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流しの国語辞典「瓜」編

つるになったウリの象形からできた漢字。

語源は「うるり」から。「うるうる」は水分を含んで

いる状態を表現する擬態→「うる(潤)」に継続を表

す「り」が付いた。

イノシシの子ども「うり坊」と呼ぶのは、

うり坊の体の縞々(しましま)模様が「縞瓜」に

似ていることから、「うり坊」と呼ばれるように

なった。うり坊を上からみたときの体型も、瓜を

連想させる。

「賣」は売るの旧漢字。

貝が貨幣の代わりをしていたことからお金に関係

するものには貝が含まれる。

買う同様、売るにも貝が入っていたのに外されて

しまった。日本人はそれ以来売ることが苦手に

なったのかもしれない。

略字によって本来の持つ意味が薄れるのは寂しい

限りだ。

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