HNS・毎日看護師試験問題#013
本コンテンツは,来年2月に行われる『看護師国家試験』に備えるための、防府看護専門学校(HNS)オリジナル・テキストです。
HNSの学生・生徒のために作成したテキストですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての方に役に立つコンテンツです。どうぞ自由にご利用ください。
#013 :113回試験「必修問題」第13問
問 免疫機能に関与する細胞はどれか。
1)血小板
2)白血球
3)網赤血球
4)成熟赤血球
(2024年6月20日配信)
解答と解説はこちら(↓)
解答
免疫機能に関与する細胞は「白血球」です。したがって解答は2番です。
解説
白血球(leukocytes)は、体内に侵入した病原体や異物を排除するために働く免疫細胞で、免疫機能の中心的な役割を担っています。白血球には以下のような種類があり、それぞれ異なる役割を持っています:
好中球(Neutrophils):細菌などの病原体を食べて破壊する役割を持つ。
リンパ球(Lymphocytes):T細胞やB細胞などがあり、特異的な免疫応答を行う。
単球(Monocytes):組織に移行してマクロファージとなり、病原体を食べて破壊する。
好酸球(Eosinophils):寄生虫の感染やアレルギー反応に関与する。
好塩基球(Basophils):アレルギー反応や炎症反応に関与する。
他の選択肢については以下の通りです:
血小板(Platelets):血液の凝固と止血に関与するが、免疫機能には直接関与しない。
網赤血球(Reticulocytes):赤血球の前駆細胞であり、酸素の運搬を行う成熟赤血球に成長する途中の段階。
成熟赤血球(Mature erythrocytes):酸素を運搬する役割を持ち、免疫機能には関与しない。