てみたらどツボだったんです、カルテット。 以下、回の順序などあまり気にせず書きたいように書いてまいります。 ネタバレ度合いは小さいと思います。 押されたツボ ・冬の軽井沢 ・そこに年季モノであろうけどしっかりとした造りで暖かげな別荘 ・毎回食卓に上がる親しみやすいごはんの数々 ・個性的な登場人物が

      • メンタルが演歌。

        1年と…半年、たぶんプラス4日。 あの子と連絡取らなくなってから。 こみ上げる泣きミソを噛み殺したり、 あの子はあのLINE終わりで死んだことにしたり、 さらさらツーブロック高身長を見たら息苦しかったり、 偶然の再会を祈念しちゃう時にはあの子の幸せにすり替えて祈念したり、 また連絡しちゃおうって右手がスマホを持ち上げるから左手に持ちかえて置いたり、 未練ってこれかとリコグナイズさせていただいてきた。 占い師のオカアサンから、愛情溢れる献身的な方ですねって言われて

        • 語弊あるかな。

          あくまで人によるけど、という話。 育児というのは。 母親にしてみたら つわり、陣痛、もしかしたら帝王切開、その後の傷の痛み、傷跡の治り 目を離した隙に亡くしてしまうかもしれない小さな命を 自らの睡眠・食事を後回しに24時間対応する新生児期 これらブートキャンプを経て。 ようやく入隊した特殊部隊かもしれない。 試行錯誤、失敗、上官にひっくり返される離乳食 我が家に思いがけない危険が潜むことを知り 上官が歩き始めたら機嫌を損ねぬよう付かず離れずの距離でまるでSPの

        一旦逃げろ!ワーママ①

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        • エッセイの吹き寄せ
          3本
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          4本

        記事

          かなん。

          四条通りが歩行者天国になって いつも見るよりもだだっ広く感じるのか、自分がドキドキしすぎて小さくなっちゃったのか。 あたしは人混みに巻かれたように見せて つないだ左手をほどいて。 前向いて歩きつつ、長刀鉾のすぐ横でいつもの制服で警備にあたってるあの人のほうへ寄って行った。 鉾の方を向いて後ろに手を組んで立ってるあの人に近づくにつれて心臓はここにあったのかって解るほど鋭く血液を送り出していた。 雑踏の音、鉦、笛、太鼓、掛け声がフェイドアウトしていく。 通り過ぎ際あの人の

          かなん。

          四十九日

          去年の大晦日に、あんたがレンタカーのC-HRをこすった電柱。 まだ傷が残ってんのかなって思うこともあるけど、福島なんてひとりで行く用事もないし。 寂しいに決まってるから行かんなって思ってたのにたまたま4回も通るハメになって。 ごはんと駐車場の行き来で極寒の中、あんたがあたしの手をポケットに招き入れてくれたこと、風よけになってくれたのに風向き変わって笑ったこと、思い出すよりほかなかった。 今日で四十九日。 人のうわさは七十五日。 そのくらい経てば少しは落ち着くのかっ

          四十九日

          さかいめ

          さかいめ

          i ,scream

          コンビニでパンと冷凍フルーツを買うつもりが、かごにアイスも入れてしまっていた。 アイスにもいろいろある。 "アイスクリーム"しか相手にしない。 ラクトアイス、アイスミルク、氷菓、これらは同じ冷凍庫にいても取らない。 口溶け、濃厚さの問題。 同じ糖質を摂ってしまうならば、官能に働いてくれるものがいい。 冬の終わりの雨が降る18:30はもう暗い。 外はまだ充分寒いし、傘をさしている。 にも関わらず、あたしはさっき買ったアイスの箱をパリパリと開け、器用にひとつ取り出

          i ,scream

          さいごのことば

          "なんでこんな話、LINEでするかな" あたしは結局のところ いつでも会いたいって思ってたから。 そやな、わかった、会って話そ って言ってくれたらなって思って。 "あうにあえへんやん" "でんわするにできひんやん" って返ってきた。 これ、柳くんの本音。たぶん。 ごめん、そやんな。 そこやんな。 だいたい、そやったわ。 ずっと曇り空みたいに LINEしてても話はずまなくて きっとふたりともが同じように もうやめなあかんなって。 正確には、 や

          さいごのことば

          疑惑のおしゃれ賢者

          最近なかよしの26歳男子が 白い靴下をパンツの裾から覗かせている あれはアリなのか と、甘海ちゃん36歳は首をかしげる。 あれちゃうん、おしゃれ賢者のひとなんちゃうん。装苑とか読むタイプの。 って言ってみたら いや、そうなんかなって思っててん。 でもな、 そのパンツもな。 単なる黒い折り目あるやつで もしかして高校の時の制服なんちゃうん って思うねん。 ええやつには見えへんねん。 ほんでな、ニットも 毛玉わりとついてるねん。 ほほー。 見てみん

          疑惑のおしゃれ賢者

          考えてみてるだけ

          キッチンの横っちょにある 小さな窓を少し開けて 土手を行く人を眺めながら 考えるのが好きだ。 こっちは見てるけど むこうは気づかない。 ここと関係のない時間が あっちには流れてる でも同じ世界。 心理学をかじったことがある と言っていた彼が あたしに顔を近づけて話すとき じっと目を見る。 へんなタイミングで目をそらす。 それはひとつの親密さへ手法なのかな 否、ただ間が持たないからかな 親指の切りすぎの爪の形が好きだ なんて、 まだ誰にも言っ

          考えてみてるだけ

          真冬の夕暮れ手前

          真冬の夕暮れ手前

          ぎゃっくん

          逆瀬サン。 「サカセ」サンである。 旧姓なのだそう。 学生時代は、ぎゃっくんと呼ばれたらしい。 今は高松サン。 歳上の後輩を私は、 面と向かうともちろん 高松サンと呼んでいる。 しかし、じぶんの中では 親しみを込めて ぎゃっくん と呼んでいる。 「く」 の部分にアクセント。 関西弁特有のあだ名アクセント。 ぎゃっくんは 職場に柿を持ってきては配る。 ぎゃっくんは おたふく人形みたい。 ぎゃっくんは 社員食堂に置いてある 柄物の紙おしぼ

          ぎゃっくん

          なにがって。

          抱かれた2日後に 2日前まで3日間 1ヶ月ぶりに会ってたご家族と また会うって知って 「なんだよっ」 って思うのは 嫉妬とか 独占欲とか じゃなくて あんなワルいことするくせに なんで 自分だけまたいい子ヅラすんだよ っていう 1時間目 体操服で来いっていうのを 自分だけ知らされてなかったみたいな おいてかれ感なのであると 婚活リップぬったくりの唇をとんがらせる しおりチャンであった。 #短編小説 #超短編小説 #不倫 #ポエトリー

          なにがって。

          おーたむ!

          おーたむ!