パワークエリって?、PowerShellって?VBAとどう使い分ける?

VBAは便利で良く使っていますが、VBAにこだわっていていいのだろうかと思い、ChatGPTに聞いてみました。

パワークエリで何ができるか知りませんが、次のVBAをパワークエリに変換することはできますか?

Sub ConvertColumnNumberToLetter()
  Dim columnNumber As Long
  Dim columnLetter As String ' 列番号
  columnNumber = 7 ' Cellsオブジェクトを利用して列アルファベットを取得    columnLetter = Split(Cells(1, columnNumber).Address, "$")(1)

  MsgBox "列 " & columnNumber & " は " & columnLetter & " 列です。"
End Sub

ChatGPT:

Power Queryは主にデータの取り込み、整形、変換、結合などを行うためのツールで、データのクレンジングや加工をExcel内で行う場合に非常に役立ちます。しかし、Power QueryはExcelのセルアドレスや列名を取得するようなExcelの「メタ情報」にアクセスする機能はありません。したがって、指定した列番号をアルファベットの列名に変換するといった操作はPower Queryの範疇には含まれないため、VBAと同様の操作をPower Queryで実行することは難しいです。

VBAとPower Queryの違い

  • VBA: Excel内でセルやシートの操作、フォルダやファイルの操作、Excelのメタ情報の取得など、多様なタスクを自動化することができます。

  • Power Query: データのインポートと変換に特化しており、例えばデータソースからのデータの取り込み、テーブル形式への整形、行や列の削除・追加などを行うのが得意です。VBAのようにセルやシートの構造そのものを操作することはできません。

4o

あなた:

ではPowerShellになら先ほどのVBAを変換できますか?VBAにできてPowerShellにできないことはありますか?

ChatGPT:

PowerShellでは、指定した列番号をExcelの列アルファベットに変換する処理も実行可能です。PowerShellはExcelをCOMオブジェクトとして操作できるため、VBAと似たような操作ができ、列番号からアルファベットへの変換も行えます。

以下のようにPowerShellを使って、VBAのコードをほぼ同じ内容で再現できます。

PowerShellでのコード例


列番号をアルファベットに変換するための関数
function Convert-ColumnNumberToLetter {
   param (
      [int]$ColumnNumber
   )

# Excelアプリケーションを起動
$excel = New-Object -ComObject Excel.Application
$excel.Visible = $false # Excelを非表示に

# ワークブックとワークシートを作成
$workbook = $excel.Workbooks.Add()
$worksheet = $workbook.Sheets.Item(1)

# 指定した列番号のセルアドレスからアルファベットを取得
$columnAddress = $worksheet.Cells.Item(1, $ColumnNumber).Address(0, 0)
$columnLetter = ($columnAddress -split '\d+')[0]  # 数字部分を除外してアルファベットを取得

# 結果を表示
Write-Output "列番号 $ColumnNumber は列名 $columnLetter です。"

# Excelを終了し、メモリを解放
$workbook.Close($false)
$excel.Quit()
[System.Runtime.Interopservices.Marshal]::ReleaseComObject($excel) | Out-Null
}

# 列番号を指定して関数を呼び出す
Convert-ColumnNumberToLetter -ColumnNumber 7
}

PowerShellコードのポイント

  1. Excelオブジェクトの作成: PowerShellで New-Object -ComObject Excel.Application を使ってExcelアプリケーションを操作し、VBAと同様の操作が可能です。

  2. セルのアドレス取得: Cells.Item(1, $ColumnNumber).Address(0, 0) を使用して、列番号に対応するセルのアドレス(例えば、列番号 7 なら「G1」)を取得します。

  3. 列名の抽出: $columnAddress -split '\d+' を使って、アドレスから列番号部分を除外して、列名(アルファベット)だけを取り出しています。

  4. Excelオブジェクトの終了とメモリの解放: Excelの操作を終了する際は、Quit() メソッドでExcelアプリケーションを閉じ、 [System.Runtime.Interopservices.Marshal]::ReleaseComObject($excel) を使ってメモリからExcelオブジェクトを解放するのが重要です。


VBAとPowerShellの違い

VBAPowerShellExcelの内部で動作し、Excel操作に最適化PowerShellはExcel外部からCOMオブジェクトとして操作Excel特有の関数や構文が使いやすいWindowsのファイル操作やスクリプト自動化に強いExcelのメタ情報(シート、セル、ブック)へのアクセスが容易そのままではExcel特有のメタ情報へのアクセスがやや複雑VBAはExcel環境内でしか動作しないPowerShellはOS上で独立して動作可能ファイルの入出力やシステム操作にはあまり強くないPowerShellはファイル、フォルダ操作、ネットワークも得意

VBAにできてPowerShellにできないこと

PowerShellはExcel操作も可能ですが、VBAほどExcelに特化した構文や関数が充実しているわけではありません。たとえば、以下の点でVBAのほうが操作しやすい場合があります。

  1. Excel特有の関数・プロパティ: VBAはExcelのメタ情報(シート、セル範囲のスタイル、数式設定など)にアクセスしやすく、専用プロパティやメソッドが多く用意されています。PowerShellでも可能ではありますが、構文が複雑になることが多いです。

  2. データ更新のトリガー処理: VBAは、Excelファイル内での変更に応じたトリガー(イベント)を簡単に作成できますが、PowerShellで同様の動作を再現するには工夫が必要です。

  3. Excelアドインや特定のAPIアクセス: VBAはExcelの機能に特化したAPI(グラフの操作、VLOOKUP関数の利用など)に対して簡単にアクセスできるようになっています。


まとめ

PowerShellでもVBAで行っているようなExcelの列名変換は可能ですが、Excel操作全般に関してはVBAが簡単で便利です。PowerShellはExcel操作に加え、Windowsの他のシステム操作も行いたい場合に活用すると良いでしょう。

ChatGPTからの回答を読んでの私なりの結論としては、

・パワークエリはエクセルシート上で、作業を開始する前の
「データのインポートと変換に活用する」
・VBAは「エクセルシート上での作業に活用する」
・PowerShellは「Windowsの他のシステム操作も行いたい場合に活用する」

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KJ N
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