長年勤めたブラック企業を退職した時

その会社をほぼ壊滅させて、辞めた。
パワハラ、低賃金、残業未払い、法律無視、恫喝からのコントロールと
絵に描いたようなブラック企業だった。
なぜそんなところすぐ辞めなかったのか、答えは簡単。
あまりにひどい仕打ちを受けたので、黙って辞めるなんて
許せなかったのだ。
私は無駄にプライドが高い。
ひどい仕打ちを受けたまま辞めたら、この先一生やりかえせずに
辞めてしまった自分を責めるだろうし恨むだろうと、わかったのだ。
やられた分はやりかえす、いや、完膚なきまでに叩き潰す。
真面目に地道に仕事をし、あなどらせ仕打ちに耐え、
うまく誘導し、そして満を持して、完膚なきまで叩き潰して辞めた。
実に爽快にやめることができた。
今でも、思い出すたびにほくそ笑み、胸がすっとする。
周りの人や家族には、がんばった、えらいね、よく耐えたね、と
ほめられる、
でも、辞め方を決めた時から一年、綿密に立てた計画通りに事を
進めていっただけ。
だから、私は人から恨みを買う怖さを知っている。
私のような人が、どこに潜んでいるかわからないから。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?