流しの国語辞典「餌」編
食器に食べ物を盛り、それにふたをした象形、
「食べ物」と「耳」の象形から、耳たぶのように
柔らかい食品「だんご」を意味する「餌」という
漢字ができた。
その後、動物のエサという意味も付け加えられた。
英語ではbait(ベイト)
ベイトリール派の僕には馴染みのある言葉。
奈良のシカのエサは固いからエサとは呼べない?
餌の意味は動物自らが獲得する食料のこと。
ペットや家畜の食べ物はエサではなくて食事?
また、餌は食べ物全般のことも指す。
ということは全ての食べ物が餌ということになる。
人が食べているのも餌?迷路みたい。
食餌(しょくじ)
病気を治す材料とみた食べ物。食餌療法。
薬餌(やくじ)
薬と食べ物。単に薬のこと。薬餌療法。
食は人を良くすると書くし、医食同源という
考え方もある。
何をどのようにして食べるのか。
日本人が大切にしてきた「いただきます」
「ごちそうさま」の持つ本来の意味。
「たなつもの 百(もも)の木草も天照らす
日の大神の 恵み得てこそ いただきます」
たなつもの=五穀
百の木草=全ての植物
「朝宵に 物食うごとに 豊受けの 神の恵みを
思え 世の人 ごちそうさま」
手を合わす対象が分かると意識も変わってくるのでは?
神と人を繋ぐものを「はし」といい、
「箸」は神の恵みである食べ物と人を繋ぐもの。
神社に橋がかかっているのも納得。
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