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流しの国語辞典「運」編

立ち止まる足の象形と十字路の象形「辶」と

車を包んだ戦車の象形「軍」から

ものを運ぶ、巡らすという意味の漢字ができた。

また、軍は車の上でたなびく旗を表し、

将軍の乗る兵車の動きによって軍の行動は統制

されたことからできたともいわれる。

運動というようにこの漢字には継続して動き回る

という意味があり、そこから運命や運勢は巡り

回ってくるものとして「運」の字が使われるよう

になった。

松下幸之助さんが面接のときに必ず聞いていた

こと。

「あなたはついてると思いますか?」

「はい」と答えた人は採用だったという。

何故なら、自分はついているということは

周りの人に感謝できる人だから。

誰かのせいにするのではなく誰かのおかげという

考え方が身に付いているから。

そんな人と関わると周りをも幸せになるから。

1,400兆分の1の確率をくぐり抜けて僕たちは

この世に生まれてきた。

宝くじが100万回連続当たるのと同じくらいの

確率。これだけでもすごいのに

1,400兆分の1の確率をくぐり抜けててきた猛者

たちと自分は何人も何人も出逢うことができて

いる。それに加えて素敵な場所、本とも出合い

今日も生かされている。感謝の気持ちでいっぱい

だ。高校1年生で充電期間に入ったとき、毎日

死ぬことばかり考えていた。

生きている意味なんてない。

迷惑ばかりかけている。

楽になりたい。

そんなことを思っていた自分すら受け入れ、

認めてくれ、生かしてくれている。

有難い。

有ることが難しいことばかり起こっている。

無いものに目を向ければ不満が口を付くが、

有るものに目を向ければ感謝の気持ちが生まれる。

どこを見るか。そしてどこから見るかが変われば

人生は変わる。

見方が変われば味方も変わる。

「う」編はこれにて完結!

明日から「え」編です。

#流しの国語辞典
#流しのがっこう
#流しの国語教師

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