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主要IT企業の決算予定~反発時期を探る

AMATのCFOのコメントは見もの。4月中旬に”この波は永遠”と発言。一方で幹部の多くが株式売却していたがメディアにノーコメント。1か月で話すことが変わる?

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昨年は、ソフトウェアの成長後、タイムラグを置いてハードウェアに。今年は真逆でソフトウェアの鈍化が確認されればハードウェアに連鎖する。ハードウェアは決算良くてもソフトウェアの止血が確認できなければ上がれない。チャート的にも崩れているCRMなどの決算及び株価の反応も注目。ただし、CRMのマーケット全体に与える影響は限定的じゃないかと思う。

反発を誘因できる6月イベントはZS、OKTA、VEEV、ZM、DOCU決算

逆にZS、OKTA、VEEV、ZM、DOCU辺りが強い5-7月期ガイダンスを出せたら、多くの4-6月期決算企業にも思惑が広がる可能性がある。その場合、半導体も含めたIT全体に反発のきっかけになる可能性もあると思う。かなり株価調整も進んでいるので期待したいところ。特にVEEV、ZMなど既に黒字化しているSaaS企業に売上・ARPUなどの上方修正があれば全体の流れを変えうるのではないか?DOCUは昨年COVID19蔓延で大幅安した3月下旬に決算発表しており、ほぼ全銘柄が大幅安する中、一銘柄だけ逆行高した実績?がある。その後遅れてIT特需が現れたのは周知のとおり。今回もマーケットの明るい先行きを示唆するような決算を出してくれることを期待したい。

7月で株価調整が終了するか?或いは10月までかかる?

6月決算で市場がどちらに動いたとしても、その次のチェックポイントは7月頭になる。ここで4-6月期の業績見通し修正が出てくる。バリュー系やリベンジ系はどのくらい改善するかがポイントだが、ITセクターは需要の先食いがどの程度発覚するかがポイント。仮に業績見通しの下方修正が出ると株価は再度底値を探る展開が予想される。逆に上方修正が出れば、その時の株価の位置にもよるが上がる可能性が高い。業績修正がほとんど出てこない場合、7月中旬以降の決算発表に向け身構える株価推移が予想される。


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