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中小企業診断士試験 お勉強(45日目)

業務多忙により、2日間学習できない日ができてしまいました。挽回しようと思います。

最近、感染症対策のため、ネットショッピングをよく使うようになりました。日用品の購入にヨドバシドットコムの利用が多いのですが、国産品を多くそろえていて、欲しいものを探すときにも余計な情報が引っかからず便利ですね。配送もヨドバシエクストリームさんが丁寧に送ってくれるので、重宝しています。本業での経営資源を利用して業態を拡大できている良い例ですね。

先日、ヨドバシドットコムで購入したところ、段ボールの中に広告のチラシが同梱されていました。内容を見ると、カメラの広告でした。「へえ、ヨドバシってカメラとかも売ってるんだ」と思ったところで、ヨドバシの正式名称を思い出しました。

はい、簿記やりまーす。

簿記2級 商業簿記の続き。

ステージ1:取引と仕訳①

テーマ2:現金と預金

Lesson06:簿記上の現金

簿記上で現金として処理するものは、以下。

通貨
他人振出小切手
送金小切手
郵便為替証書
配当金領収証(株式配当金等)
支払期日が到来した利札(国債や社債等)
例①:X社に対する売掛金100円の回収として、送金小切手を受け取った。
(現金)100|(売掛金)100

※自分が振り出した小切手は、当座預金で処理

Lesson07:銀行勘定調整表の作成①

会社は月末や決算日に、銀行から当座預金の残高証明書を取り寄せる。帳簿と不一致があった場合、その原因を銀行勘定調整表に記載する。

修正仕訳が必要な不一致の原因として、誤記入、未渡小切手、連絡未通知がある。

誤記入の場合→逆仕訳をした後、正しい仕訳を行う。

例①:水道光熱費100円が当座預金口座から引き落とされた際、10円と記入していた。
(水道光熱費)90|(当座預金)90

未渡小切手の場合→当座預金の減少を取り消す(増加)仕訳を行う。広告費などの費用を支払うために振り出した小切手が未渡しの場合は、相手科目は未払金(負債)で処理する。

例②ー1:買掛金100円の支払いのために作成していた小切手が未渡しであった。
(当座預金)100|(買掛金)100
例②ー2:広告宣伝費100円の支払いのために作成していた小切手が未渡しであった。
(当座預金)100|(未払金)100

連絡未通知の場合→実際には入金や引き落としがあったが、その連絡が会社に届いていなかった場合、その取引の仕訳をする。

例③:得意先から当座預金口座に売掛金60円の振り込みがあったが、銀行からの連絡が未達であった。
(当座預金)60|(売掛金)60

修正仕訳が不要な不一致の原因として、時間外預入、未取立小切手、未取付小切手がある。

時間外預入→銀行の営業時間外に、夜間金庫などに預け入れること。翌営業日に入金されれば差異が無くなるため、修正仕訳不要。

未取立小切手→小切手の取り立てを銀行に依頼したにも関わらず、銀行が取り立っていないもの。銀行が取り立てれば差異が無くなるため、修正仕訳不要。

未取付小切手→取引先に小切手を振り出したにも関わらず、取引先が銀行に小切手を持ち込んでいないもの。取引先が銀行に小切手を持ち込めば差異が無くなるため、修正仕訳不要。

Lesson08:銀行勘定調整表の作成②

銀行勘定調整表の作成方法には、両者区分調整法、企業残高基準法、銀行残高基準法の3つがある。

両者区分調整法→修正仕訳が必要な項目は会社側に加減、修正仕訳が不要な項目は銀行側に加減する。

企業残高基準法→会社の当座預金残高に不一致の金額を加減して、銀行の残高証明書残高に一致させる。

銀行残高基準法→銀行の残高証明書残高に不一致の金額を加減して、会社の当座預金残高に一致させる。

テーマ3:手形と電子記録債権(債務)、債権譲渡

Lesson09:手形の裏書き

持っている手形を満期日前に取引先に渡すことができる。これを手形の裏書きと呼ぶ。

手形の裏書をした時は、受取手形(資産)の減少で処理する。

例①:TO社はA社に対する買掛金100円の支払いとして、さきにX社から受け取っていた約束手形を裏書きして渡した。
(買掛金)100|(受取手形)100

裏書された手形を受け取った時は、受取手形(資産)の増加で処理する。

例②:A社はTO社に対する売掛金100円について、X社振り出しの約束手形を裏書き譲渡された。
(受取手形)100|(売掛金)100

Lesson10:手形の割引き

満期日前に手形を銀行に買い取ってもらうことができる。これを手形の割引きと呼ぶ。

手形を割り引いた際は、かかった割引料は手形売却損(費用)として処理する。

例①:TO社は受け取っていたX社振り出しの約束手形100円を銀行で割引、割引料5円が差し引かれた残額は当座預金口座に入金した。
(手形売却損)5|(受取手形)100
(当座預金)95

Lesson11:手形の不渡り

満期日に手形代金の支払いがされない場合、その手形を不渡手形と呼ぶ。

手形が不渡りになった場合、受取手形(資産)から不渡手形(資産)に振り替える。

例①:所有するY社振り出しの約束手形100円が不渡りとなった。
(不渡手形)100|(受取手形)100

不渡手形処理後、代休を回収できた場合は、不渡手形(資産)の減少で処理する。回収できなかった場合は、貸倒の処理を行う。

例②:例①で不渡手形(100円)として処理した者のうち、60円は現金で回収したが、残額は回収不能となった。なお、貸倒引当金の残高は0円である。
(現金)  60|(不渡手形)100
(貸倒損失)40

Lesson12:営業外受取手形と営業外支払手形

土地や車両など、商品以外の購入支払で約束手形を振り出した場合、営業外支払手形(負債)で処理する。同様に、受け取った場合は営業外受取手形(資産)で処理する。

例①ー1:TO社は、A社から土地100円を購入し、代金は約束手形を振り出した。
(土地)100|(営業外支払手形)100
例①ー2:A社は、TO社に土地(取得原価100円)を100円で売却し、代金は約束手形で受け取った。
(営業外受取手形)100|(土地)100

Lesson13:電子記録債権(債務)

電子記録債権・債務の記録を行った場合、電子記録債権(資産)、電子記録債務(負債)で処理する。消滅した場合はそれぞれの減少で処理する。

例①ー1:TO社はX社に対する売掛金100円につき、X社の承諾を得て、電子記録債権の発生記録を行った。
(電子記録債権)100|(売掛金)100
例①ー2:①の債権の支払期日が到来し、当座預金口座に入金された。
(当座預金)100|(電子記録債権)100
例②ー1:X社はTO社に対する買掛金100円につき、電子記録債務の発生記録を行った。
(買掛金)100|(電子記録債務)100
例②ー2:①の債務の支払期日が到来し、当座預金口座から決済した。
(電子記録債務)100|(当座預金)100

電子記録債権を譲渡した場合は、差額を電子記録債権売却損(費用)として処理する。

例③:TO社は電子記録債権100円をA社に95円で売却し、譲渡記録を行った。なお、売却代金は当座預金口座に入金された。
(当座預金口座)  95|(電子記録債権)100
(電子記録債権売却損)5

Lesson14:売掛金の譲渡

売掛金も譲渡できる。その場合、売掛金(資産)の減少で処理し、譲渡金額が帳簿価額より低い場合は債権売却損(費用)で処理する。

例①:TO社はX社に対する売掛金100円を、X社の承諾を得てA社に95円で譲渡した。なお譲渡代金は当座預金口座に入金された。
(当座預金)95|(売掛金)100
(債権売却損)5

今日はここまで

進捗は以下

テキスト:71/409ページ
今回の学習時間:2h20m
累計学習時間:(診断士)90h9m
       (簿記)38h42m
       (ビジ法)7h1m
学習ペース:90hour9min/45day×365day≒731hour

これでステージ1が終わり、次回からはステージ2に入っていきます。債権譲渡系はそれほど難しくない仕訳ですね。

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