目の前にはいつも圧倒的な存在がいた

わたしには姉と兄がいる

姉は1つ上、兄は3つ上で、ほとんど変わらないのに、同じ親から生まれたのか疑うくらいにまったく違う生き物に感じる

顔は似てるのに、中身が違うとこうも人生が変わるのかと絶望する。憧れでもあり、疎ましくもあり。2人が羨ましいのに、2人のように生きようとしなかった自分があまりにも滑稽に見えるから苦しい。

テストではだいたい80点以上はとっていたけど、いつもは必ず赤点の姉が進級がかかったテストでギリギリ赤点を免れた時の親の顔は私は見たことはない。

規定の長さのスカートを履き、すべての授業に出席して、テストでは上位をとっても、教師には授業をサボって海に行く姉がかわいい。パンツが見えそうなスカートを履き、髪を染めて怒られても。

小さな頃からの劣等感というのは厄介で、アラサーになった今でも引きずって生きている。


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