課題解決
何事においても、「課題に対して解決策を考える」という流れは普遍的である。
自分が解決策を提案する側・される側、両方において最近意識していることは、課題の背景をきちんと共有するというものである。その方が、結果的により本質的な課題解決に繋がりやすいからである。
提案者がもし、要約した課題のみを話し、そこに対する解決策を提示したとする。すると、被提案者は聞いた「課題(の要約)」と「解決策」の結びつきでのみ判断することになる。加えて、聞いた課題から背景に対して想像を膨らませた上で判断する、くらいである。ドメイン知識に長けた人であればそれで十分かもしれないが、これを一般化するのはなかなか難しい。
ここでもし、提案者が課題の背景についてもしっかりと説明をしたとする。その場合、被提案者は「背景を踏まえた上での課題感の整理」のレイヤーから考え始めることができる。「そもそも君の課題って実はこういう課題じゃない?」という提案が生まれやすい。そもそもの課題提起の段階から、より本質的なものにブラッシュアップすることができるのである。
どんな仕事をしていても「課題解決」はついてまわることになる。より良いアウトプットを出すために、そもそもの課題設定にこだわることがまず重要である。
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