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流しの国語辞典「嫌」編

「両手をしなやかに重ねひざまずく女性」の

象形と「並んで植えられている稲と手の象形」

(並んだ稲を合わせて手に掴む様子から、「兼ねる」の意味)

となり、心が2つのことにまたがって安らかでな

いことを「嫌う」「疑う」、「紛らわしい」の

意味に。

2本の縦棒が、実のたわわに実った稲穂を表し、

カタカナの「ヨ」の字に似た部分が人の手を

表している。

日本語は大和言葉と称されるものも含め、
 
「漢字を素材として、日本人自身が作った言語」

で、「いや」は悒はイと読み、「憂鬱な、うっと

うしい、気の重い」を意味し、怏はヤンと読み、

「不快である、不満である」ことを意味する。

「いや、違います」、「いや、そうではありま

せん」のイヤは異呀で、「違います」の意味。

異はイと読み「違う」の意味、呀はヤで語尾に付

く単なる語気助詞。

更に、「いやというほど味わった」、「いやに威

勢がいい」のような表現もあるが、己はイと読み

「満足に、充分に、過分に」の意味で、漾はヤン

と読み「充満して、充足して、充分に」の意味。

イヤは、己漾のことで「過分なほどに充分に」

の意味。

嫌よ嫌よも好きのうち

食べず嫌い

負けず嫌い

大学のときの先生は「人生つまみ食い。食わず

嫌いはもったいない」と言い続けていた。

口に入れて不味ければ吐き出せばいい。

美味しければもっと食べればいい。

まずは行動。行動に勝るステップなし、と。

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#流しのがっこう
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